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《営業再開》ご支援をお願いいたします!
「銭湯を日本から消さない」をモットーに、銭湯の継業を行っている「ゆとなみ社」です。
この度、京都にある「鴨川湯」を継業致します。復活に際して、クラウドファンディングを行うことにしました。
今回の記事では、鴨川湯の歴史、継業の経緯、改装や修繕の内容と費用について、なぜクラウドファンディングを行うのかをお伝えしたいと思います。
ちなみに、
ゆとなみ社は、代表の湊三次郎が「サウナの梅湯」を継業したのが始まりで、現在では関西を中心に5軒を経営、そして今年2023年の夏には、新たに鴨川湯を含む3軒の継業が決まっています。
全国から銭湯経営を目指す人や銭湯を守っていきたい人が集まり、技術とノウハウを日々積み重ねています。
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鴨川湯について
〜休業から復活の経緯〜
鴨川湯は創業1926年(大正15年)。
旧「賀茂川浴場」として今の場所で営業を開始しました。
1966年(昭和41年)に現オーナーの橋本さんが引き継がれ、お祖母様とお母様を中心に切り盛りされていました。お母様が早くにして亡くなった後は、息子さんや常連さんなどに何度か営業を引き継がれ、ここまで続いてきました。
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ところが、2022年9月、ついに設備不良や建物の老朽化により無期限の休業を余儀なくされます。
鴨川湯が大好きだったスタッフが「ゆとなみ社で復活させることはできないか?」と代表湊に掛け合い、半年間に渡るオーナーとの話し合いの末、継業が決まりました。
修繕の必要性
釜、煙突、それから建物の躯体。
ここで再び安全に銭湯を始めるために必要な部分の全てが老朽化によりボロボロな状態でした。
設備の修繕費は、自社での施工や中古品の活用によりコストを削減。
それでも総額は、自社修繕をのぞき合計1700万円ほど。
ゆとなみ社の継業史上最高額です。
それでもこの町に銭湯を残したい。
だから今しっかりと直し、営業再開に向けて準備しています。
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改装計画
新たにロビーエリアを作ります。
お風呂上がりに待ち合わせをしたり瓶ジュースなどを飲んだりして、自由にくつろげる空間にしていきます。
また、私たちスタッフがここでお客さんとたくさんのコミュニケーションをとりたいという思いもあります。
お客さんと私たち。街と鴨川湯。
その境目をできるだけなくして地続きに繋がれるよう、ロビーエリアにさまざまな工夫を施しました。
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周辺地域について 〜左京区下鴨の特徴〜
近年は近隣銭湯が立て続けに廃業し、周辺銭湯が少なくなりました。
近所の方からは「みんな遠方の銭湯までバスで通っている」「他の銭湯に通うのが大変で家にお風呂を設置した」というお話も伺いました。
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そして、鴨川湯がある左京区下鴨は【鴨川、左京区、大学】の3つのキーワードが重なるエリアなので、これらと親和性が高い店を目指したいと思っています。
鴨川で散歩したり運動することとセットになるような。
左京区の面白いお店や人々とつながりを深め、左京カルチャーの一部になれるような。
周辺の大学が11校とかなり多いため、鴨川湯の存在で大学生活が豊かなものになるような。
そんな銭湯にしていきます。
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これまでのゆとなみ社の活動
・銭湯9軒を継業
・銭湯経営コンサルタント
・「森、道、市場」などの大型フェス出店
・アーティストを呼んで浴室で音楽ライブ
・近隣のお店とコラボし、イベント開催
・自社以外の銭湯の修繕や掃除
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撮影:岡田和幸(@photoyuki)
資金の内訳と使い道
鴨川湯復活にかかる費用は総額1700万円にものぼります。この金額を投じてでも鴨川湯を残す価値があると判断しました。
今回のクラウドファンディングでは銭湯の肝になる部分「釜・煙突・躯体」の修繕に必要になった1200万円にご支援いただきたいです。
とはいえ、今回は資金が集まらなくても事業が成り立ちます。
支援を集うことで、資金(借入枠)を使い果たさず、次の銭湯の継業も行えるようにしたいと考えています。
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クラウドファンディングを独自で行う理由
①支援していただいたお金をできるだけ多く事業に使いたい
仮に専用サイトを使って600万円が集まった場合、そこから手数料と消費税で約110万円を引かれてしまいます。
鴨川湯のために支援していただいたお金の多くが手数料に費やされることになります。サービスを利用する以上仕方がないとはいえ、これは支援していただく方にとっても本望ではないと思います。
②それぞれの銭湯で築いた、もしくはこれから築いていくコミュニティに頼りたい
ゆとなみ社はこの8年間で業界内はもちろん、他業種の方や、数えきれないほどのお客様と出会い、関係性を築いてきました。
そして鴨川湯でも築かれ、続いてきたコミュニティがあるはずです。
遠くの何かではなくて、身近にある生身のコニュニティを積極的に頼る試みをしていきたい、今回のクラウドファンディングにはそんな思いがあります。
銭湯業界の現状について
ゆとなみ社がこのような活動をしているのは、銭湯を日本から消さないためです。
日本中で銭湯の数は激減しており、ここ20年ほどで3分の1にもなっています。
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クラファン実施スケジュール
7/29(土)クラウドファンディング開始
10/1(日)クラウドファンディング終了
10〜12月 リターン発送
リターン紹介
集金方法は「現地にて現金のみ」です。
申込みも抜け漏れを防ぐために「番台のみ」で受付いたします。
※銀行振込や電子決済は利用できません。
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消費税対象外です。
消費税や商品代のコストがかからないので金額のうちの多くを事業に充てられます。
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< お問い合わせ先 >
不明な点がありましたら、以下までお問い合わせください。
住所:京都市左京区下鴨上川原町56
TEL:080-3916-6540
メール:kamogawayu.kyoto@gmail.com
担当 遠藤
おわりに
改修工事が始まってすぐ、ご近所の方や通り過ぎる方々から「ずっと待ってたよ」「いつ始まるの?」
とたくさんのお声がけをしていただきました。
鴨川湯は銭湯として、この町に残る必要があるんだなぁと改めて思うとともに、キリッと気持ちが引き締まります。
この場所を残していくために、みなさまのお気持ちを少しだけ、頂けると嬉しいです。
鴨川湯で終わらず、これからもずっと“銭湯を日本から消さない”ために。
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