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いま一度、学問の世界へ。

くめです。来年から大学院に進学することにしました。

わりと悩みましたが、自分のタイミングと、会社のタイミングと、社会のタイミングがちょうど噛み合った気がしましたので、来年からという判断に至りました。

ーーー 難しい時代を生きている。

というのが率直な思いです。あらゆる思想や意見が爆発的に増え、それに振り回されている自分が、自分だけが世界から取り残されている気がしてなりません。

良い世界になったなと思いつつ、汚れた世界が出来上がりつつあるな、とも思います。

そして私もやはり、大人になるにつれ、汚れつつある。

今まで持っていた常識が、仕事の世界では非常識。非常識な世界が、いつしか常識に覆っている。

人が見事に生きるのは、難しい。

いつの日も、現実が私を追いかけてくるのです。これが苦しくてたまらない。と言いつつ、苦しみながらも楽しんでいる自分がどこかにいたりする。よく分かりませんな。

ーーー 環境を変えて、別の一面を見てみるべきだ。

私は未だ若い。若いと思っている分には、若いです。まだ社会のほんの一部分を見ただけです。これを私の常識にするには、あまりに早すぎると思いました。

私が行く大学院は、けっこう面白いと思います。変な人がたくさんいるでしょうし、そういった人たちの声を聞けたら、刺激になると思いました。今からとても楽しみです。

さて、社会人になって6年が経とうとしています。必死に働いたことで、非常に大切なことを学ばせて頂きました。

ーーー 人から授かった名誉は、誰にも奪われない。

ということでしょうか。

この2年間でとても良い仕事ができたなと感じた瞬間が、いくつかありました。実際、お客さんには感謝されたし、私もそれが嬉しかった。

あるお客さんには、涙を流されるほどに喜ばれました。その人との思い出は、一生残り続けます。私の中でも、その人の中でも。これほど嬉しいことはありません。

それ自体が一番の報酬で、その先にお金という対価がある。先にお金を求めるべきではない、と思います。

そしてこの積み重ねこそが、仕事をすることの意義であると感じます。

現実は、なかなかに厳しい。しかし欲を言うならば、そういう仕事だけをして生きていきたい。渋沢栄一の言う「論語と算盤」を、これから実現できたら良いなと思います。

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