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梅仕事その①

こんにちは。自称「氣功美容師」あきです。

自称山暮し


 山の夏は忙しい。自分達で育てている野菜や雑草がどんどん成長し、体が追いつかない。もちろん冬も大雪など、生活の為の道作りの除雪だけでも忙しい。だから年中、自然と共に忙しい。

 山と言っても、町の中心街から車で10分程度の距離だ。田舎町なのでほんの10分の距離でも山なのです。私はこの「山に住む」という響きが好きだ。ここで自分達の手で生きる、生きているという感覚がなんだかいい。健康的に生きてる、という感じがする。ここで体に良い食物を自給自足する。憧れていた暮らし。現実には大変だけど、それが楽しいし嬉しい。

 そうだ、私は自分の事を自分の手で出来るという事に満足感、充実感を得ているのかも知れない。

梅干しまで添加物?


 昨年初めて、日本のスーパーフード、「梅干し」を1kg漬けてみた。普段買った事しかない食品。それを自分で作れるなんて嬉しかった。
 より深く体の健康の事を意識するようになって、市販の食品ラベルをよくよく見るようになった。全て一つ一つ。
 なんと、この梅干しにさえ添加物が入っていたりする。せっかく健康の為に添加物を食べないようにしているのに、発酵食品に添加物などはないだろうと日本の食品を信頼していた。なのに愕然とする事が多い。もう、これは自分の手で安心できる物を作るしかない。購入しようと思い食品ラベルを確認する度に、ため息が出てそこに行き着いてしまう。


スーパーフード


 梅干しは昔から作られていた日本人の知恵の結晶だ。もともと各家庭での手作り食品だったもの。自分の手で作らないなんて勿体無い。

 この一年、梅干しの重要さを改めて確認、納得し、今年は一年間毎日一個ずつ食べられる量を作ろうと決めていた。
 疲労回復、浄血、解毒、抗菌抗酸化など、多くのパワーを持つ梅干し。これを食べると無敵な感じがする(笑)。昔の日本人の凄さに感謝だ。
 
 そして6月の梅仕事の時期、無農薬自然栽培の梅を手に入れた。12kg!夫と2人分のつもりで。購入する時は地域にもこだわっている。そして、塩は釜干しではなく天日干しの自然塩。
 梅と塩だけで美味しい梅干しが出来る。塩分20%の本物の梅干し作り。添加物無しで作れることにウキウキした。

自然栽培の梅、だから斑点もあります。
塩漬け

こんな感じて仕込みました。


土用干しでパワーを


 そして、この土用の時期(今年2022年は7月23日〜8月4日)に殺菌の為に梅を干しました。連続三日間。。この時の太陽のエネルギーにより、パワーある梅干しができるそう。天と地と時と全てのエネルギーの集結時期です。やっぱりこんなスーパーフードは希少だな。
 そうそう、先日義母が、古い家を片付けていて30年物の梅干し見つけたと、それを送ってくれたのです。とてもまろやかで美味しかった。小さく小さくなっていましたが、それが歴史を感じさせます。
 30年間も何処に眠っていたのかなぁ〜。縁の下の甕の中かなぁ〜。暗い中かな〜。義祖母さんが一生懸命漬けたのかなぁ〜。と想像しながら歴史とエネルギーに価値を感じて頂きました。

 私の梅干しも出来れば3年以上は熟成させたい。3年以上の物は薬になると言われるくらい健康パワーがあるらしい。そして、「美味しくなーれ!美味しくなーれ!」と感謝を込めて作ることが大事ですね。

土用干し
梅酢も土用干し


ある物で工夫、コンテナを台にして。三日間干しました。





生きること。身近なことの大切さ。それが環境、地球、私達と未来を守ること。そんな意識に繋がるよう発信していきたいと思います。応援ありがとうございます!