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本 「こいわすれ」

畠中恵著。まんまことシリーズ3作目。

失くしてしまった我が子を想う父親。
切なすぎる。
あまりにも切実な想いは
人を壊してしまう。
そんな始まりの「こいわすれ」。

江戸で繰り広げられる「我こそが!」という
大人気のない喧嘩。
こういうのって
本人たちはいたって真剣なんだろうけど
周りから見たら迷惑だし
本当にくだらないのよね。
それが気づけないって
人って情けないねぇ〜
(きっと私もそういうときあるのかも。
あー、ヤダヤダ。)

嫉妬。それを抱える苦しみ。
人と自分の境遇を比べていいことは一つもないね。
これは昔から同じだ。

しかし
しかし
能天気な麻之介が
こんな不幸に見舞われるなんて・・・

おばちゃん
本当に本当にびっくりした。

だって、畠中恵さんの本で
こんな筋書き?!!

まさか、と思ったが
そのまさか。

おすずちゃん!!!

はぁ。
泣いた。
麻之介が心配でどんどん読み進めている。

麻之介の妻、おすずちゃんは
「朝顔のような」人と表現されていた。
だから、今回は朝顔のイラストをお借りした。
おすずちゃん。
朝顔みたいに、とてもきれいに
パッと咲いて

いなくなってしまった・・・

まさに朝顔のような人。