見出し画像

私のインプット棚卸2023 -読書編②-

下記記事の続編です。
複製⇒編集していたと思っていたらついうっかり元記事を消しそうになり冷や汗をかきました。

下記と合わせて振り返りシリーズ第3弾ですね。

厳密に言えば全て今年読んだ本ではないですが、下記の記事も今月書いていたりします。読書ばっかりですね。

さて、読書振り返りの後半です。どうぞお付き合いください。


1冊目「評価経済社会」岡田斗司夫

木下斉氏のVoicyにおける、「年末課題図書」として推薦されており読みました。該当放送は↓こちら。

驚くべきことに本書の前身『僕らの洗脳社会』発行は95年。そして本書は2011年に発行されています。現在の状況を非常によく表されています。現代に生きる私が本書を読んで、「そうだよな」と思わなければ、逆に時代に置いて行かれているということでしょう。

こうした意味で答え合わせ感はあるものの、それは現代世相の「言語化」
とも言えます。我々の現在地を認識するのにとても良い本でした。Kindle Unlimited / Prime Readingの対象であることも嬉しいポイントです。お勧めです。

2冊目「「やりたいこと」が次々見つかる! 自分らしく生きている人の学びの引き出し術」尾石晴


VoicyやNoteでおなじみの尾石晴さん。
本書は彼女の経験をもとに、個々それぞれの個性・興味・関心に応じた学びの軸があるはずだ、ということで学び軸が擬人化された「ジック」が登場します。彼(彼女)とともに自己理解を一緒に考えていく、という建付けです。

「学んだほうがいいこと」より、自分の「学びたいこと」を自覚するほうが大事。そうしないと、おもしろくないし続かない。能動的な学びになりません。

「「やりたいこと」が次々見つかる! 自分らしく生きている人の学びの引き出し術」 P123

「個」の時代に何をやっていくか、学んでいくか、についてこの視点は非常に大切です。よく子育て文脈で語られることですが、親世代の育った時代の常識や、役立つと思われること、理想を子供に押し付けたりしがちです。
しかしながらそれらは役に立たないばかりか子供が疲弊してしまうということが多いですよね。

これは大人も同様です。夢中になって取り組めることを学びに転換することができればいいと思っています。
自分にもまだ見ぬ「夢中になって取り組めること」があるはずだ・・というのはある意味夢のような話です。ワクワクします。まさに自分探しの旅・‥少々脱線しました。そうではない。大人は過去の蓄積があり、それらから見えてくるものがあるはずで、他方その整理は案外できていないのです。こうした自己理解に非常に役立ちます。

3冊目「辺境メシ ヤバそうだから食べてみた」高野秀行

最後に「個」の時代を突き抜けまくった方の書籍をご紹介して締めます。

早稲田大学探検部という、奇天烈集団出身の高野氏は一般的な旅行者がまず行くことの無い、敢えて言いますが世界の僻地を多く訪れておられます。訪問するだけでなく、ミャンマーの奥地でケシ栽培をしたり。生活者として入り込むことをされています。

そんな高野氏が世界で・日本で食べてきた食べ物の数々。
そういうお話に免疫が無い方はお勧めしません。リンクのクリックすらも避けた方が良いでしょう。しかしながら、我々の持っている価値観がいかに後天的なもので、植え付けられたものかが良く分かります。

人間が味を感じる器官は年齢とともに衰えていきます。子供は好き嫌いが多い、というのが一般的な理解ですが、逆に大人になるほどその食材の本来の魅力が感じられないということになります。
私は中国で生活しており、周囲の日本人が敬遠しがちな食材も多く身近にあります。しかし本書を読んだ後なら大体のものは全く問題ない、普通のものだと思いますね。すみません、ちょっと脚色が入りました。

今日もお付き合い頂き有難うございました!

この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?