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梅雨時期の身体の不調に対する生薬

天気が悪くて湿気の多い梅雨時期は、身体が重く感じ不調もでてきやすくなります。そんな時に使える生薬に「白朮」と「茯苓」があります。

白朮については、主に脾胃(ひい)に作用し、水分代謝を調整するとされています。脾胃は漢方医学において消化・吸収を司る臓器であり、湿気がこもることによる胃腸の不調を緩和すると考えられています。また、白朮には免疫力を高める効果もあるとされています。

茯苓は、主に腎臓と膀胱に作用するとされています。腎臓は体内の水分の代謝を調整する役割を持っており、茯苓は利尿作用によって体内の余分な水分を排出する助けとなると考えられています。さらに、茯苓には安定した気持ちを促す効果があるとされています。

したがって、白朮と茯苓は梅雨時期における身体の不調、特に湿気による胃腸の不快感やむくみに対して有効であるとされています。ただし、個人によって体質や症状が異なるため、漢方薬は適切な処方を受けることが重要です。自己判断や漢方薬の乱用は避け、専門の医師や薬剤師、登録販売員に相談して適切な処方を受けるようにしてください。

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