独占欲を美しく保つには

独占欲って、もう、とにかく、早く卒業したいと思ってた。

愛は抱きしめるものじゃなくて、手放し羽ばたかせるものだみたいな考え方もあるし。『神との対話』を読んで、驚き感銘を受けたのは10代の話。



独占しました、独占されましたの証明として、結婚したり、親友♡とか、最高の仲間です!とかSNSに載せ合ったり、仕事なら契約したりする。(永遠ではなくても、その瞬間そうであることにたぶん意味がある)

やはり、目に見える形で証明しないとややこしくなるし、管理もできないし、周りからの理解も変わるし、責任の所在もはっきりさせたい。安心したい。自慢したい。

わたしは、人との関係でそういうのって息苦しい!!と思い、独占欲を卒業しました風なことを書いたこともあった。


けど、いつまで経っても、え?そんな事で?ってレベルのことでも、独占欲を様々なに変形させたあれこれに出会っては、心の中ではショックを受けることがあった。

その一方で、やっぱり自由最高!的な価値観アピールをして奮い立たす。

、、、一生こんな葛藤をしながら過ごすのはしんどい。
こうなったら、神様から絶対の愛をもらうしかない!と怪しい団体の扉を開くことはもうしたくない(笑)



そこで、
やっぱり人間って、自分だけのものにしたいとか、自分が一番でいたいなっていう気持ちは、自然と湧いてくる生き物だと認めてみることにしてみた。

好きなら、大切なら、そして必要なら、きっとね。

その後、次の気付きがやってくる。

もしかしてこれまでは、独占欲から解放されたのではなく、
ただ無関心を装っていただけだったのでは?!

可愛すぎる、自分。

じゃあどうして独占欲にはちょっとネガティブなイメージがあるのか?

その答えも分かった。

「わたしがちゃんとあなたを独占できているかどうか、一番かどうか、証明して!!」と迫るからだ。

いわゆるメンヘラたちがやってしまいがちな事ではあるけど、平然とそれを体現しているのが結婚だし、支配する親だし、副業禁止の会社だし、、自由とは程遠い、けっこう健全ではない世界なんだな、ここは。

証明してと迫らずに、独り占めしたい気持ちを勝手に心で感じることは全然悪いことじゃない。むしろそんなに強く想えるなんて素敵なこと。その素敵さを、美しく保ちたいもの。

例えば、涙をこらえて我が子を送り出しているような方々。尊敬します。

わたしはまだ、自分の気持ちすら認められていませんでした。

(とりあえず自分の子どもたちに対してはドライ過ぎるところもあるので、無関心を装っているのかどうか分からないけれど、「大切だ大切だ」「可愛い可愛い」と言いながらスッと送り出すのが一番良いんだろうなと想像します。)

気持ちのまま相手を思い、独占したいくらい好きになってもいい。

独占欲を自覚しながらも、証明してと迫らずに、決して縛り付けず、たとえそれが片思いでも、相手を思うその自由は誰にも奪われない。

そう考えると、家族や友達や恋人への向き合い方も変わりそうだと思いませんか?

わたしはもっと好きになれそうです。

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