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詩歌の栞

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私のすきな詩・短歌・俳句に関する記事、詩歌関連の読書日記の記事をまとめました
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#読書記録

【読書日記】8/30 エミリ・ディキンスン期到来中。「まぶしい庭へ」

まぶしい庭へ エミリー・ディキンスン (著),ターシャ・テューダー (絵),カレン・アッカー…

【詩歌の栞】8/13 夏の惑いに。「山と高原と湖の詩集/新川和江 編」

お盆です。お墓参りに行きました。 山の上にある墓地は大木が茂り、蝉の声がひときわ響きます…

【詩歌の栞+α】7/5 夏なので「最恐文芸」を。「怖い俳句/倉坂鬼一郎」

雨の音が陰鬱に響く夏の夜のことでございました 草木も眠る丑三つ時、持ち帰り残業をとりあえ…

【読書記録】7/4 あなたは、わたしは、誰?「エミリ・ディキンスン家のネズミ/ス…

エミリ・ディキンスン家のネズミ 新装版 エリザベス・スパイアーズ (著),クレア・A・ニヴォ…

【詩歌の栞+α】夏雲の生まれた日の問い。「最初の質問/長田弘」

昨日、「なぞなぞ大事典」を読んで、問うこと、答えることについて考えさせられました。 質問…

【読書日記】6/8 はるか北の大地に思いを馳せる「アイヌ神謡集」

Googleを開くと「今日の Doodle は 幸恵知里 生誕 120 周年 です!」とお知らせしてくれました…

【読書日記】6/12 雪の結晶のような。「詩と散策/ハン・ジョンウォン」

詩と散策 ハン・ジョンウォン 著 橋本智保 訳 書肆侃侃房 南の海に台風がいるから、町にはあたたかい海風が吹き込んで、潮のにおいとたっぷりの水気につつまれています。 そんな気だるいくらいになまあたたかい中で読んだのに、私の心の中に森へと続く雪の道と凍った川辺が浮かび、ひんやりと澄み切った風が頬を撫でていくようでした。 韓国の詩人、ハン・ジョンウォンさんのエッセイ。 詩を読み、散歩を愛し、そこにある光景に詩を見出す。 彼女は冬を愛する。その理由は雪。「白いから、清らかだから

【読書日記】5/28  ドイツのマザーグース。「少年の魔法のつのぶえ」

少年の魔法のつのぶえ ドイツのわらべううた   ブレンターノ/アルニム 編   矢川澄子/…

【読書日記】1/1 お正月、歌留多の代わりに連句を「言葉の園のお菓子番 見えない…

言葉の園のお菓子番 見えない花  ほしおさなえ 著 だいわ文庫 あけましておめでとうござ…

【読書日記】1/10 初戎。「歳時記/新年」

新版 角川俳句大歳時記 新年 著者 茨木 和生 (編集委員),宇多 喜代子 (編集委員),片山 …

【読書日記】1/11 お正月の行事出来た?「絶滅寸前季語辞典/夏井いつき」

絶滅寸前季語辞典   絶滅危急季語辞典 夏井 いつき (著) ちくま文庫  昨日、「最高峰」…

【読書日記】1/15 今日はお休み、フラヌールしよう。「詩歌探偵フラヌール/高原…

詩歌探偵フラヌール 高原 英理 (著)河出書房新社 「フラヌールしよう」 フラヌール、は「遊…

【読書日記】1/18 歌はともだち 歌のともだち。『歌仙の愉しみ/大岡信、岡野弘…

歌仙の愉しみ 著:大岡信、岡野弘彦、丸谷才一 岩波新書  今日は、歌会始。お題は「友」。 …

【読書日記】1/19 うさぎとかめとおんりーわん。『いそっぷ詩/谷川俊太郎』

いそっぷ詩 谷川俊太郎詩集 谷川 俊太郎 (詩),広瀬 弦 (絵)小学館 もう一月も後半に入りますが、今年は卯年です。 自宅の本棚の一画に図書館っぽくうさぎ本コーナーなど作って楽しんでいます。 うさぎ話の中のひとつ、イソップ寓話。「うさぎとかめ」 うさぎとかめが競争して、うさぎは油断して途中で寝てしまい、かめはコツコツ歩き続けてとうとう競争に勝ったというおはなし。 地道な努力の大切さ。努力は報われる。油断大敵。才能にあぐらをかくなetc.etc. 子供時代、あんまり周り