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童話♯1『しあわせウサギ』

ある日、森の中にひときわ美しい花が咲いていました。その花は鮮やかなピンク色で、周りの草木とは一線を画していました。

その花のそばには、小さなウサギの家族が住んでいました。ウサギのお父さんはとても優しく、お母さんは温かい笑顔でいつも家族を見守っていました。そして、ウサギの子どもたちは元気いっぱいに遊んでいました。

ある日、ウサギのお父さんは森の奥深くで新しい家を見つけました。その家はとても大きくて、中にはたくさんのおもちゃがありました。お父さんは家族に喜びを伝え、みんなで新しい家に引っ越すことにしました。

新しい家に引っ越してから、ウサギの子どもたちはますます元気になりました。おもちゃで遊び、広い庭で走り回ることができるようになったのです。お母さんもお父さんも、子どもたちの笑顔を見て本当に幸せそうでした。

ある晩、ウサギの子どもたちは新しい家の庭で満月を眺めていました。そのとき、子どもたちの前に不思議な光が現れました。光の中から現れたのは、小さな妖精のような存在でした。

妖精はウサギの子どもたちに微笑み、彼らに特別な力を授けました。「この力を使えば、夢の中でも自由に冒険ができるようになるよ」と言いました。

子どもたちは興奮し、早速その力を使って夢の中に冒険へ出かけました。一緒に海の底で魚たちと泳いだり、空を飛んだり、遠くの国へ旅行したりしました。

夢の中での冒険が楽しくて仕方がない子どもたちは、毎晩早く眠りたくなりました。そして、眠る前にはいつも妖精に会いに行き、彼らの冒険の報告をしました。

ウサギの子どもたちは、妖精からもらった力を使って、夢の中でいろんな体験をすることで、日中の楽しい思い出を作ることができました。そして、彼らの心はいつも幸せでいっぱいでした。

そんなある日、ウサギの子どもたちは夢の中で特別な場所に迷い込んでしまいました。それは、しあわせの国と呼ばれる場所でした。そこでは、みんなが笑顔で暮らしていて、心地よい音楽が流れていました。

子どもたちはその場所でたくさんの友達と出会い、一緒に遊んだり歌ったりしました。彼らはとても楽しく過ごし、この場所にずっといたいと思いました。

そして、子どもたちは夢から覚めると、お父さんとお母さんにしあわせの国のことを話しました。お父さんとお母さんは子どもたちの話を聞き、一緒にしあわせの国に行くことを決めました。

ウサギの家族は新しい冒険のために、夢の中でしあわせの国を目指しました。そして、夢の中で見た通りの場所にたどり着きました。子どもたちは喜び、家族全員で笑顔で暮らすことができました。

ウサギの家族は、夢の中で楽しい冒険としあわせな時間を過ごしました。彼らの心はいつも幸せでいっぱいで、その幸せは夢から現実にも広がったのでした。

おしまい

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