あえての辛口|『呪術廻戦』『チェンソーマン』
水曜日ですね、今回はあえて辛口のコメントをしてみます。(唐突です)もちろん事実としてそう思ったからですが、否定をしたいわけではなくて今の時点ではそう思ってる、そしてどう変わっていくのか楽しみという意味を込めたnoteです。
最近2つのマンガを読みました。1つは『呪術廻戦』、もう1つは『チェンソーマン』です。どちらも世の中の評価は高く面白いマンガですよね。
ただぼくの感想としては、、、なんかピンとこなかったんです。じゃあ書くなよって感じかもしませんが、褒めるだけじゃなく思ったことを書いておきたい、と素直にそう思いました。
『呪術廻戦』と「NARUTO-ナルト-」
まずは『呪術廻戦』です。ぼくはこの手のストーリーであれば「NARUTO-ナルト-」じゃんと思いました。修行のシーンからは「幽遊白書」も感じます。
『呪術廻戦』『チェンソーマン』も発売されている単行本は全て読んだくらいなので、面白いとは思います。ただ同じジャンプ系なら「サマータイムレンダ」の方がぼくは面白いと感じました。
つくづくマンガについての考え方には、いろいろ思うところがあるなと。
『呪術廻戦』の主人公は虎杖悠仁ですよね。そして五条悟という先生であり絶対的に強いキャラクターが登場するところから、ストーリーは動き始めます。
この2人の関係性をナルトとカカシに当てはめられるとは思いませんか?
『呪術廻戦 (2)』(芥見下々/集英社)より引用
悠仁が宿儺を制御できるかどうかは、ナルトの九尾と似ています。呪術と出生が関わっているところ、五条悟の六眼と輪廻眼も同じですね。
思っていたことを全部書いちゃいました(笑)。
でも気づいたんですよね。
ぼくにとっての青春が「NARUTO-ナルト-」であり、「幽遊白書」であり「東京喰種トーキョーグール」だったのかもしれないと。
たぶん今ジャンプを読んでいる方は、例に挙げたマンガを知らないのかもしれないと思うんです。
この話もよくnoteに書いてきましたが、マンガは1巻が売れなかったら2巻の発売はないといわれています。ずっとその繰り返しです。マンガの1巻分は平均190ぺージ、つまり10巻のマンガだと約1,900ページも描かれています。こういった積み重ねからマンガの文化は作られてきました。
そうなってくると、どんなストーリーのマンガを描いたとしても、どこか似てるねと思われるのも当然です。テーマが忍術だとすれば「NARUTO-ナルト-」、人が人を食べるとなれば「東京喰種トーキョーグール」「進撃の巨人」。そういった連想されるパターンができあがってくると思います。
ぼくの場合は30何年間ただただ好きでマンガを読んでいたら、このパターンみたいになっちゃったんですよね。
ここが世間とのズレかなと思いました(笑)。
それでも面白いから『呪術廻戦』と『チェンソーマン』を読んでいます。並行して、ぼくのマンガライブラリー(気づけば8,300冊を越えていました)も色々読み漁ってみましたが、この2作品の評価が高いことには正直ピンときませんでした。
ただ、ぼくがもう、おじさんなのかもしれない。
最初に「鬼滅の刃」を読んだときも、ピンとこなかったんですよ(笑)。「鬼滅の刃」はアニメ化されて主題歌の紅蓮華も含めてトレンドになりましたよね。
なので、これからが楽しみですという意味を込めて、あえて今のぼくの評価をnoteに残しておきたくなりました。
はじめて辛口コメントを書きましたが、もちろんこのマンガに売れて欲しくないということはありません。繰り返しになりますが、世間とぼくの評価にズレがあるのも当たり前のことです。ただ何でもかんでも褒めるということに対しては、ぼくは違うと思っています。
今回のようにカテゴリーでマンガを見たときに"ぼくはこう思いました"というのが、1番書きたかったことです。
『チェンソーマン』と「東京喰種-トーキョーグール-」
つぎは『チェンソーマン』です。主人公のゲンジはチェーンソーの悪魔になっちゃいますよね。
『チェンソーマン(1)』 (藤本タツキ/集英社)より引用
このスターターを引っ張るシーンと、「東京喰種トーキョーグール」の主人公であるカネキくんが指をポキッと折るところが、ぼくは似ていると思いました。
『東京喰種トーキョーグール リマスター版 (7)』 (石田スイ/集英社)より引用
きっと『チェンソーマン』でも今後、ゲンジ自身が悪魔なのに悪魔を退治していくことに葛藤する様子が描かれていくと思います。
そして『チェンソーマン』が面白いかどうかに関わらず、ぼくにとっては「東京喰種トーキョーグール」がその葛藤を1番見せてくれたマンガでした。
これが「幽遊白書」だとあっさり終わっちゃうんですけどね(笑)。
それはそれで幽助らしいですけど。
「東京喰種トーキョーグール」に話を戻すと、このマンガではいろいろな描写を通して、カネキくんの繊細さを感じることができます。何回も書いちゃうんですけど、ぼくはやっぱり「東京喰種トーキョーグール」は最高に面白いマンガだなと思っちゃうんですよ。
ということを、ちょっと語りたくなってしまいました(笑)。
── 今回は珍しい内容ですね。例に挙げられていたのはどれも大事な作品だと伺いました。鎌田さんは新しくマンガを読まれるとき、これらを超える作品との出会いに期待されているのでしょうか。 (聞き手)
ぼくがマンガを読むときのパターンは2つあると思います。
1つは、超えなくてもいいと思っているときです。そこそこ綺麗な絵と予想した通りのストーリーでもいいと思えるパターンですね。「人狼ゲーム」のことをぼくは最近よくあるエログロ系のマンガだと思っているんですが、大体このパターンだよなと思いながら読みます。
もう1つは、 こういう考え方もあるよねと思えるマンガです。「サマータイムレンダ」はぼくにとって新しい形でした。あとは「溺れるナイフ」もそうです。言われてみれば、ちょっと「NANA」と似ているのかもしれないですけど(笑)。
こうやって後々から考えれば、またそれも別のフォーマットと結びつけられるかもしれないですね。ぼくはそのマンガはなにか新しい表現をしているかどうかを特に見ているのかもしれません。
今日は冒頭でも書きましたがあえての辛口です。
そしてこのタイトルの漫画が嫌いってことじゃありません、もちろん敬意を持ってます、そしてこれからも読むのでさらに期待したいです!ってところです。(何様なのかなぞですが)
それではまた明日。
最後に。
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