フラッシュバック、コンサータ、泣いている子

こんにちは。自閉症スペクトラム障害、双子高校生の母です。
うちの双子は知的障害を伴う発達障害で、小さい頃は言葉も遅くてあんまり話せなかったのですが、今は口が多動(おしゃべり)でいろんなことを話します。
時々、障害のある本人にしかわからないことも語ってくれて、『ほー。そうなんだ。』と思うことがあります。
ちょっと暗い話題ですが、誰かの何かの参考になるかもしれないので、書いてみようと思います。

次男がフラッシュバックについて、
長男がコンサータについて、
二人が「泣いている子供」について
語ったことです。

次男が語る：フラッシュバックについて

黒い雨雲みたいなのがね、もくもく、もくもくって
すごい勢いで広がってくるんだ
雨雲の中に今まで経験した嫌なことが詰まっている
古いことも新しいことも混ざっている。
だから止めたいのに、とめれない
逃げようとしても、ピンクの雲が食べられちゃう
怖いんだ
だからパニックになって大声出したり、暴れたりしちゃうんだ

安心しているときは、ピンクの雲に包まれているよ。

長男が語る：コンサータについて

コンサータ飲んでいない自分が本来の自分だよね
飲んでない時は楽しくはっちゃけちゃう
踊ったり、思うままに行動して最高だけど、
静かにしなくちゃいけないのにできないし、注意も聞こえない。
薬飲むと行動は表に出なくなるけれど、頭の中でザワザワしている
ザワザワが抑えられている感じがして憂鬱になる
でも飲まないと、いろんなこと忘れたり動き回りたくなってしまうから
やっぱり薬なしで将来仕事はできないと思う。

二人が苦手な『泣いている子』について

泣いている子が苦手だった
泣き声を聞きたくなくて耳をふさいだ
困っている、悲しい顔を見ると自分の事みたいだし
大きな声を聞くと不安になるから。

でももっと嫌なのは、泣いている子の周りの大人の反応。
白い目で見る人、叱っているお母さん、次々に何か言う大人

泣いている子は困っているから泣いている
いっぱいいっぱいだから、静かにして
『大丈夫だよ』ってやさしく言って、安心させてあげて

とのことです。

ピンクの雲のようなお母さんでありたいな。