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大好きで何回も読み返しているマンガ『東京喰種トーキョーグール』

水曜日ですね、今日は漫画の話です。これまでnoteで紹介する漫画は、10巻以内の作品だけと決めていたんですが『東京喰種トーキョーグール』は例外です。もちろん『東京喰種トーキョーグール:re』のことも書いています。

今回の内容はREC.でも熱く語っています。


flumpoolの阪井さん

ぼくflumpoolのギター阪井さんと、仲良くご飯に行ったりするんです。

そこでいろんな話をするんですけど「俺、いま『東京喰種トーキョーグール』読んでるんだよね」と話していたら、「ぼくも読んでます」「『東京喰種トーキョーグール』は読み終わって『東京喰種トーキョーグール:re』のほうも読んでます」って。

それを聞いたときは、「え?」「そんなことある?」って思いました。

これをきっかけに、もう『東京喰種トーキョーグール』ぐらい有名な作品であれば、例外的に紹介してもいいだろうと。別に10巻が14巻になったところで。といいつつ、『東京喰種トーキョーグール:re』までいれると、もうちょっとあるんですけど、まあ読んでください。

という、ところからのスタートでございますよ。

王道のところもね。やっぱり漫画って新しいものと出会いたいですけど、同じくして、「もう1回好きな漫画を読み直したい。」って気持ちになることがあるじゃないですか。

今回は後者です。先に結論を言っちゃうと、ぼくは『東京喰種トーキョーグール』の7〜8巻くらいを何度も読み直してるんですよ。ちなみに、読んだことありますか?

3行でわかる東京喰種トーキョーグール 

ある日、自分が自分でなくなってしまったら
人を食べることでしか生きられない身体になってしまったとしたら
その変化に抗いつつ、生きる為に戦うことを選ばざるを得ない少年の物語

(引用元:アル

7巻〜8巻は主人公の金木くんが、敵対する喰種のヤモリに拉致されてしまうシーンがありますよね。

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このあとヤモリから拷問を受け、強制的に耳の中にムカデを入れられたりも。 

そこで、金木くんの髪も白髪に変わっていっちゃって。拷問の過程で、自分のこれまでの行動は「良かったのか」「悪かったのか」って、自問自答していくんですよね。そして、今までの弱くて頼りなかった金木研が、ここでめちゃめちゃ強くなる。

ぼくは、もう、ここからの『東京喰種トーキョーグール』好きですね。

何度も読み返したページ

それまでのストーリーもいいんですよ。小説読むのが好きな金木くんも。人間が喰種に変わってしまって、これまでと同じ様には食事ができなくなってしまうところとか、それでも食べたフリをしていくところとか。

そういうシーンも好きなんですけど、ここで明確にリゼを受け入れるじゃないですか。自分を人間から喰種に変えたきっかけとなる存在を。

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金木くんはヤモリから拷問を受けながら、どうして僕ばっかりみたいなことをずーっと自問自答しているけど、

リゼから「あなたのせいでしょ。」と言われてからは、お母さんが過労死してしまったことを含めて、

どんどんどんどん、自身の深い部分について、いろんなことを考えるけど、でも、この次のページに行き着くんですよ。

ここは何度も読み返したので、覚えています。

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リゼすらも、制御できればいいと。
そして、自分で喰種だと認めます。

ここで「お前バカか」と言われるかもしれないですけど、36年間生きてきて、ある日突然事故に遭って起きたら喰種になってるとかあります?それ受け入れられます?みたいなことを、ぼくは考えちゃうわけです。

そして、「いや、俺は無理だな」と。
これ、もうね、すごい話ですよ、本当に。

半殺しの定義

ここがまたストーリーが加速していくポイントなんですが、金木くんはヤモリをどんどん倒していって、最終的には喰べるんですよ。

そして、アヤトの登場です。

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彼は、トーカちゃんの弟。トーカちゃんは金木くんにとって、大切な味方です。そんな彼に、聞くんですよ。

「庇ったんでしょ?」と。

ヤモリが飛び蹴りしてたときに、こうでこうでこうでしょ、と。

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さらに、こっから宣言通り半殺しにするんですよ。

「この漫画、やっぱりすげえな」と思ってるのが、調べてることもめちゃくちゃすごくて、「半殺しの定義ってなんだと思う?骨は全部で206本あるからっ...103本君の骨折るよ」というところから始まるんですけど

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この骨の部位の名前。
圧がすごい。

最終最後でちょっと気になるのが、肋骨は全部いこうってなっていて

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あれ?みたいな

やっぱり、やばいですよ、ここは。金木くんが、もともと読書が好きだったねっていうところに通ずる部分があったり。

あと、もう1個だけ、ヤモリと戦っていくときに明確に、金木くんが強くなったことが分かる様があって。

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ヤモリが「折れても離さねえ」って言ってるんですけど、「折れてもかまわない」これだけ拷問されているのに、今更こんなの痛がると思った?

そして、足もグニュっと治る「いやいやいや」と。

本当によくできているストーリーです。設定とストーリーと、どこかミステリーな感じもありますよね。

例えば、梟ってなんだとか、ピエロってなんだとか。いろんな単語が出てきます。それを、この後の『東京喰種トーキョーグール:re』でもそうですけど、ちゃんと回収していく様。

漫画は世の中を象徴している

しかもですね、これ、なにが怖いって、『東京喰種トーキョーグール』を読んでいる時点で、もうぼくたちはこの作品を受け入れているわけですよ。

1番最初『進撃の巨人』でお母さんが食べられたとき、まあ世の中話題になりましたよね。

よく言ってしまうんですけど、漫画っていうものは世の中の物事を象徴していると思うんですね。クリリンが死ぬだけで、スーパーサイヤ人になった時代があったわけですから。

1回死んだら、二度と生き返れないんですよ。

それが、お母さんが食べられちゃえば人間が人間を食べちゃう日も来ると。すごくないですか。これを受け入れている、ぼくたちが。そもそも。

話を戻すと、1回設定を作ったものの「でも、クリリン復活させたい!」となれば、スーパードラゴンボールが出てきて「トルンガーは何度でも復活させられる」「え、ナメック星のやつはそれでOKなの?」ってこともあったり。

ただこれも、インフレしないちょうどいいところでね。みんなが「さすがだな」と思えるところで、いくわけですよ。

もうすごいことです。

しかも、今作は人間が人間を食べる喰種という存在を受け入れた後になんと、この梟。いわば、喰種側の1つの団体のボスが梟じゃないですか、

その梟が、生まれていく様というのが「人間と喰種の子ども」だと。今度はそっちに戻るのかと、すごい世の中だと。

もう、ようできてるこの作品は。

当然『東京喰種トーキョーグール:re』も面白い

『東京喰種トーキョーグール』の話をして『東京喰種トーキョーグール:re』については話さないなんてことはできないので、続けます。

これまで、ヤモリに捕まって覚醒していく7巻くらいの金木くんが好きだと言いました。最初はおどおどしているところからスタートした金木くん。それが『東京喰種トーキョーグール:re』では、喰種捜査官のエース有馬さんに倒されて、ゼロスタートしている金木くんが主人公です。

いわば金木くんじゃないわけですよ。
佐々木琲世なんですよ。

「どういうこと?」と。漫画ってよく1巻で決まるというわけですが、この前の『東京喰種トーキョーグール』で14巻続いた後、この『東京喰種トーキョーグール:re』の1巻。「え、これ記憶を失ってるの?」と。

この設定の飛び方がすごくて、しかもいい具合で。いろいろ話していくと、ここでもまた敵と戦うために佐々木琲世は喰種になるわけですよ。「え、記憶失って、喰種捜査官なのに、喰種ってどういうこと?」「しかも、作られた喰種じゃなくね?」と。

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さらに、SSレート喰種「ハイセ」の対処に当たるなんてシーンもある。こここで、佐々木琲世一等捜査官は半喰種だと。

そして、暴走した場合は喰種とみなし駆逐されるということが分かります。「なるほど」「また、こういう矛盾を抱えているのか」と。さらに、ここからいろいろなことの説明がありながら、入っていったカフェがこの

:reという言葉で始まって

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お店に入ってきたときにトーカちゃんで終わる1巻。
「トーカちゃん可愛すぎない?これ」みたいな。

もう『東京喰種トーキョーグール』って、漫画って何度も読み直していくうちに発見があると思うんですけど『東京喰種トーキョーグール』ともう1個あるとしたら、『HUNTER×HUNTER』かもしれないけど、こんなに、実は伏線があって。

ぼくは『東京喰種トーキョーグール:re』を読み終わった後で、「まだ、スピンオフっていけるだろうな。」と思っちゃうし、よーく見てると喰種ってこれ日本の話だけど、ドイツでとか世界的な話だし。

止まらない石田スイさんの話

なにがすごいって、これを描いている石田スイさんが今ゲームを作っていると。

そのために一切の漫画の執筆とかを止めて、ジャックジャンヌというものを作っていると、しかも石田スイさんがnoteを書いているじゃないですか、またこの漢字でスイがあるわけですよ。

これはやっぱりね。なんかぼくは、こう。有難いことに、本当に有難いことですけど、Twitterとかでフォローいただいたりしているんですよね。

もともと、漫画が大好きだったり『東京喰種トーキョーグール』が大好きだったりするんですけど、やっぱり作品から興味が作者へ変わっていくって結構なことで。気になっちゃうんですよ。

noteも読ませてもらうんですけど、ぼく普段は人のnote全然読まないんです。読まないんですけど、やっぱりね、石田帥さんのやつはコメントとかしちゃってるんですけど、読んじゃうんですよ。

すごい「もう、何文字書いてんの?」と。普段は福岡とかにいらっしゃると思うので、飛行機に乗るのがどうとか、そういう人間らしいところもあって。いやー、憧れだけど「会いたいの?」って聞かれると、もちろん会いたいんですけど。

もうね、てつやがぁぃぁぃと話してるときに「緊張してなにも話せない。」っていうのが「分かる」と。

しかも、しかもですよ!これ、『HUNTER×HUNTER × 東京喰種トーキョーグール』って知ってますか?。これ、あの石田スイさんが冨樫さんとの対談にちなんで、石田スイさんが描いたヒソカがいるんです。

やばいですよ。これですよ、これ。ヒソカが念を覚えていく過程とかが見れるわけですよ。

これは、すごい。青春ですよ、青春。もうど真ん中。こんなに嬉しいことはない。ぼくは漫画に塗れた人生で良かった。

この間、シルクがダウンタウンDXに出ていたときに、尾田栄一郎先生が描いてくれた作品とかを飾っていたんですけど、ぼく、どっかのタイミングで集英社に行ったことがあって、集英社に行って、1階のところに『東京喰種トーキョーグール』の原画っていうのかな、あれがもう、飾ってあったんですよ。超感動でした。

いや、やっぱりすごいですよ。

今までの漫画のレビューは最初に『彼方のアストラ』とか『SPY×FAMILY』と続き「これからくる」とか「5巻で終わったけど、めっちゃ面白かったよ」といった感じでやってきて、いろんな道を歩んできたんですけど

ぼくが最近読んでいて、ど真ん中もど真ん中の作品です。

もう、ほとんどの人が読んでいると思いますけど、読んだ人とはもう1度共感をしたい。


もしも、まだ読めていない人がいたら「絶対読んだ方がいいよ」と。

『東京喰種トーキョーグール』読んで『東京喰種トーキョーグール:re』も読んで、なんなら石田スイさんのTwitterフォローしてnote読んで、ヒソカも読んで。


やっぱ、色褪せない作品じゃないですか。絶対。

これは、なんだろうな。ワインと一緒で、後からまた読んだりするとね。またそのときから自分が成長していて、思うことがあるみたいな。そのときの自分の心境と重ねたりとかしますからね。

今日もなんだか、いい話をしちゃいましたね(笑)。

なんかボリューム満点になっちゃったんですけど、やっぱり思いが溢れてます。『:re』の最後のほうなんて、ぼくは単行本派なのに毎回ヤングジャンプを買ってしまいました。もう気になって仕方ないんです。。。

そんなぼくにとって大切な漫画ですのでぜひ!


今日はこんなところで。
それではまた明日!!

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いままで書いてた漫画についてのレビューをスタートさせます。(2021年11月より) 漫画をレビューした後、良かった、コメントしたいという…

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