2024/01/31(哀れなるものたち、転職ばっかり、東京物語、contax意図せず森山大道、ラランドサーヤ、交換日記)
最近ね(前半はここ最近のできごと、後半はよかったものとか)
・数ヶ月ぶりの映画館。レイトショーでヨルゴス・ランティモス監督『哀れなるものたち』を観た。衣装、音楽、映像どれをとっても私の好み。エブエブを見たときのように心が満たされた。幸せだった。サーチライトのイカしたパンフレットも買った。同じくサーチライトの『イニシェリン島の精霊』と並べて置きたい。
・ずっと気になっていた「転職ばっかりうまくなる」(ひらいめぐみさん著)をやっと注文できた。想像通りの面白さで、自分もなにか書きたい欲がふつふつと生まれる。
・かなり今更すぎて声を大にして言えないけど小津安二郎監督の『東京物語』観た。ありがとの発音が忘れられないし、多分あの発音じゃなかったらラストは印象付かなかったしこんなに泣かなかった。以下備忘録。
老夫婦からすれば、戦死した息子・昌二の妻である紀子は親族ではありながら、やはり距離感が難しい。未来のある紀子に早くいい縁談があればと気を揉んでいる。一方で紀子は、そんな義理の両親が上京してくれば、東京を案内したり家に泊めたりと甲斐甲斐しく世話をする。だが尾道に遊びに来てというとみの誘いに対しては、もう少し近ければ……と言ってはっきりとその可能性がないことを告げる。
ふたりが広島に戻ったあと、間も無くとみが危篤になる。そしてそのまま帰らぬ人へ。親族らは悲しむより先に、とみの所持品を形見として貰いたいなど非人情的なことばかり言う。まだ若い京子はその様子に衝撃を受ける。家族が亡くなっているのにみんな自分たちのことばかり…と紀子に対して不満を口にするところで、誰だってみんな自分の生活が一番大切になってくるのよと諭す。つづいて周吉との会話で、昌二のことを思い出さない日すらあるのだと告白する。先ほど京子に伝えた言葉には、自分もそうであることへの自覚、その罪悪感も含まれていたのだった。
・近くのキタムラで頼んでいたモノクロ(kikipan320)の現像が仕上がったとの連絡があり、次の日受け取りに行く。想像していたより猫ばかり撮っていた。今回は借りているContax tvsiiで撮影した。Pentax espio140で撮った時と比べるとかなりコントラストがはっきりしていて、森山大道みがすごい。
友達がおめでた
ラランド・サーヤと令和ロマン・くるまの居酒屋雑談YouTubeかなり良かった。横並びでいるのに絶妙な距離感。過去を振り返ってあのときああしてたら……というif話って最高。関係性が独特なふたりだから尚更良かった。というかサーヤのことが好きになっちゃったんだけどどうする?
亀島一徳と長井短による交換ノート。
長井短(ながいみじかって読むのに、ながいたんって読むんだと思ってた)さんと夫の亀島一徳さんの交換日記が好き。特に亀島さんから長井さんに宛てたここが可愛い。
おわり
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?