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ありのままの自分でいい。人生を楽しみ、未来を描くことを教えてくれたPOOLOLIFE【卒業生取材】

旅と人生をつなぐ、大人の学びをコンセプトにした「あたらしい旅の学校POOLO」。全4コースのうち最もスタンダードな「POOLO LIFE」は、旅を切り口に50~70名の多様な仲間と共に学び、心から納得できる自己ビジョンとライフデザインの指針を発見していく8ヶ月間のコースです。

今回、POOLO LIFE6期の卒業生であり、都内で事務の仕事をしているらんぼーさんにインタビューしました。

POOLO LIFEは自分にとって「始まりの地」と語るらんぼーさん。生きる意味を見出せず自分を肯定できなかった過去から、どのようにマインドが変化していったのか。自分の可能性と人生の豊かさに気づかせてくれた8ヶ月の物語から、POOLO LIFEの魅力を探っていきます。


自分を変えるきっかけと仲間を求めて入ったPOOLO LIFE

−−まず、POOLO LIFEに入った理由を教えていただけますか?

何でも話せる仲間が欲しかったんです。就職して学生時代の友達とは疎遠になり、職場と家の往復で悩みを話せる場所も無く、人生に行き詰っていました。旅が好きだったこともあり、Instagramの広告で見かけたことをきっかけに興味を持ちました。

ただ、大人数は苦手だし、自分には眩しすぎる場所に見えて「自分なんかが参加してもいいのかな…」という不安もありました。

ですが、個別相談会で担当してくれた方と話をするうちに、こんな人がいるコミュニティなら大丈夫かもしれない、と思い勇気を出して参加しました。

−−人生に行き詰まっていたということですが、POOLO LIFEにはどのようなことを期待していましたか?

おかしな話ですが、昔は自分のことを「宇宙人」と呼んでいたんです。幼い頃に病気をして、その経験が原因でコンプレックスを抱えていました。自分は人とは違うから、みんなと同じように振舞って、みんなの役に立たなければ、と思っていました。でも、時々そんな自分に疲れて、殻に閉じこもることが多かったです。

また、両親が教育熱心だったこともあり、とても厳しく育てられました。努力をして結果を出し、期待に応えなければと必死でした。

そんな状況下で、いつしか他人の期待に応えることが人生のゴールになっていました。人と比べ、職場で注意される度に落ち込んで、生きる意味が分からなくなっていたんです。

POOLOという新しい環境に飛び込むことで、変わるきっかけが掴めるかもしれない。一人では限界があるけれど、仲間となら頑張れるかもしれない、そんな淡い期待がありました。

自分を解放し、楽しむ気持ちを取り戻させてくれた仲間との時間

−−POOLO LIFEではどんな活動をしていたのですか?

旅や人生の豊かさについて様々な講師の方のオンライン講義を受けたり、定期的に出される課題に3~4人のチームで取り組み、対話やワークを重ねながら発表をする、ということを繰り返しました。

2ヶ月ごとにチームが変わりますし、課題の他にチーム以外のメンバーと1対1でじっくり話をする機会や、メンバーが自主的に企画するオフラインのイベントも沢山ありました。そんな活動を通して、自然とみんなとの関わりが深くなっていきました。

チームでワークに取り組む様子

−−講義の中で印象的だったものはありますか?

POOLOが始まってすぐの頃、講師の方に自分の生い立ちについて話す機会を頂きました。「自分は宇宙人みたいなものだから、みんなと同じにならなきゃと思って生きている。だから楽しいという感覚があまり無い」と伝えたんです。

そうしたら、「無理に地球人にならなくてもいいじゃない。趣味は人間観察、ぐらいの気持ちでいればいいんだよ」と言われて。予想外な答えに衝撃を受けました。自分は不完全な人間だと思っていて、それがずっと劣等感でしたが、「それでもいいんだ…」と少しだけ思えたんです。

また、こうも言われました。「もし、みんなと過ごしていく中で、やりたいことや目標が見つかったら、それはその時考えればいいんだよ」と。

当時はまだ半信半疑でしたが、そんな驚きと少しの希望が入り混じったスタートとなりました。

−−実際に活動を進めていく中で、何か気持ちに変化はありましたか?

始まって2ヶ月ほど経ったころ、メンバー4人と初めて北海道旅行に行ったんです。その旅が自分にとって大きな転機となりました。

その4人というのも、全員が実際に会うのは初めてで、そんな中で上手くやっていけるのか少し不安もありました。

でも、旅が終わる頃にはそんな心配はすっかり消えていました。いい意味でお互いが気を遣わず、それぞれの個性を尊重し合っていたというか。

いつも人に気を遣って、「自分が全部やらなければ、迷惑をかけないようにしなければ」と鎧をまとっていた自分にとって、こんなにリラックスして過ごせる時間は初めての経験でした。

笑顔が絶えなかった3日間

北海道の大自然に身を委ねて、何もしなくても自分の存在を認めてくれる仲間と過ごすうちに、気付いたら「楽しい」と感じている自分がいたんです。今まで勝手に物事を難しく捉えていたけれど、もっと自分にも相手にも素直になっても大丈夫なのかもしれない、そう思えました。

人生至上最高の朝

この旅がきっかけで、POOLOが安心できる場所へと変わっていきました。

−−仲間との旅を通して、自身の心の在り方が人生を生きづらくしていたと気づけたんですね。そこから、どんなふうに変わっていったのですか?

自分でも積極的にイベントを企画するようになりました。自分のアイディアに賛同してみんなが集まってくれるのが嬉しかったです。その中で、「完璧主義の自分」が良い意味で崩されていきました。

昔は予定通りに進まないことが大の苦手で、上手くいかないと1人でパンクすることが多かったんです。でも、メンバーみんなの中にイベントを成功させようという共通認識があって、段々と人に頼ることが出来るようになりました。

また、みんなの自由過ぎる行動も最初は全然理解できなかったんです。前日に飛行機のチケットを取る人や、気分にまかせて寄り道しちゃう人、音楽をかけて踊りだす人…毎回カルチャーショックの連続でした。

でも、そんな独創的で個性豊かなみんなと過ごすうちに、予定通りにいかないことも楽しめるようになっていきました。最初から100%理想を目指さなくても良いんだなと、またひとつ自分を解放できたんです。

遊びの天才たちと

道はひとつじゃない。POOLOは、何があっても、前向きでいることを思い出させてくれる場所

−−POOLO LIFEで人生の豊かさとは何かという問いに向き合い続けた今、らんぼーさんが思う「豊かさ」とは何ですか?

「選択肢を増やすこと」だと思います。追い詰められている時って、視野が狭くなるんですよね。1つの選択肢しか無いように見えて、それができない自分を責めてしまいがち。

でも、目的地にたどり着くための方法はいくつもあって、たとえ時間がかかっても、完璧じゃなくても良いんですよね。POOLOでの経験が自分の視野を広げ、工夫して生きることの楽しさを教えてくれました。それが自分にとっての「豊かさ」なんだと思います。

−−卒業して3ヶ月が経ち、日常生活にも変化はありましたか?

仕事では上手くいかないことがあっても、落ち込むことが減りました。今でも怒られたり悩むことはあります。でも、「どうせ自分なんか」と卑屈にだけはならないようにしています。

それは、POOLOの仲間とたくさん話をして自己開示をしていく中で、新しい自分に気づけたからだと思います。コンプレックスだった病気のことや欠点だと思っていた部分をありのまま受け止めてもらえたことで、自分にも良い所があるんじゃないか、と思えるようになりました。

安心できる場所

それに、たとえ1つの道でつまずいても、それが全てじゃないと今は知っています。辛いことがあっても、みんなが頑張っているなら自分も頑張ろう、と諦めない気持ちを持てました。自分にとってPOOLOは、何かあった時に立ち戻れる「始まりの地」。

そんな場所があるからこそ、これからは怖がらずにもっと生身でぶつかっていこう、と思えるんです。

POOLOがくれた未来への希望

−−新たな視点を得て、今後の目標やなりたい自分の姿などはありますか?

正直なところ今もそれは模索中です。というより、自分でも「なりたい自分になれるのかも?」と思い始めたところなんです。生きる意味を見出せず目標を持つことすら避けていたけれど、本当は生きたいし、生きるって楽しいことなんだと思えて、ようやく「地球人」としてのスタートラインに立てた感じです。

POOLOを卒業してからジム通いと英語の勉強を始めたんですが、昨日できなかったことが今日できるようになる、そんなことに幸せを感じています。先のことはまだ分からないけど、自分が変わっていくこと自体を今はとても楽しんでいます。

そんな風にひとつずつ挑戦して、人の期待に応えるためではなく、自分のために成長していきたいなと思っています。

−−最後に、POOLO LIFEへの参加を迷っている人にメッセージをいただけますか?

飛び込むのは少し怖いけど、その一歩はきっと次に繋がるんじゃないかな。大切なのは自分で決めることと、少しの勇気。

少なくとも自分は、あの時思い切って一歩を踏み出して良かったなと思っています。一生の仲間、新しい自分、そして未来への希望。POOLOに入らなければ、知ることすらなかった世界に出会えました。

集まってくる人たちも本当に多種多様で、旅好きなだけあって好奇心旺盛でオープンマインドな人が多い。その中でリアルに人と関わって得られた経験は、必死に自己啓発本を読んでいたあの頃よりもずっと自分の血肉となり、これからの自分を支えてくれる、そう信じています。

編集後記

POOLO LIFEが提案する「旅を通じて一生の仲間と、人生をアップデートする8ヶ月」。まさにそんな時を過ごし、新しいマインドセットを手に入れたらんぼーさん。これからは自分のペースで少しずつ、でも確実に人生を変えていくのだと感じられました。

もしも人生に迷っているのなら、一歩踏み出し、まだ見ぬ未来への扉を開いてみませんか。あなた自身の物語を、もっと好きになるために。



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