水着、買っちゃおうかな
サンタモニカの海岸線にあるお店にふらっと入る。店といっても建物の中ではなく、路上店。
オープンがゆえに、入るのも自由。出るのも自由。(入る、出るという概念もあるような、ないような環境)
水着を見つけた。Tシャツと同様のノリでハンガーにかけられて売っていた。
「買っちゃおうかな」そう思ったのはカリフォルニアの太陽のせい。
じゃないだろ。
この花柄かわいいよね
プールで泳ぎたいな
と思った、自分の意志なのです。
うーむ、と悩んで、まずは一度絶対に買うと決めたサングラスをレジに持っていく。太陽の下ので運転の必需品ですから。
お店のお父さんが、レンズを丁寧に磨いて、磨いて、磨いている。名の知れた高価なブランド品ではない。
ゆえに、どうでもよく扱ってしまうところがあるかもしれないけど、お父さんはレンズをきれいにしてから渡してくれた。
そんなお父さんの店から水着を買いたい。
それはまだ違う。
自分の意志なのです。すなおに従えばいいじゃんと、心の中の誰かが(でも私)がいう。
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