宗教と就活について

どうもKAMEです。
最近、宗教が話題になっているように思えます。
それ自体いい悪いといったことはないはずです。では、就職活動で宗教は影響を与えるのか…そのあたりをお話しできればと思います。
正直、以前も似たような記事を書いたことがあって、それのプラスアルファといったところになります。

1.宗教と選考は切り離すのが大前提

大前提としてお話しますが、元々採用選考時には「宗教」は適正と能力に関係ない部分とされ、就職差別になる可能性があります。
これは厚生労働省でも記載されておりますのでご参考ください。

公正な採用選考の基本｜厚生労働省

つまり、能力と関係ない所（家族構成等も含）で判断してはいけないわけです。そのため、最初に申し上げた通り本来宗教は仕事と関係ないはずなんですよね。ただ、現実はどうかと言われると難しい状況になっております。
それはなぜかというのを考えていきましょう。

2.切り離したくても現実はどうなのか？

さて、本来は宗教と採用・・・切り離したくても難しい場合もあるわけです。以前の記事では教職関係であり得るパターンを書いたりしましたが、他にもあり得ますよね。
一番わかりやすいのは「休み」の差です。
それこそ、キリスト教でも日曜日に礼拝に行くわけです。その時に「出勤」となると可能なのかどうか…シフト制の場合でも日曜日出勤が可能なのかどうか。
イスラム教でもラマダンがあるわけです。その期間に「昼間は働けない」というわけにはいかないはずなので・・・。
こういうお話があるため、ご自身のマインドと仕事の比重によって難しい可能性がありますよね。
企業側からすると「入社後のトラブルはなるべく少なくしたい」のが本音です。そうなると「土日出社する場合もあるけど大丈夫なのか。出勤したら代休制度もあります」といった質問をするとか「シフトでどの曜日は働けない」ということになると思います。その中で「土日はゼッタイ休みたい」とか「〇〇曜日は働けない」と回答したとして、会社の求めている部分と違うのであれば双方合意の下で面接NGという事になりますね。
※もちろん、それでも問題なければ面接通過して次選考に移ると思います。

3.いやそういう問題じゃなくてさ…

さて、こういうお話をすると「いや、そういう話を聞きたいんじゃないよ」と言われているような気がします。
ええ、自覚しています（笑）
今のご時世、色々な宗教がありますからね。それこそ話題の宗教もあるわけで・・・。
大前提宗教を理由に採用しないというのはまずNGではあるものの会社内で活動されるのも問題はあります。面接でご本人から話す分には会社で判断していただければいいと思うのですが、そうではない場合「会社に入ってから勧誘する可能性」もあるわけです。
そこについては面接で判断できるかというとほぼ不可能なわけです。本来は仕事と宗教は切り離す必要はありますが、会社内でトラブルが発生する可能性が出てしまうと問題になりますし、もしかしたらそれが理由で離職者が出てしまう可能性があるわけです。
元々信じしている宗教を否定するのではなく「勧誘し始めたら注意する」というスタンスを貫きましょう。あくまでも個人の考えを否定するわけではなく周りに対して強要した場合に注意しましょう。「会社の雰囲気を著しく悪くする」のであれば会社規定に沿って対応しましょう。

4.決してやっていはいけない事

勘違いしてはいけないのは「〇〇さん〇〇という宗教に入っている」と言って会社内で差別は推奨していません。正直、排除したい気持ちはあるかもしれません。それでも「宗教の自由」はあるわけです。
世の中は「多様性」を求められている時代です。自分と違うことに怖さを感じることもあると思います。それでも「相手の価値観」を知って理解する必要があると思います。共感はしなくてもいいかもしれません。「あ、こういう考えなんだ」だけでいいと思います。否定に入ると争いが生まれるわけでそれは多様性を認めてないわけですからね。
ホント、世の中にはこういう考えの人がいるんだなあだけでいいと思いますよ。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は宗教と就活についてお話しましたがタブーだと思いますし、触れてはいけない部分な気もします。通常の雑談で「政治、宗教、スポーツ」はNGと言われております。そうなると、この話題そのもの扱うことも本来間違っているのかもしれません。ただ、現実宗教を理由で会社内のトラブルが起きているのも事実としてあるでしょう。就職活動でも気になるところだと思います。実際には「本人の考え」だけにとどめれば特段問題ないです。決してその宗教についての話を続けるのは辞めましょう。「私はこういう考えなんだ」という程度にしましょうね。

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