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ヨーロッパの干ばつで見た!不思議な光景

フランスを含むヨーロッパでは、歴史的な乾季となりました。

私の住む、ノルマンディー地方では、8月12日から、自宅や洗車場での洗車が禁止されています。

違反すると、最高で1.500ユーロ(約20万円)の罰金が科せられます。

飲料水供給を確保するために、制限措置が強化されたのです。



干ばつで現れたミステリー



今回の干ばつで、ヨーロッパのいたる所で、現れたミステリーな光景を見ましたか?

例えば、スペイン中部カセレス県にあるバルデカナス貯水池が、過去最低になったために、ストーンヘンジが浮上したのです!



「ドルメン・オブ・グアダルペラル」と呼ばれるこの巨石群は、”スペインのストーンヘンジ”と呼ばれ、1963年のダム建設で、水没してしまった巨石は、紀元前5000年頃のものと考えられています。

考古学者たちはこの機会を利用して、研究を進めているとのこと。



干ばつで浮上すると怖い”飢餓の石”



エルベ川、ドナウ川、ライン川、そしてモーゼル川の “飢餓の石”をご存知ですか?

先祖代々、干ばつによる危険を住民に知らせるための「ハンガーシュタイン(ドイツ語で飢餓の石)」が、再び見られるようになったのです。

15世紀頃から、最も深刻な干ばつになると記録された巨石で、川の至るところに存在する水文学的な目印です。

この「石」がたくさん見られるようになった場合は、注意が必要なのです。


例えば、石に「私を見たら泣いてください」と刻まれています。

過去の飢饉の記憶を刻んでいる”不吉な石”は、見たくない石ですね。



水力ダムに飲み込まれた村



ウェールズでは、1880年代に貯水池が作られた際、北西約2マイル(3.2km)にあった、Llanwddynの村が水没してしまいました。

ところが、この干ばつで、8月初旬にLlanwddyn村(もはや実在しない)が浮上したのです。


ヨーロッパでは、今まで見ることのできなかったミステリーな光景が、

乾季の影響をうけ、至るところで浮上しています。


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