私が感じた「ワーホリ」差別①
どうも、ニュージーランド滞在中のKANAです。
ながらくnoteから離れ、現実の世界で苦悩しておりました。
コロナの影響で約2カ月引きこもり生活を経験し、その後徐々に普通の生活に戻っていったなかで、私のニュージーランドでのワーホリ生活が残り2カ月を切ってしまいました。
私は現在ニュージーランドのオークランドで事務の仕事をしています。
オーストラリアでは1年間日本食レストランで接客業をしていました。(いわゆるホスピタリティジョブ。)その1年間ではいろいろな劣等感にかられ、「なんで大手企業を辞めてまで海外に来て、安月給でホスピタリティしているんだろう」なんで毎日考えていました。ホスピタリティジョブをバカにしているわけでなく、私が培った大学で学んだ知識を全く活かせていないこと、海外に来てまで日本食レストランで日本人と一緒に日本語環境で働いていること、給料が安いことなどが私のプライドを傷つけていたのです。
こうなってしまったのも自分のせいですが、オーストラリアのメルボルンではコネクションもなく自分の勉強・経験した知識を活かせる会社に入ることは「ワーホリ」には厳しかったのです。
日本食レストランで働き生計をたてつつ、レジュメ(履歴書)を現地(エンジニアの)エージェントに届けたり、SEEKなどのローカル(オーストラリア人)も利用する就活サイトももちろん試しましたが全然だめ。ほぼ返事なし。
一度ローカルのれレストランではありますが、レジュメを送ったところ、珍しく連絡が返ってきたので面接に行ったことがあります。
その面接はグループ面接と言われていたため、緊張しながらも会場に向かうと、ネイティブ(英語ペラペラな人)ばかり。みんな面接まで談笑していました。
「絶対無理ー」っとネガティブに思いながら待ち、ついに面接官がきてグループ面接へ。
一人一人自己紹介しろとのこと。
私の番は真ん中くらいでした。ほかの人の自己紹介に予想通り圧倒されました。
自己PR、過去の経験等をペラペラと英語で説明していく他の人たち。一応何を言っているかわかるくらいの英語力はあります。しかしこんなことになると思っていなかったので、私の頭はフル回転で何を言おうか考えていました。
そして自分の番がきて、
「私の名前はKANAです。出身は日本で~」
とたった2行分の話しただけで話を中断させられ、
「あなたのビザはなに?」
と聞かれました。
「ワーホリです。」
と答えると、
「ワーホリは募集していないんだよね。このビルの1階にテイクアウトのお寿司屋さんあるよ。(底応募したら?)じゃあもう帰っていいよ。」
と言われて面接終了。
キーポイントはこれ、グループ面接。
私は訳10名くらいいる面接会場をこんな屈辱的な形で途中退場。
帰りは涙をこらえながら、友達と彼氏に電話し心を落ち着かせる。
そんなことでも心折れ、結果的に1年間日本食レストランで働きました。
「ワーホリ」ってオーストラリアでしっかり就活するには全く役立たずのビザだなと思いました。きっとコネクションや運やタイミング次第なところもあるけど、大きい企業はビザで履歴書すら見てくれません。
まあそうですよね。ワーホリを始める前にその希望が高すぎた。。。
ワーホリに来てみてやっとわかったことでもあるので、一応収穫ではあるな。(笑)
実際、ホスピタリティジョブって体力がいるし、大変。私には向いてないと思い、絶対にニュージーランドでは違う仕事をするぞと意気込んで、結局現在は日経企業ではあるもののオフィスで働かせてもらっています。
それでもね、つきまとうのは「ワーホリ」差別。
つづく。