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椎間板ヘルニアの捉え方。

西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【椎間板ヘルニア】 
 
 椎間板ヘルニアと一口で言っても、痛みの程度は様々です。礒谷公良先生の臨床例集のトップには、手術をしても取れない痛みで死ぬことさえ考えざるをえなかった方の壮絶な体験記があります。

 私はぎっくり腰の経験しかありませんが、腰の痛みは歩く事も座る事も出来ない辛さがありますよね。

 そもそも、礒谷式力学療法では追完場bヘルニアをどうとらえるかと言うと・・・

 ①左右股関節に角度差が生じる(今回の例ですと、自重以上の負荷、柔らかいベットによる股関節転移)

 ②股関節転移は=脚長差=骨盤の高低差です。

 ③骨盤の左右高低差の差が、その上の脊柱の左右への弯曲を作る

 ④脊柱の弯曲によりC字型に曲がった方の椎間板が横に飛び出す(C字なら向かって左側、ですから長い脚の反対側内なります)

 これに対して、左右の股関節角度を矯正により均等に戻し、骨盤が水平になれば飛び出た椎間板も元に戻る、というわけです。

 私の臨床経験でかなり重度だった例は・・・

 1、空手の稽古で先生を肩車してのスクワットでヘルニアになってしまい手術で一回は回復したものの1年後に手術をした背骨の上下2ヵ所でヘルニアが出てしまい困っていた方です。
 前回の手術でもかなり長期間会社をお休みしたので、もうお休みはしたくない、しかし、痛みは朝トイレに座る時に脳天に突き抜けるような痛みに襲われトイレが怖くて便秘になるほど、という状態の方。

 2、海外のホテルのベッドが非常に柔らかだったために腰痛になり、それを治そうとして筋トレに励んで状態が悪化してしまい、病院を受診した時には仙骨と腰椎5番、5番と4番、あと首の骨にも椎間板ヘルニアが発症していたという方。

 この2例は、見ていてお気の毒な痛がりようでした。
 お二人とも体育会系で我慢強い方なのにです。

 1の方の場合は、無理な負荷を腰に掛けてしまったために起こったものですが、ベースにあるのは左右の脚の股関節の角度差なのです。

 この角度差により左右の脚にかかる負荷に差が生じ、それによりさらに左右差が増大したことにより脚長差が大きくなり=骨盤の高低差が増大して脊柱の弯曲が大きくなってしまったわけです。

 2の方は、とても体の柔らかい方だったのが災いしてしまった例です。

 ヨガ、新体操、バレエやストレッチ系の健康法などをやられている方にも多く見られるのですが、柔らかいという事は良くない姿勢で座る習慣などで、簡単に悪い癖がついてしまうのです。

 柔らかい寝具で仰向けに寝ると、体の後ろ側で一番後ろに出ている骨盤が沈んでしまうために、その上の腰椎が後ろに丸まってしまい、さらに荷重が平均化しないので体にある左右差が増大するのです。(もとからの歪みで、体の右側に体重が掛かりやすいというような左右差が堅調になるわけです)

 どちらのケースも完治しましたが、それはご本人の努力の賜物でした。

 というのはずれた股関節、骨盤を戻すお手伝いは私に出来ますが、それを安定させる脚の筋肉のバランス回復、つまり筋トレの部分はご本人にしかできないからです。
 (礒谷式力学療法では、オリジナルの特殊なスクワットがこの筋トレにあたります)

 また、こうした重症化したケースでは、生活習慣もとても大切なので、椅子の座り方、歩き方などもしっかりと守ることにより結果が出る時間が全然違ってきます。

 よく患者様に言うのですが「生活において体を歪ませるようなマイナスが多ければ悪くなるし、体を整えるように生活をすれば体は良くなるのだから、常に足し算になるように生活をすれば治りは早いですよ」と。

 ですから、これだけ徹底的に考えられた方法ですから、他の方法でうまく結果が得られないケースでも、ご本人にやる気が有れば必ずいい結果が得られると私は信じています。

 椎間板ヘルニアにも効果がある礒谷式力学療法×CS60の整体院  
  杉並区・西荻窪 鴨下療法所    杉並区松庵3ー35-21

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