上池台ラボ

東京都大田区上池台在住の主催者による団体です。地域を問わずオンライン・対面それぞれのメ…

上池台ラボ

東京都大田区上池台在住の主催者による団体です。地域を問わずオンライン・対面それぞれのメリットを活かし、教育・研究活動の輪を広げていくことで、私たちの住む社会をもっと「面白く」していこうという理念を持った団体です。noteではコラム的な記事を書いていければと思っています。

最近の記事

科研費獲得のコツ【3.風吹けば桶屋が儲からない?】

はじめに 「2.上位概念と下位概念による展開とロジックツリーの俯瞰」では、トピックとなる事象を上位概念化・下位概念化してロジックツリーを作成することによって、「落し所」となるコトバを探す、というお話をさせて頂きました。 今回は、前回同様にタイトル決め~本文の起草に向けて、かんりにん1号的にもう1つ重要なポイントと思っている「ロジックの"程よい"スモールステップ化」についてお話できればと思います。 ロジックの"程よい"スモールステップ化 「風吹けば桶屋が儲かる」という諺

¥300
    • 科研費獲得のコツ【2.上位概念と下位概念による展開とロジックツリーの俯瞰】

      はじめに 申請書におけるタイトル(標題)は、申請書の「顔」を形成しますので極めて重要です。インスピレーション的にパッと思い付く時もあれば、中々思い付かない時もあります。中々思い付かない時は、申請書本文を取り敢えずあらかた書いてしまって、それから考えてみても良いかもしれません。 この項では、タイトル決め~全体的な構想に対するコツを議論できればと思っています。 上位概念と下位概念 このチャプターでは上位概念・下位概念のロジックツリーから「落し所」となるコトバを探すという作

      ¥500
      • 科研費獲得のコツ【1.はじめに】

        かんりにん1号です。 昨今は大学運営費交付金が減少傾向にある中、各大学教員においては外部資金の獲得が求められており、外部資金が獲得できるか否か?で天と地との差があるため、現場の研究者のプレッシャーは年毎に高まっていると云えるかもしれません。 外部資金はどうやったら獲れるの?は難しいテーマでありながら、研究者同士のコミュニティーでコツが公にされることは中々ありませんでした。 最近でこそ科研費獲得のコツ的な書籍や記事も見られますが、かんりにん1号的にもっとコンサイスにまとめられ

        • 大学という組織について(1)自浄作用

          こんばんは。久し振りの投稿となります、かんりにん1号です。 かんりにん1号はこれまで大学教員をしていたのですが、今年の3月で辞めました。思えば大学業界について若い頃より色々思うところがあったこと、むしろ自分のこれまでのノウハウを活かした起業に興味があったのでそちらに進むことにしました。 こんな記事を書いているのも、日本の教育とか研究が何処に行ってしまうのかなぁと思い、元大学教員の視点で綴っていきたいと思っています。 シリーズもの的になりますが、第1回は「自浄作用」について書

        科研費獲得のコツ【3.風吹けば桶屋が儲からない?】

        ¥300

          「お前出来てない」と頭ごなしに言ってくる人

          (※以下のボヤキは、あくまで個人的な見解です) 「お前出来てない」と公然と言ってくる人って正直どの環境にもいると思いますが、私(=中の人1号)はこの種の人達を毛嫌いというくらいに嫌いです。「お前出来ていない」という風に他人を批判するのは非常に簡単です。他人の悪い部分を指摘するほど簡単なことはありません。対照的に、他人の良い部分を見付けて適切に表現することは一般的に難しいことです。誰しもが良い部分もあって、悪い部分もあるかもしれない。でも、長所があるからこそ短所もある、短所があ

          「お前出来てない」と頭ごなしに言ってくる人

          授業”出席”に対する疑問

          (※以下のボヤキは、あくまで個人的な見解です) 別に授業って出席しなくてもいいんじゃないか?って学生さんサイドじゃなくても、教員サイドになっても個人的に思う次第です。思えば、出席をmustにしないと学生さんが来てくれないような講義は、如何なものかと私は感じます。 今回は前回のコラム「授業の視聴率」の延長線上というか付け足し的なボヤキですが、もちろん100%の人間が「おもしろい」と回答してくれるような話をすることは難しい…というか現実的に無理と考えます。「おもしろい」のツボは

          授業”出席”に対する疑問

          授業の視聴率

          教員としていつも気にしてしまうのが、「視聴率」の問題です。もちろん、無理に起きて自分の話を聞けー!みたいなおこがましいことは考えていません。ただ、どうせこうして集まったのだから、出来るだけみんなで有意義な時間にしませんか?そんな気持ちで、"喋り"を臨機応変に組み立てることをしています。 大学では1対100みたいな講義を行うので、私(中の人1号)が「つまらない」話をすると、学生さんは直ぐに寝ます。自分も思えば中学・高校くらいから授業中寝るようになり、大学生になってからは大学に

          授業の視聴率

          言葉にすることの重要性について

          中の人1号は大学で教員をやっておりまして、普段から学生さんを多く見ています。また4年生になると就職活動やら進学やら進路関係でアタマがいっぱいになる学生さんを毎年見ている次第です。 そんな中で一番気になるのが、「自分という存在を言葉にして表現すること」です。私自身も大学生くらいの頃は、オトナの考え方や行動に触れて「モヤ」っとすることが多かったと思います。上手く言い返せない、適切な言葉が思い付かないといった種の「モヤ」。大学生の頃の自分は「自分に対する言語化」が足りなかったとい

          言葉にすることの重要性について

          【上池台ラボ】noteを始めてみました

          みなさん、初めまして。 上池台ラボといって東京都大田区上池台に主宰者が在住していることから、この様な団体名にしてみました。教育や研究の分野で自由に社会貢献したいという思いから、この団体運営もぼちぼちやっていければと思っています。 上池台ラボホームページ:https://sites.google.com/view/kamiikedailab/ YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCtm8Zz17kd28ozcVJoqEd

          【上池台ラボ】noteを始めてみました