#1年でBリーグ全アリーナ制覇の旅 旅行記 金沢編(31/54:アイデア生産型バラエティ)
はじめに
どうも。体調不良で有給を使うとなんとなく損した気分になるはおーです。
会社休む時間は同じなんだけどね。やっぱりその分を旅行とかに使いたい。
今回は地方跨ぎ3連闘ファイナル、1/8(日)の金沢武士団観戦旅行記になります。Bリーグに明るい皆さんならご存じかとは思いますが、「武士団」は「サムライズ」と読みます。
本企画初の北陸。観戦は勿論、歴史のある街並みと冬の日本海グルメも楽しみにしながら伺ったのですが、全て想像以上のものが待っていました。
旅の記録・金沢編
茶器とか買ってみたい時期もあった
前日に京都入りしていたため、この日は京都から金沢へ特急サンダーバードで移動。
関西と北陸を繋ぐ特急ですが、自分は関東民の為、この特急に乗る機会はそうそうないので、ちょっとだけワクワクする時間に。
あっという間に金沢駅に到着しました。
駅を出てすぐに、名所の鼓門がお出迎え。
金沢市内はバスの交通網がかなり発達しているので、観光などの移動は基本的にバスで行います。
という訳で金沢城の前に到着。
金沢と言えば加賀藩、つまり前田氏のイメージが強いですが、この城は佐久間盛政が築城したものになります。鬼玄蕃のあだ名でお馴染みですね。
今回は金沢城内を散策せず、すぐ近くの兼六園へ。
日本三大庭園に数えられており、この写真の左側にもある雪吊が名物ですね。
雪が全然ないタイミングでの訪問でしたが、積もったタイミングで行くとまた風情が違うんだろうなあ。
敷地内にはお茶とあんころ餅が食べられる茶屋もあり、それらをいただきながら眺める庭園は最高。
日本ならではの休日の過ごし方ですねえ。"雅(みやび)"ってやつだ。
兼六園はちょっとした山の上にあるので、このように金沢の街並みを眺める事もできます。
ただこの方角は恐らく市街地ではなく住宅街の方だ。
こうして見ると一軒家めちゃくちゃ多いですね。
戦国が意外と開かれた文化である事は歴史が証明している
金沢駅を経由し、バスで今回の目的地である金沢市総合体育館へ向かいました。
1985年竣工のアリーナで、立地としては住宅街のど真ん中にあります。
市民の運動施設としての役割が大半ですが、Vリーグの開催など、Bリーグ以外の屋内競技興行にもしっかり活用されています。
ちなみにGoogleレビューに目を通してみたら、ジム利用料がかなりお安いらしいです。地元在住の方は是非ご活用ください。
入場口にある篝火風装飾。
武士団は名前のように戦国時代モチーフのものが多く、チアの衣装も和装、ハリセンに書かれている文字も筆で書かれたようなフォントのものがあったりします。
という訳で観戦。この日の対戦相手は岩手です。
築40年ではあるものの、最近工事が入ったので中は結構綺麗です。その影響で何気にLED照明だったり。
ただ座席は所謂普通の体育館的な作り。少し硬さを感じます。
とは言え1階の雛壇部分はレザー?っぽい生地で作られているので、2階より座りやすさはあると思います。
あと2階席の位置は結構特徴的。
上の写真は2階最前席からのものなんですが、こんな感じでものすごく低い位置にあります。伝わるかな?
なので、距離は流石に多少感じるものの、通常のアリーナより2階席でも低い位置から観戦する事ができる為、迫力を多少感じる事ができます。
低い位置と言っても視界を遮るものが特段ある訳ではないので不満なし。
このアングルは金沢市総特有のものだと思います。
先述の通り、このアリーナはLED照明に変わった影響もあり、ローコストで暗転演出も可能に。
スポットライトの数が多くないので暗転時はかなり暗さが目立ちますが、それがかえって選手入場時の雰囲気をクールに創り上げています。
試合は49-98で岩手の勝利。
岩手の強さがとにかく目立った試合でした。
圧巻だったのは2Q。金沢が比較的タフな状況でもシュートまでは持っていく事が多い事もあり、岩手が「1v1で打たせてもOK、フリーの選手だけは作らない」というディフェンスを徹底。
逆に岩手がタフショットを殆ど沈めていった結果、このQ5-29と圧巻のスコアを残しました。
後半はお互いガベージタイムのような様相を呈していましたが、その時間であっても岩手が圧倒……というより金沢の心が折れてしまったような展開が試合終了まで続いていました。
岩手で特に圧倒的だったのはインサイドのダマ。元々金沢はインサイドに強みを持っているチームではないとはいえ、2P11/13と高い確率でペイントエリアを圧倒。このインサイドの差が試合の決定打になったような印象は受けました。
金沢は2P試投29に対して3P試投30と外の勝負に出たものの、成功したのは5本と低調。
個人としては20得点を記録したアンティボと、7得点4アシストを記録した奥田はお互い30分以上出場している事も含めハッスルが目立っておりました。
少しだけ残念だったのが、後半のガベージのような時間にアピールできた若手が金沢にいなかった事。難しいメンタルの中での後半戦とは言え、ここで存在感を見せる選手がいれば、個人にとってもチームにとっても将来に繋がるんだけどなあ……と思いながら見ていました。
金沢は選手退場時、コートを1周するのではなく、ベンチ向かいに設置されたレッドカーペットの上を歩いて選手が退場していきます。
レッドカーペットの周りには座席がなく、どの座席に座っている人も近付く事が可能です。
この時はまだコロナ禍だったのでハイタッチなどは流石にできませんでしたが、その中でも可能な範囲で全観客へファンサービスを行おうという姿勢が垣間見えました。
この辺から体重が数キロ増え始めた
試合終了後はバスで再び市街地へ。
長町武家屋敷跡という、江戸時代の武家屋敷が残る観光地です。
壁にかけられているこも掛けも、先述の雪吊同様に金沢の冬の名物として知られています。
実はまだお昼を食べていなかったので、晩酌の前にたまたま見つけたラーメン屋へ。伊乃心というお店です。
濃厚煮干豚骨ラーメンのお店なんですが、写真の通り紫たまねぎやかいわれなどの薬味が沢山入った食感も楽しいラーメン。
勿論味も豚骨ベースながら煮干の強烈な旨味を感じられ、それでいて、しょっぱいという訳ではなくちゃんと美味い。ふらっと入った割には最高レベルのラーメン屋に当たる事ができました。
この後は本番となる晩酌。魚吟へ入る事にしました。
写真は日本海が誇る高級魚・のどぐろ。制覇旅の道中でどこかで食べておきたかったのですが、金沢でいただくことにしました。
のどぐろって魚の中でもかなり脂の乗っている種類なんですが、その脂が全くしつこくなく、言わばジューシーな味。かぼすやわさびなどの調味料と合わせると脂のキレも良くなって更に美味しい。
お酒は勿論日本酒。ちょっと酒の味が強いくらいが、のどぐろにはよく合う。
いい感じにほろ酔いになったところで、金沢遠征終了……と言いたいところですが、店を出た後に金沢に縁のある友人と電話をしたところ、「この時期の金沢なら香箱ガニは食べた?」との質問が。
香箱ガニ?どういうものかわからないけど食べてないな。
という訳で3軒目突入。ごいし奴2へ。
これが香箱ガニか。通常よりも小さめのカニなんですね。
身は普通のカニと比べても遜色ないくらい旨味があって美味しい。
カニは味もそうですけど、口の中で身が解けるような食感もいいですよね。
そして何より美味しかったのは身の後ろに隠されたオレンジ色の卵!
これがシャキシャキとしていて味も濃厚でとっても美味しい!なるほどこれは確かに金沢へ来たら食べておくべき食材ですね。唯一無二の美味しさです。
金沢グルメも十分なくらい堪能したところで、深夜バスのお時間。
ライトアップされた鼓門に見送られながら、帰路へつきました。
あとがきとおまけの1枚
金沢は初訪問でした。
ホームゲームの規模は決して大きくないですが、その中でもなるべくプロバスケットボールの雰囲気を損なわないようにしよう、というフロントの努力を感じました。
それは装飾1つとってもそうですし、グッズも種類をそこそこ備えていたり、先述の試合終了後のファンサなどもそう。興行をどうするか考えるという部分については高く評価したいな、と思います。
また、金沢に関しては周りの環境や協力者の方々による力添えの大きさを感じました。
1つだけびっくりした例をあげると、後援会が出している売店ブース。ドリンクとお菓子がそれぞれ100円で売られていたんですよ。100円って凄くないですか。普通に自販機で買うのよりアリーナの中で買った方が安いって物凄くレアケースですよ。
アリーナのLED照明が活用できる環境にある事などもそうですし、こうした周囲の協力や恩恵というものを上手く興行に落とし込んでいるという、そんな雰囲気の良さを感じるホームゲームでした。
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