バレンタインの想い出はガトーショコラ。(恋愛エッセイ#22)
こんにちは。こんばんは。kamehiroshiです。
明日はバレンタインデーですね。
きっと世の中学生とか高校生は、『下駄箱にチョコ入ってるかなー。』とかそわそわしながら登校するんだろうな。
最高でもらえた数のピークは中2だったなー。(遠い昔を思う遠い目。)
思えばそんな中2のバレンタイン前。
確かあれは1月半ば。
ぼくはある日の放課後、美術室の前で好きな女の子に告白したんです。
その女の子は小学校からの同級生で、小学校のころ、ぼくのころを好きでいてくれたようだったのです。
そんなことを告白前に聞いてしまったぼくは、変な自信を持って告白。
『友達にしか思えない。』
という理由で撃沈しました。(涙目)
人の気持ちは移ろい変わっていくということを学んだ告白でした。
しかし、バレンタインデー当日。
『こんなにチョコもらったことない!どうしよどうしよどうしよどうしよ…やばいやばいやばい。』
と正常な挙動を帰り道に置いてきて帰宅。
もらったチョコをにまにま眺めていると、そこへ父が帰宅。
『おーい!ポストに入ってたぞーー!』
と父が差し出してきたのは、1つのガトーショコラでした。
『友達にしか思えない。』
と言った彼女からのガトーショコラ。
夕飯を食べ終わってお腹いっぱいななか、どうしても食べたいという甘酸っぱい気持ちで食べたガトーショコラは、それまでの人生のお菓子で1番美味しい味がしました。
そしてなにより嬉しかったのは、彼女が直接家まで持ってきてくれたことでした。
当時携帯を持ってるわけもなく、お礼を伝える方法は次の日の学校で。もちろん直接。
『昨日はさ、ありがとう。』
今思えば、
『昨日はガトーショコラ持ってきてくれてありがとう。とっても美味しかったよ。』
だろ!バカ!バカ!バカ!
と自分にドロップキックをかましたいほどですが、当時の照れを精一杯我慢したお礼だったんだなと思います。
中3は別のクラスになって、話すこともなくなり、お互い別々の高校へ。
高2のころ、彼女が自分の知ってる遠い友達と付き合い始めたって友達伝いに聞いたときは、なんだかショックだったな。
元気かな。
バレンタインデーがくるたびに、ガトーショコラを思い出し、
ガトーショコラを食べるたびに当時を思い出す。
そんな切な甘酸っぱい、2月14日がやってきます。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
かめがや ひろしです。いつも読んでいただきありがとうございます。いただいたサポートは、インプットのための小説やうどん、noteを書くときのコーヒーと甘いものにたいせつに使わせていただきます。