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「上手くなる方法と強くなる方法〜石川善樹氏×森内俊之氏〜」によせて

創作のための祭典「note CREATOR FESTIVAL」、
上手くなる方法と強くなる方法(石川善樹氏 × 森内俊之氏)」

圧倒的でした。
自分の能力を上げる方法についてのお話です。

私はこれを、クリエイターや勝負する人だけでなく
全ての人の万能薬だと思います。
かなりの特効薬です。

こんなことを知りたいと
ずっと思っていた気がします。
たとえば、こんなことです。

●勝った人が強いと結果で判断するしかない。強いとは?読みが深い、大局観がいい、直感力が優れている、持久戦に優れているなど根性、体力など総合的なもの(森内)

●クリエイティブな人は全体を俯瞰して見ながらものすごくディティールを見る。ピクチャとディティールの往復(石川)

●個性が出なくなったら、みんな同じなので指す意味もない(森内)

●AIの戦いに感情移入できない、個性とかストーリーを感じにくい(石川)

●個性を出そうと思うと、もしかしたら強くないこともやらなければいけないこともあるんじゃないか(石川)

石川善樹さん(予防医学研究者) × 森内俊之さん(棋士)


「上手くない」「強くない」
ということが私は嫌いではないけれど
どんなときであっても
「上手くなる」「強くなる」ということは
人を惹きつけてやまないものでもあります。

石川さんと森内さんのセッションを3回視聴したあと、
日常のなかで何かを思うとき
何度もお二人の話を反芻しています。

動画の時代、
視聴することは「文字を読む」より簡単になったけれど
この動画は石川さん森内さんがどう言っていたか
確認しておきたいと思いレポートにまとめました。

「医学博士さん、棋士さんはクリエイターと関係があるの?」と
一見不思議だったけれど、
まさに「クリエイティブに最も大切なこと」を
学ぶコンテンツでした。

これは、大人も子供も自分自身が主人公となって
クリエイティブなことに挑戦し人と繋がるための
物語をはじめるためのお話だったと私は思っています。

棋士 森内俊之さんは本当に強いです。
将棋の世界のみならず
趣味の「バックギャモン」というゲームで
世界4位だそうです。

やるときは世界一になりたいと思いますし(森内)

勝負についてとても穏やかに
冷静かつ礼儀を尽くした言葉で深くお話しされるのですが
私をこんなにも熱中させたのは
棋士 森内俊之さんと医学博士 石川善樹さんの研究と
noteのテーマである「クリエイティブ」との掛け合わせです。

自身やライバルについて客観視&深堀りし
最近の脳の研究とプロの世界の事実関係を併せ
プロと趣味の違い、
どこまで突き詰めるか、
伸び悩み、飽きた時は何がいけないか、
スペシャリストとオールラウンダーはどちらが有利か、
上手くなる強くなるには、
といったことが学べます。

異世界のプロの話が日常に置き換わり
自分ごとのように吸収されていく様子は
圧巻でした。

上手くなること強くなることは
こんなにもシンプルで、
こんなにも大胆にみるみる
世界の見え方が変わってしまうものなのだ、
ということが面白かったです。

過去に見てきたもの、聞いたこと
全部が含まれて検証する機会となったから
このセッションは今まで見たどんな動画より
いちばん好きです。

森内さんの本気。
石川さんの本気。

どちらも深く圧倒される世界だけど
石川さんの非日常から日常へ引き戻す反転が見事で
「上手くなりたい」「強くなりたい」という思いに
おそらく誰もが感じる
「上手くならない」「強くならない」
という不安や迷い、静かな絶望が
石川さんと森内さんの心持ちを聞くだけで
解消されたような気持ちになって
ワクワクします。

不思議とどの言葉を聞いても
なつかしい気持ち
過去にさかのぼって確認する気持ちで
胸が一杯になってしまいます。

私にとっては絵本作家、ぬいぐるみ作家、
お菓子職人、バルーンフラワー、
難病だった兄の本出版などが
途中で止めてしまったもので
これからも99.9%ないだろうぶんだけ
せつなくも美しい思い出です。

趣味でもやるからには世界一を目指す森内さん。
趣味で始めたお茶を深く極める石川さん。

深く突き詰める人は何事も深いということを
あっさり思い知らされながらも
プロの悩みと自分の日常が一緒に練られ
自分の中にとびこんでくる感覚も好きです。

私のような凡人だけでなく
優秀な人もそりゃあ一定のところで
不安や迷いがあるのだなあと。
だから親近感を抱かずにはいられません。

森内さんは穏やかでチャーミングだけれど強く、
石川さんはクールなイケメンさんで
ふだん難解な論文を書かれているのだと思うけれど
予防医学者さんということもあってかとても安心できて
心が温かく栄養のあるもので満たされる気がします。

石川さんの予防医学者としての研究、
森内さんの棋士さんの世界、
加藤さんのクリエイティブな世界、
どれもリアルにわかるような
ディティールまで知れるようで
微妙にずれているような違いが面白く、
極めるということの深さ、かるいかなしみ、

──やりたいことができるのなら
今いるところにはいない──
ということを思い出します。

過去があるから
今どう生きるのかに意味があるのだし
今を新しく変えることも
今を続けることも
また意味があるのだと思います。

また、石川さんが
普通はそこそこでいいと思ってしまうと言っていたけれど
何かの世界でいちばんを目指すことは
たとえば姫がお城に行って末長く幸せになるというのとは
全然違うのだと思います。

いちばんになることが
いちばんでは決してない、
ということもありそうだということを
このセッションで全ての人が
考えるきっかけになるのではないかということに
とても広がりあるセッションだったことに
とても感動します。

終わりは
石川さんと森内さんの
お互い学んだことで締めくくられます。

●どうせやるなら世界初、世界一を目指す
●楽しんでやる、夢中になるもの見つけるってのは大事
(石川)

●勝ち負けのフィードバックを受ける
●感想戦をする
(森内)

このセッションを見た日から今日まで
どの世界でいちばんを目指すのか
どのようなことなら楽しんでやれるのか
改めて考えることになりました。

私は尊敬する人の応援者でありたいけれど
それを叶えるための手法は
言葉でもデザインでも絵でも何でも良くて、
誰を応援するのか
出来るのかもわからないけれど
兎に角いまは全力で目の前にあるお仕事を
明日からやりたいと思います。

ということで
石川さん、森内さんのお二人が、
最善手を模索しあった「上手くなる方法と強くなる方法」のセッション、
お二人に心からの拍手喝采を送らせていただきたいです🎊👏

森内俊之さんは、王道の強者。
石川善樹さんは、主体と客体の区別がつかなくなるような
やさしい研究者さん。
お二人は、ほんとうに不思議でおもしろい気持ちになる
心の師匠のような存在になりました。

*

素敵な企画を本当にありがとうございます。
「つくるとつながる」
私もnoteをつかって、つくって、つながりたいです。

*

動画はこちらから↓↓↓

note CREATOR FESTIVAL『上手くなる・強くなる』
予防医学者 石川善樹氏 × 棋士 森内俊之氏+ note代表 加藤貞顕氏


まとめレポートはこちらから↓↓↓

上手くなる方法と強くなる方法


noteフェス アーカイブはこちらから↓↓↓

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