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小学校のある風景

一昔前の街(町)とは、事務所ビルがあり、商店があり、交番があり、人々が沢山行き来し、時にお祭りがあり、そして学校や図書館や本屋があるものでした。

都心は、徐々にその経済合理性から高層ビルが立ち並び、無機質なビル群に変わってきてしまいました。
等価交換の名のもとに、小さな建物が吸収され、消えてしまいました。

それでも小学校を聖域として、厳然と存在し、校庭があり、青空が教室から見え、都会のオアシスの役目を果たしています。
何年経っても卒業生は母校を心の拠り所として、故郷を持たない都会っ子にとって大事な思い出の場所です。

最近、大きな高層ビルの中に小学校を組み込む計画を聞きます。
寂しい限りです。
大きな事務所ビルやマンションの建物の一角に組み込まれた学校が何年か経って母校として懐かしむことができるでしょうか?
教室から広々とした青空を眺めることができるでしょうか?
思い切り大きな声で運動会の応援ができるでしょうか?
盆踊りができるでしょうか?

せめて小学校は、経済合理性の追求から距離を置いてもらいたいと思います。
大震災の起きた時、小学校は避難者を大いに助けることで恩返しをしてくれるのではないでしょうか?

小学校のある風景が都会には必要です。


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