見出し画像

津軽の旅 - 北のはずれの竜飛岬 日本で唯一の階段国道339号線

2022年5月2日(月)に青森県の津軽半島の旅に出ました。今回は、石川さゆりの「津軽海峡冬景色」の歌詞にでてくる竜飛岬についてです。

ホテル竜飛で海鮮丼をいただく

到着したのは正午過ぎ。「まずはご飯を食べよう」と竜飛岬にあるホテル竜飛の食堂に入りました。

ホテルの宿泊客ではなくても食堂でご飯を食べられます。海を見ながら温泉も楽しめます。

ホテル竜飛の中にある食事処海峡

海が見える窓側の席に座れました。窓の外から見える海の向こうは北海道です。

海を楽しみながらランチをいただきます
大漁旗がディスプレーされた食事処海峡

せっかく海に来たので、私は竜飛漁師丼(2,420円)を頼みました。どんぶりはご飯を少なめにお願いできます。私は少なめにしてもらいました。

こちらが竜飛漁師丼の全景

あわび・まぐろ・ほたて・はっき・サーモンが盛りだくさん。竜飛岬はあわびが有名なのです。

竜飛漁師丼

海藻がたっぷりのお味噌汁、うに椎茸、お新香がついてきます。

やさしい味です

津軽海峡冬景色歌謡碑

竜飛岬を一躍有名にしたのが石川さゆりさんの「津軽海峡冬景色」ではないでしょうか。

私が生まれて初めてフルで歌えるようになった歌が「津軽海峡冬景色」でした。青森県民あるあるですな。

竜飛岬には「津軽海峡冬景色歌謡碑」があります。右にある黒い碑がそれです。

津軽海峡冬景色歌謡碑
歌詞が書かれています。

赤いボタンを押すと曲が流れます。竜飛岬からの海の風景とともにどうぞ。

日本で唯一の階段国道339号線

竜飛岬にある国道339号は、日本で一つしかないい階段国道です。

看板

では、国道をあるいて下りましょう。

本当に普通の石段
海が目の前に広がります
あと少し!
何と家のわきを通る!?
降りたらまた昇らねば
中間地点にある白いボックスには記念のハンコがあります
このハンコの台紙も白い小屋の中にあります

なんで階段国道なのかの説明は青森県観光サイトに載っていました。

なぜここが国道になっているのかは諸説ありますが、階段があったところを含めて道路整備をする予定で国道に指定したものの、70mという高低差・民家が密集という条件に阻まれて階段部分は改良がなされぬまま時が過ぎ現在に至るとか。

岬下の龍飛漁港から龍飛埼灯台までが362段の階段になっていて、総延長388.2メートル、標高差約70メートル。登りはなかなかハードですが、途中にはベンチが置かれており、休憩を入れながら歩けます。津軽海峡からの風を受け斜面を登るこの階段は、景色がよく旅情をそそる小路。健脚の方は歩いてみるのも一興です。

https://aomori-tourism.com/spot/detail_413.html

竜飛岬の先端へ

国道の坂を歩いて降りたら、歩いて登る必要があります。よいエクササイズになりました。

さて、次はいよいよ竜飛岬の先端に行きます。ここには灯台があります。海の安全を守る大切な施設。

竜飛岬の灯台
ここが岬の先端です

竜飛弁天宮

車で坂を下り、竜飛弁天宮に行きました。海の守護神である弁天宮は、全国から漁師さんが参拝に来られるとか。

赤い鳥居
健勝を祈願
階段というより岩ですね。歩きやすい靴で来てね

太宰治文学碑

竜飛岬には太宰治文学碑があります。この記念碑の向かいにある木造の建物は元旅館で太宰治が宿泊した宿です。いまは観光案内所になっています。

太宰治文学碑
太宰治の「津軽」
名前が刻まれています

この太宰治文学碑で気になるのが、無造作に置かれている動物のオブジェ。

リス、シロクマ、ライオン
ライオンがこんな感じで置かれています
シロクマの後ろ姿。リスがあなたをお迎えします

太宰治の銅像ではない!「牧野逸蔵」の胸像です。

牧野逸蔵先生

大正時代まで、道路と呼べるような「道」のなかったこの土地で、「文化はまず道路から」と、道路建設に着手したのが牧野逸蔵でした。旧三厩村の村長や漁業協同組合の組合長を歴任した人物です。

あわび街道と呼ばれていたのですね

竜飛岬一つをとっても見どころ満載。私は入らなかったのですが、ホテル竜飛で温泉も楽しめます!ぜひゆっくりと滞在してくださいね。


今回の津軽の旅の記事はシリーズになっています!こちらも一緒にご笑覧くださいね。


この記事が参加している募集

休日のすごし方

おもしろかったな、役に立ったなと思われたら投げ銭をいただけると小躍りして喜びます。いただいたサポートは、本を買うお金などに使わせていただきます!