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Sequel -8

A sequel to the story。後日談。これまでに書いたNoteの後日談もろもろ。過去Note記事は、文中クリックで読めます。今回は、二回目の配信の話、関連して人探しの記事の話と亡くなった夫の教え子の話。

軽妙洒脱

タイトル。けいみょうしゃだつとは。会話や文章が洒落て洗練されていること。「軽妙」は軽やかで洗練されていることを表す。「洒脱」はあか抜けていて爽やかであること。

願わくはそうでありたかった……今回も反省満載(私的に)の2回目の配信でした。視聴してくださった皆様、こちらでコメントを下さった方、ありがとうございました。

がんばりました。前回は台本というか、進行を大まかに書き出したもの(友人作成)があったけれど、今回は雑談。フリートーク。ホストである友人の進行に助けられ、また緊張してたから、私はがぶがぶワインを飲みながらの配信でした。くっ。ちなみに白、シャルドネでした。うまし。ちなみに前回の配信反省文はこちら。 

どうにもこうにも慣れない。緊張をごまかすために、もともとの早口がさらに早口になる駄目BBA。でも自分的にはほんのちょっぴり上達(?)した気がします。それに比べてすでに4回の生配信を経験している友人は、前口上からシメの挨拶まですっかりこなれていて、すごいなぁと。私なぞ、あわあわしているうちに90分が終了していたよ。

今回は日常びっくりネタ、銃の話、退職したらどうする?年金とか(アリエルさん、ご質問、ありがとうございます!)といった話から、職場・オフィスでの男女の違いの話、プロポーズの話、とランダムな話題で話しました。配信を見てくださった方々が楽しんでいただけたり、将来、海外に行こうなんて若人が見て何かの参考になればいいなぁと思います。

今回はね!部屋が!明るい!!わたし!(えっへん)前回は電球の切れていた部屋も電球を変え、それだけで誇らしげだった私ですけれども、相変わらず、手の動きがくねくねしていて落ちつきがなく、いかんせん、声がバカっぽい上に、ぎゃぁ!とか、ひゃぁ!とかやかましいんじゃ!と自分でツッコミをいれておきました。すいませんね。落ち着きがなくて。

因みに、ここの記事でも私はよく、くっ、とか、ぎゃぁ!とか、ひどい!って書きますけど、これ、普通に口にしてますからね(なので夫アルゴの日本語練習に向いていない)

この配信。実は最初は、「アメリカのいいところ、悪いところ」「アメリカの好きなところ、嫌いなところ」とか「アメリカの闇」みたいな案があったのですが、友人が「いいとこ、悪いところというとJudgemental(判断・独断的)だし、好きなところ、嫌いなところって書くとまぁ、私たちの好きとか嫌いとかどうでもいいじゃん?(笑)」との指摘。なるほどなぁと思った。

私は阿呆なのでタイトルだとかあまり深く考えないのだけど、流石、企業などで異文化やコミュニケーションの講師をしたりする友人。彼女は、俯瞰的に物事をみることができる人だと私は思う。そして、それを冷静に自己分析して言葉にできる人。すごいなぁと思う(語彙よ……)。

それは、直観的で、ともすれば物事の見えているところにしか目の行かない、感情的すぎる自分にReflect(反射)して、もっと物事をゆっくり、ゆったり考えられるようにならねばなぁと思う今日この頃です。

因みに、夫アルゴは配信を見て「ふむふむ、君のインタビューはなかなかよかったよ」などと、え、アンタ、私の上司かなんかなの?というようなことを言っていました。

アーカイブが友人のチャンネルに残るので、よろしければご視聴ください。ちなみに他のインタビューは、マルタ島、イタリア、ブラジル、に在住している日本人女性たちのもので、とても面白いです。

そんな友人ともちゃんが、この配信についてのブログを書いています↓


上下一心

そもそもこの生配信。実はこれ、人探しの記事と関連している。PINしてあるNote記事にある、人探しに協力している友人、というのがこの配信をホストしている友人ともちゃん。

こちらでも沢山の人に記事を読んでいただき、具体的なアイデアを沢山いただき、心から感謝しております。いただいたコメントを参考に、報道関係や何かそいうったことにツテのある知人などに話を打診したりしている最中でもある。

なるほどテレビやニュースか、というところから、なんならYoutubeでも配信して探してみる?という話が持ち上がったのがこの配信の始まり。日本人とブラックの恋愛や結婚について。ゲスト、人探し当人であるジョンさん、そして我ら。私と夫アルゴ。

ブラックであるジョンさん。彼との付き合いを反対される、といった彼の初恋の人。異国に一人にさせること、彼女の幸せを考えて、プロポーズを断念したジョンさんからの意見と。

実際に、人種の違いが理由で絶縁され、それでも結婚した私たち。結婚観、結婚した理由や、人種が理由についてどう思うか、など。そんなことを話して動画にしようか?という企画があったわけです。

んが。只今、当人であるジョンさんはお仕事で欧州におり、夫アルゴもちょっとお仕事・学校で忙しい。というわけで、んじゃま、我々だけでやってみるか!みたいな流れで最初の配信を行ったのです。で、まぁそこからは、友人の行動力ッ!!ちゃっちゃとそれをシリーズ化しているというね。すごいな!ジョンさんとアルゴの状況が落ち着いて、時間ができたらやろうね、とは話しているので、できるといいな、と思っている今日この頃。

で、肝心の人探しだけれど。今のところは、これといった成果は無いですが、引き続き、情報募集しつつ、地道に続けていこうと思っています。で、タイトル。

上下一心 【しょうかいっしん(じょうげいっしん)】
地位や身分にこだわらず、目的を果たすために団結すること。
全ての人が団結して取り組めば、どんな困難も乗り越えることができるという教え。

消息盈虚

配信でも少し話したのですけれど。亡くなった夫アルゴの生徒さんの話

まずは。本当に沢山の優しいお言葉をありがとうございました。私が夫アルゴの感情に振り回され、でもどうしていいかわからない、でも落ちている、というような状況でしたのでいただいたコメントの一つ、一つに励まされ、救われました。

また、いただいたコメントのすべてを夫アルゴに伝えたところ、「みんなぁ、やさしい、ありがとぉぉぉ(泣)ネットのともだちのひと、ありがとぉぉ」と日本語で申しておりました。

事件から1週間が経過し、夫アルゴも学校も少しづつ、落ち着きつつあるようです。夫アルゴは、生徒が亡くなった事実だけでも悲しいのに、自分より経験の長い教師たちに「子供たちの前で泣くな。プロであれ」的なことを言われることがしんどく、理解できず、苛立っていたようです。

残された生徒たちも(そもそも情緒不安定の生徒たちのクラスで)落ち着かないために、暴れたり、酷い反抗をしたり、と通常の授業が行えないくらいに荒れていたらしく。結局、アルゴは生徒たちを抱きしめ、一緒に泣くことを選んだようです。

「俺は間違ってない。ここで我慢するんじゃなく、子供たちと悲しみを共有して、一緒に前を向いていくしかないんだし。実際、子供たちも俺が彼らを想う気持ちをきちんと理解し、Respectしてくれている。俺は悲しいんだよ、あの子はMy Little Dudeだったし、生徒たちはみんなそれを知ってる。だから嘘はつかないし、無理に大人ぶったり、教師面しない」というような結論に至ったようで。そうすることで、少しづつだけれど、生徒たちと歩調を合わせて、一緒に落ち着いてきているようです。

配信でも触れましたが、お葬式の費用がないお母さんは、募金サイトで募金を募り、あっという間に目標額に達したので(善意の人が、どかんと大きい額を寄付したのが最大要因)おそらく、お葬式は今週中に行われると思われます。私も参列する予定です。生徒さんとご遺族へのサポートというのはもちろん、おそらく取り乱すであろうアルゴの横にいるために。

夫アルゴは地域の青少年センターのような所でも働いており、そこで盗難車に同乗していた他の子供たちの親、なる人に偶然、出会って色々な話をした、と言っていました。その親御さんも憔悴していて、亡くなった生徒さん、そのお母さんへの謝罪の言葉、やりきれない気持ちを何度も語っていたそうです。

5人の同乗者たちはまだ拘留中で裁判などの手続きもまだ未定のようですが、盗難車を運転する最中の動画がネットに出て(おそらく同乗していた子供が別の人に送ったり、動画をネットに張ったのだと思われ)その動画で、亡くなった生徒は車が盗難車であることを知らなかったこと、それで車からおろせ、車を止めろ、今すぐこんなことはやめろ、などと何度も言うビデオが出たため、私たちはまた泣いたのですが、それまでは、悪い子供たちのしでかした事件という流れが変わったのと。現在は、警察の追跡行動に問題がなかったか(パトカーからの映像もニュースに出て、過剰な追跡ではないか?という疑問が沢山、よせられた模様)そんなことも調査中だと報道されています。

タイトルは、 消息盈虚 【しょうそくえいきょ】
移ろいゆく時間の流れ。生と死や盛衰が繰り返し変化しつづけていくこと。時の移り変わり。

最初に記事を書いた時にも記しているけれど、夫アルゴは教師として、残された生徒は学生しての毎日は続くわけで。絶えず流れ続ける時間の流れの中で、一人、一人の心が癒えればいいと思うし。いつか、本当の意味で落ち着いた時に、私もアルゴにThings Happening for Reasons と言えるのかもしれません。

昨年の友人の拳銃自殺から、2月のおじの突然死、そしてこの生徒さんの死。流れる時は止められず、生きる・生かされている私たちという存在はその絶対的な自然の摂理に打ちのめされてしまうのだけど。そういったことをきちんと受け止めて前に進んでいきたいなぁなどと思うのである。


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