おススメしたい海外関連書籍三選
今日は12月11日。2023年も残り21日・三週間ですね。
そろそろ年末ならでは「振り返る」でネタ捻出です。今年読んだ本をまずは振り返りました。
海外で働く私ですので、比較的読む本に海外関連書籍が多くなります。今日は、海外へ出かける、海外で働きたい、海外に興味がある、そんな方に是非お勧めしたい3冊をご紹介します。
どうぞお付き合いください。
1. 「シモネッタのデカメロン」田丸久美子
Voicyの木下斉さんの放送がきっかけで購入した、イタリア語通訳の第一人者田丸久美子さんの「シモネッタのデカメロン」。
購入のきっかけとなった木下斉さんと岡崎正信さんのコラボ放送はこちら。
これは下ネタの本じゃない!ビジネス書だ!というパンチラインに惹かれて購入したのですが、田丸さんが長きにわたりイタリア人・イタリア文化と接する中で得たエピソードが満載です。これが傑作すぎるんですよね。
読了した次の日はひたすら同僚にこの話をしておりました。そう、アウトプットするまでがインプットです。
また、田丸さんの盟友、ロシア語通訳米原万理さんとの対談も腹を抱えて笑える。そこで刺さった2つのエピソードをご紹介します。
定価も600円と非常にお手頃です。
2.「ガセネッタ&シモネッタ」米原万里
米原万里さんは、既に鬼籍に入られていますがロシア語通訳の第一人者で田丸久美子さんの盟友です。「シモネッタのデカメロン」での対談で興味を持ち、本書を購入。
本書で膝を打ったのは以下の部分です。
これは、田丸さんが1.で述べていたイタリア語に非常に豊富な誉め言葉や、シモ関連言葉があるということに関連しています。
言語にはその言語特有の構成の中に、思考法を内包しているというお話ですね。だからこそ、言葉を学ぶことはその民族・国を学ぶことにもなるというのは大きく頷けるところです。
海外で働く方にはビジネス書として、良質なエッセイとして、旅行書として、様々に楽しめる上記2冊。セットでお勧めいたします。
3. 「スッキリ中国論」田中信彦
1.2.で述べられた言葉が内包するその民族特有の思考。
この思考を学ぶまでは謎のコンフリクト、イライラが発生することも多々あります。中国特有の思考法を分かりやすく解説してくれるのがこちら。
「スジ」と「量」という言葉が代表的ですが、私は中国で働く際、本書を読んで非常に勉強になり、理解が助けられました。
1.2.と違って純ビジネス書ですが、中国人、華人を含むと20億人弱の民族理解に非常に役に立つ本だと思います。お勧めです。
もしよろしければコメントで、お勧めの本をお寄せいただけると嬉しいです。私も年内に最低もう2冊、できれば4冊は読みたいと思います。データの積読は目立たないのがたちが悪いです。
今日もお付き合い頂き有難うございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?