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セルフライナーノーツ?: プラネタリウム


−これを制作されたエピソードを教えてください。

 そうですね、制作が始まったのは、中3の2月だったかな。翌日には学年末テストが控えてたのに、急に降りてきて。「やべぇやべぇ!」とか言いながら30分ほどで1コーラス作った記憶があります(笑)。とにかく、作曲してそれをスマホのアプリに打ち込むのにひたすら夢中でしたね。
 「エンドロール」もそうなんですが、今は中学時代に作った曲のリバイバルをしている段階にあります。


−歌詞も同時に降りてきたんですか?

 はい、歌詞もです。当時はBUMPにぞっこんでして、その影響をモロに受けていたはずです。かなり若いというか青臭い部分も多くて、まぁ聴いていて恥ずかしくなるときもたまにあるんですが。曲もそうだし、最後の一行がかなり気に入っていたのでGOサインを出しました。


−「泣けよ今だけ 正真正銘 君の声で」、いい歌詞ですよね。

 ありがとうございます。自分で書いておきながら、自分がめちゃくちゃ救われてたりします(笑)。


−作曲や編曲に関してのこだわりポイントを教えてください。

 先程も述べたんですが、この頃の俺はもうとにかくBUMP OF CHICKEN一筋で、特に夜なんかはもうずっと聴いていましたね。「ダンデライオン」とか「真っ赤な空を見ただろうか」みたいな疾走感溢れるロックチューンを作りたい、と思ったのがきっかけです。とはいえ緩急もつけたかったので、Aメロのビート感なんかは米津玄師「翡翠の狼」の雰囲気を想像しながら作りました。

 BPMを140に設定してからずっと思っているんですが、この曲、速いとも遅いとも言い切れない独特なテンポ感がクセになります。オモテで取るのかウラ打ちをするのか、リズムのアクセントをどこに持ってくるかでかなり印象が変わるBPMなんじゃないかな。


−この曲はイントロ、間奏、アウトロでそれぞれ違うソロが採用されているのが印象的です。

 はい。どうせなら、聴き手に飽きさせない工夫をさせたかったので。「サブスクの時代にロックは売れない」なんて言われますけど、じゃあ、そういう声が上がる中で自分ができることは何か。それを突き詰めながら録っていきました。過去のロックバンドへのリスペクトも当然大切ではあるんですが、それをただ模倣せずにちゃんとアップデートできるようにしていきたいです。
 イントロは終始パワーコードなので何も難しいものはないんですが、乗ってるメロディの多くが意外にもテンションノートをとっています。そういった観点では、ある種Nirvana的ともいえるかも。
 間奏のベースソロですが、音の質感はBillie Eilish「bad guy」を参考にしました。ファズの効いたギターも勿論好きなんですが、ベースにしか出せない音が欲しかったので。性癖です。

 アウトロはいきなり6/8拍子になります。とってつけた感もありますが、J-ROCKだとよくある手法だし、これはこれでアリなのかなと。それと、ダビングを重ねていくうちに質感が偶然アジカンっぽくなりました。「遥か彼方」とか「君の街まで」とか、あんな感じです。
 しっちゃかめっちゃかな構成だ、と言われればそれまでなんですが、それ込みで楽しんでもらえればと思います。


−最後に、読者のみなさんへ何か一言お願いします!

 これの骨組みを作ったのはもう3年も前になるんですが、ちゃんとイン・テンポで演奏したのは初だったので、レコーディングするのにかなり手こずりました。特にベースソロなんかは、覚えている限りでも300テイクくらい録り直して(笑)。
 あと、アレンジを練り直すのがかなり難しかったです。結局ほぼ手は加えずに、中学時代のアイデアのままにしたけど。ロック…特にJ-ROCKの文脈を意識すると、やっぱりコテコテのシンセや鍵盤は蛇足かもな、と。「爆音のギターさえ鳴っていれば、何も気にしない」って人も日本にはかなりいるだろうし。
 次の曲はバラードですかね。今、音作りを模索しているところです。学業との兼ね合いもあるので確かなことは言えませんが、なる早で公開したいと思います!


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