最近の記事

オープンから2ヶ月

こんにちは。 鴨川湯が営業を再開して、早くも2ヶ月が経ちました。 オープン準備中、《お客さんが入った鴨川湯を見れること、お客さんの顔を見てお話をすること》を楽しみにずっと頑張ってきました。楽しみにしてたことが日常になった今、毎日楽しくて仕方ないです。来ていただいた方々ありがとうございます。 日々トライアンドエラーを繰り返して、少しずつアップデートしています。これからも第一にいいお湯を沸かし、面白い試みもたくさんしていきますので、よろしくお願いします。 さて、現在クラウドファ

    • 《動画》日暮手傳舎と内装工事の裏話

      今回、鴨川湯の内装工事を担ってくれた最重要キーパーソンの日暮手傳舎。大好きなおふたりのこと、少し紹介させてください。 建築士の吉田れなさんと大工の多田ゆたかさん。 ホームページの自己紹介からも伝わってくるように、とにかく丁寧で感性が豊かなおふたり。 建物や古くから続く一つ一つの物への愛情があって、そういう愛情をたっぷり受けて今回の新しい鴨川湯が作られていきました。 その一例に、工事が始まってしばらく経ったある日、多田さんがゆとなみ社代表の湊へ向けて手紙を書いていました。許

      • 《動画》鴨川湯博士の和田さんと鴨川湯の歴史

        私たちが鴨川湯を引き継ぎ、これからもずっと続けていくために、今までの鴨川湯のことをもっと知りたい。 そう思い、鴨川湯の歴史や建築に詳しい和田さんにお話を伺いました。 元々銭湯などの古い建物や建築が好きな和田さん。 学生時代に鴨川湯に魅了され、足繁く通ううちに当時の経営者と深く関わるようになっていきました。鴨川湯のオリジナルグッズを作るほどだったとか! 話しているうちに「鴨川湯のまさか⁉︎な歴史や、和田さんだけが知っている裏話」も出てきたり……これは、みなさんにも知ってもら

        • 鴨川湯のお風呂

          私たちも大好きな鴨川湯のお風呂のご紹介です! 【配置】 鴨川湯の浴室はほぼ正方形で、真ん中に大きな湯船がどーん!とあります。京都の銭湯は浴室に奥行きがあり、中央の男女の境の壁に浴槽が並んでいるスタイルが多いので、鴨川湯は京都では珍しいタイプです。浴室の真ん中で湯船のフチに頭をもたれかけ、天窓を見上げると本当に気持ちいいんです! 余談ですが、名古屋の銭湯は真ん中浴槽が多く、名古屋出身のニワにとって鴨川湯は自分の家のように落ち着きます。 【種類】 コンパクトでありながら、種類

        オープンから2ヶ月

          《返礼品》オリジナルのれん巾着

          今回はクラウドファンディングで是非ともゲットして欲しいグッズをご紹介します! \ばばーん!こちら!/ 使わない暖簾を再利用した『のれん巾着』です! 鴨川湯を引き継いですぐ、倉庫の片付けをしていたら、昔使われていた暖簾がたくさん出てきました。 今後は新しい玄関に合わせ、オリジナル暖簾を製作予定だったのでこの大量の暖簾をどうにか再利用出来ないかと考えました。せっかくなら銭湯で使えるアイテムを作りたいと思い、色々考えた結果、老若男女誰でも使いやすい『巾着』にしました。 この

          《返礼品》オリジナルのれん巾着

          改装のこだわり -昔と今の境界をなくす-

          前回までの記事では、改装によって変えたところをお伝えしてきました。 今回は「変えなかったところ」のお話です。 改装する上で大切にしたのは、 ①〝鴨川湯らしさ〟を残し、昔から利用しているお客さんの感じる馴染み深さを排除しないこと。 ② 明るさと清潔感を加え、初めて鴨川湯に訪れるお客さんにとっても親しみやすい空間にすること。 そのために、私たちが感じていた〝鴨川湯らしさ〟をひとつひとつ言語化し、どこを変えてどこを残すか、工務店の日暮手傳舎さんと話し合って慎重に進めました。

          改装のこだわり -昔と今の境界をなくす-

          改装のこだわり -お客さんとの境界をなくす-

          今回の改装では番台を旧式からロビー式へ変えました。 旧式は玄関から男女が分かれていて、入ったらすぐに脱衣所がある昔ながらのスタイルです。ロビー式は男女共通のロビーエリアがあって、そこから男女それぞれ脱衣所に分かれていくというもの。 番台式は風情があって個人的には好きですが、 ①男性スタッフが番台にいると女性のお客さんが来にくい ②家族連れやカップルなどがお風呂上がりに待ち合わせしにくい という弊害があります。 これらを解決するためのロビー式への改装は、もはやゆとなみ社で

          改装のこだわり -お客さんとの境界をなくす-

          改装のこだわり -街との境界をなくす-

          営業再開にあたり、新しい鴨川湯はどんな内装にしようかと昨年秋からずっと改装のイメージを膨らませていました。軸として考えていたことは「街との境界をなくす」ということ。具体例を一つあげると、 玄関・窓の建具をすりガラスから透明のガラスに変える。 “中がどうなっているのか分からず、少し怖い” 銭湯を利用したことがない方の多くは、初めはそんな印象を持つと思います。そういう方々がお店に足を踏み入れるハードルをグッと下げたい。そこで、外観を大きく変える決断をしました。 銭湯は公衆浴

          改装のこだわり -街との境界をなくす-

          《動画》銭湯の心臓部「釜」の交換工事

          今回は銭湯の心臓部である釜が寿命だったので、新しく交換しました。この工事でおよそ400万円がかかっています。 業者は日本で唯一、浴場施設の釜の製造や修理を専門としている大川鉄工所さんにお願いしました。大川鉄工所さんは、単に新しい釜を作って交換するだけではなく、それぞれの施設に合わせた釜を作ってくれるのが特長です。 手際よく作業され、あっという間に出来上がった釜には、今後継続的にメンテナンスがしやすいような作りにして、できるだけ釜を長持ちさせるための工夫や、お湯を沸かす熱効

          《動画》銭湯の心臓部「釜」の交換工事

          《返礼品》オリジナルバスソルト ひだまり

          今回クラウドファンディングの返礼品を考えている時に、 「鴨川湯らしいものを作りたい」 「鴨川湯に来られない人にも楽しんでもらえるものを作りたい」 そんな思いから、ゆとなみ社スタッフでもある調香師の「やなやん」に鴨川湯をイメージした香りを作ってもらい、オリジナルバスソルト”ひだまり”が出来上がりました。 以下、やなやんの構想です。 笑顔で大きく笑う番台。浴室に響く客同士の楽しそうな声。 性別・世代問わず様々な人が集う銭湯の賑わい、活気。 穏やかに、それでいてしっかりと

          《返礼品》オリジナルバスソルト ひだまり

          《営業再開》ご支援をお願いいたします!

          「銭湯を日本から消さない」をモットーに、銭湯の継業を行っている「ゆとなみ社」です。 この度、京都にある「鴨川湯」を継業致します。復活に際して、クラウドファンディングを行うことにしました。 今回の記事では、鴨川湯の歴史、継業の経緯、改装や修繕の内容と費用について、なぜクラウドファンディングを行うのかをお伝えしたいと思います。 ちなみに、 ゆとなみ社は、代表の湊三次郎が「サウナの梅湯」を継業したのが始まりで、現在では関西を中心に5軒を経営、そして今年2023年の夏には、新た

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