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大学院生時代、ブックカフェでの一件

修士1年の冬、住んでいたアパートから徒歩10分圏内にブックカフェができました。

これは行くしかない。
オープン当日ならぬ、プレオープン当日に突撃しました。(普段インドアなくせにこういう時だけ行動的)

ブックカフェに入ると、サブカル系の本、小説、マンガがずらり。なんだここ、最高じゃないか。

おっとりした感じの店長さんが入れてくれたコーヒーも美味しいし、自分の中で通う事が決定的になった頃、一人のお客さんがやって来ました。

やって来たお客さんは、地元紙の記者をやっているとのこと。店長さんにブックカフェを開いた経緯などを質問していました。

そこで聞いた話によると、店長さんは元々都内でエンジニアとして務めていたとのこと。でも本が好きで、このまま働いていたら読みたい本が読めないまま人生が終わってしまうかもしれない。

だからブックカフェを始めたらしいです。現に、その店長さんは接客や調理時以外は、大体読書していました。

その話を記者さんの隣で聞いていた時、「自分も将来こんな感じになるかもな」と何となく思いました。

当時修士1年で「もうすぐ就活始めるかー」ぐらいの時期なのに、会社に勤め続けないだろうなと考えていたのです。

そして結局、メーカーに2年ちょい勤めた後、フリーランスの道を選んでいます。

直感もあながち馬鹿にできないなと、ふと思い出しながら感じました。

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