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「マザレスお嬢」(母親と早期死別した女性の会)って何?①

私が主宰している会「マザレスお嬢」を紹介します。
自分が10代、20代やそれ以前に実母と死別した女性の会です。20代から50代の女性が集まっています(現在の年齢は問いません)。

お互いに、母を失った悲しみ、母親がいない事で生じた困難や苦労を語り合い、聴き合っています。主に妊娠、出産、子育てを実母のサポート無しに、アドバイス無しに乗り越えてきた苦労話が多いです。20代の方たちは、将来の不安を先輩たちに訊いて、不安を解消しています。

グリーフケア (大切な人との死別を経験した人のケア)のピア・カウンセリング(同じ経験をした仲間同士での気持ちの慰め合いや共有)です。一応、心理担当の専門家もいます。

一度でも参加した方はグループラインに参加できます。そこで役立つ情報を共有しています。

下記は、毎日新聞の記事から。(2018年5月10日)

この記事が分かりやすく説明してくれています。

私は27歳の時に母を亡くしました。2年間の闘病のエピソードはコチラ。

https://note.com/kamoty/n/n37d7df731784

母の葬儀の日は2月の曇天で、寒い強風が吹き荒れました。まるで母の無念を表しているかのような天気でした。

その時に私は次の4つの事を強く思いました。

命は有限。「いつか、やろう」なんて考えてはダメ。

母はやりたい事をやった人生だったのかしら?
→いや、恐らく違うだろう。私はやりたい事を見つけて、元気な内にやりたい。


家族は上の年代から順番に亡くなっていく。寂しいけど、減っていくのだ。
だから、新しい世代を作らなきゃ。
→私も結婚して、子どもが欲しい。


27歳で母を亡くしてもこれだけ辛いのだから、もっと若くして母を亡くした人の悲しみはいかばかりか?将来、そういった人の為の団体を作りたい。

そこで、まずは③に取り掛かりました。
27歳から婚活をして、29歳で結婚。30歳で1人目を、2人目を35歳で出産しました。
その2人目の子が大学入学を機に区切りがついたので、ようやく④の活動に着手しました。

最初は友人知人に「10代20代で、母親と死別した女性」を紹介してもらいました。かなり、広く声かけしても該当者はわずかでした。その方たちにお話を聞かせてもらううちに、以下の事に気付いたのです。

実母と死別した人は40歳未満では、とても少ない。友人に辛い状況を分かってもらえない。

結婚、出産、育児を実母に相談したかったが、出来なかった。

それらの辛い思いを語りたいが、語る場が無い。

私も自分が参加したくて、グリーフケア の団体を当たりました。
すると一口に「大切な人を亡くした」と言っても、配偶者を亡くした方、子どもを亡くした方、と参加者の立場はバラバラでした。
辛さは想像できますが、共感はしにくかったのを覚えています。

そこで、「母親を早くに亡くした女性」に特化した「語り合う場」を作ろうと思った訳です。

この後、朝日新聞、読売新聞、Yahooニュース等の記事で紹介されました。

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#居場所

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