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新潟へ還元するということ。

先日実家の部屋を大掃除していたら、20年以上前に書いた中学校の卒業文集がでてきました。下記のように書かれていた。

イチローや本田圭佑ばりに先を見据えていたようです笑  

“大企業の社長も夢じゃない”

当時の僕は、すでにプロスポーツ選手になるような事は無理だとよく分かっていたのだと思います。本当に今から目指せる山を想像した結果、現実的な最高峰は、大企業の社長しかないと思っていたわけです。

何はともあれ、今までビジネスの山を登り続けた結果として、肩書きに拘ってきたわけではないけど、現状は社長であるので、過去の自分からのメッセージが非常に刺さります。弱小企業の社長でしかないから、まだまだ今に甘んじるんじゃねーぞってことですね。はい、全く甘んじておりません。

今に甘んじずに、理想を追求し続ける

おっさんには、おっさんの強みがあると思っている。それは、経験である。事業アイディアがあるなら若者は起業してみるのも良いだろう。それでも起業後に大きな組織にしたいなら、自分で社会人として大きな組織を体感しておいた方が、再現性は高い。よほどの天才でない限り、事業アイディアをスケールさせて、組織もスケールするのは難しいだろう。

それでも人徳があれば仲間は集まってくるだろう。仲間が組織作りに長けているなら、その仲間の力を借りれば、スケールさせることもできるだろう。

つまり、結局は突破力があれば、個人の力や仲間の力を借りて理想を追いかけられると言えるのかもしれない。

それでも、やっぱり経験しているのと経験していないのでは雲泥の差。学生企業はメリットもあるけど、社会人経験を僕個人的にはオススメします。そして、おっさんの強みはその経験にあると考えている。

最高のタイミングで起業した

僕の場合、20歳までは、新潟で生まれ新潟で育ったし、30歳で上海から個人的に撤退する形で戻って、数ヶ月の間、新潟に住んだ。その時には、自分で起業しようとはまったく思えなかった。

僕は、営業で言えば堅いタイプで、数字は保守的に共有して、あとから上振れさせたいタイプ。今年、起業するまでは、僕にはずっと新潟で起業するイメージは見えなかった。理由は簡単で、イメージできるまでの経験を積み重ねてなく、いつかの想いはあっても具体的なイメージまでは湧かなかった。

しかしながら、東京、上海、台北にてビジネス経験を積み重ねてきた結果として、今なら新潟で起業できるかもと思えるようになった。

それまでは、新潟は老後に戻って挑戦を終えてゆっくり過ごす場所だと思ってた。そんな自分だったけれど、新潟で起業するイメージが、良いのか悪いのかはおいといて、湧いてしまったのだ。

新潟で起業するイメージが湧いてしまったからには

僕はコンプレックスの塊のようなタイプだった。今でもそうだけど、特に学生時代は。そのせいか、誰も僕を知らない土地で勝負したいと思った。その結果として、遠くへ遠くへ行った。東京、上海、台北。同時に遠くへいくこと自体が挑戦でもあった。そこで紛いなりにも成功できたのだ。(実際はそれほどの成功とは思ってないけど分かりやすく表現すると)

確かに今までの多くのことは間違いなく挑戦であった。

それでも、実は挑戦ではなく、逃げたとも言えるのではないかと考え始めた。遠くで、海外で、上手くいくほうが簡単であり、生まれ育った新潟で成功するほうが難しのでは....

・今なら新潟でゼロから勝負するイメージができる。
・ゼロから新潟で起業するのは、困難な事だからこそ、突破したく、次のチャレンジだと思った。

この2つを思ったとき、僕は挑戦するしかなかった。なぜなら今までもずっと挑戦したきたから。

過去、現在、挑戦し続ける

僕は挑戦を継続しているだけなのだ。もしかしたら年功序列的な思考の人によっては、バイトのように会社を変えてるという見方をする人もいるだろう。新潟から東京、営業から上海、上海からマーケティング、マーケティングから台北、など。

でも僕はその時々で、自分のなかで大義名分をしっかりと持ち、自分の今までの経験では見えない世界に飛び込んで、自分の成長に繋げてきた。

地域に還元していく

そして今、僕は新潟に還元したいと思っている。地方創生とか貢献とかそういうワードを使ってきたのだけれど、還元という言葉が一番しっくりくる。

まだ1期目を振り返るのは早いのだけれど、利益が出る見込みだ。利益が出るなら、利益を削って、新潟に還元するような事をしたい。もちろん、利益が出れば、そこから新潟で税金を払うことになるので、それも還元であり、当たり前のようにやっていく。

僕は東京、上海、台北でビジネスを学び経験してきた。そんな僕は新潟に戻ってきた。学生起業家のように夢をもって体当たりするとは、やはり違う。

おっさん起業家としては、夢を持って着実に結果を出すというスタンス。これをベンチャーとスタートアップの違いとして捉えるならば、サンゾウはベンチャー企業だと思う。

株式会社サンゾウを大きくして仲間を増やし、居場所を増やし、税金を納めていく。このような新潟というコアがあるからこそ、新潟だけをフィールドにするのではなく、他のローカルやグローバルでも戦おうという気持ちを持てるのだ。今はコアになる新潟を深めながら、グローバルのタネを蒔いている。

去年まではグローバルで戦ってきたとはいえ、また0からサンゾウとして本気でグローバルと向き合って勝負するタイミングが来るだろう。でもその時には新潟というコアがあるからこそ、以前よりもさらに強く大胆に戦えると思っている。

継続するには、夢や希望レベルでなく、執着レベルの気持ちが大切。そうじゃなければ簡単に心が折れてしまうから。

税金と補助金と利益

ローカルの大企業は税金を納めることが大切だと僕は思っている。そこまでいくのに、何かしらの補助金を利用することが多いでしょう。補助金はあくまで税金なので、それを利用して、今度は大企業となり、税金をしっかり納められるようになる必要があると考えています。

サンゾウは大企業とはまだまだ程遠いわけですが、新潟県内外から稼いだお金を使って新潟に還元したいと思うわけです。事業として雇用を作ったり、新潟の企業の発展を加速させたり、自社でプロダクト作ったり。一方で社会福祉として、お金を使うことで、救えたり改善できたり前向きにできるならそういう還元もしたい。

このような全体サイクルを最近は強く意識するようになりました。

今年は黒字ギリギリまでなんとかもっていきたいと考えていたが、自分の想定よりも大変有り難いことに少しですが上振れしそうです。法人税を納められることは嬉しく感じます。

経営者はお金を使ってお金を増やすことが仕事です。事業でお金を増やすだけではなく、地域に直接還元できることも行って、地域と繋がっていくことも使命だと考えています。もちろんソーシャルビジネスとして事業×社会還元というのも選択肢としてあるわけですが、まずは利益を出して、

今に甘んじることなく粛々と突き進みたいと思います。

宣伝します。無料相談会の実施

無料相談会を実施しおります。ぜひ遊びに来てください。また、訪問は時間も取られるしなという方のために、オンラインでも可能。お気軽にご相談ください。

下記HPの中にも書いてありますが、“サンゾウP”というサービスをリリースしました。単なる広告やDX化を提案するのではなく、地域密着且つ企業密着式で、企業毎に課題を抽出して、適切にその課題を解決していくサービスです。マーケティング、ブランディング、広告のプランニング、海外進出などなど、僕らをチームに加えて、的確に進化を加速させてみませんか。

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亀貝 康明(KAMEGAI YASUAKI)
株式会社サンゾウ 代表取締役

新潟で株式会社サンゾウを創業して、地方発ベンチャー企業として日々拡大中。元CAPSULE Inc.取締役。上海、台湾在住歴あり。中華圏やアジアを中心とした海外生活や海外ビジネスに関しても発信中。

Twitter→https://twitter.com/kamegai_sanzo

YouTubeもやってます。今後は新潟関連の動画も制作していくので、協力していただける企業を募集中です。


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