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発達凸凹の息子に向き合った日々⑫  ~興味に突進していきます~

私がこの5年弱、一番向き合ってきたのは間違いなく『息子』です。
息子は発達グレー。発達に凸凹があるタイプ。
今年の4月で小学生になります。
息子が療育に通い始めたのは1歳8か月の時でした。
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息子の言葉は、徐々に、でも確かに増えていきました。
2歳を過ぎてからは「言語療法(ST)」も始まりましたしね。

しかしながら、息子の困りごとは言葉だけではありません。

そのひとつが「興味の対象に突進すること」です。

例えば、
朝の会に先生が絵本を読もうと取り出した時。
目と手と一緒に体が絵本に向かっていきます。
例えば
順番にサーキット(運動遊び)をする時。
誰が並んでいようとも、横から入っていきます。

療育に参加した当初は一番幼かったので、
「お兄ちゃんごめんね~、僕、一番最初にやってみたいんだ~ここに入れてね~。」
という先生の代弁とともに参加していました。
私は何となく申し訳なく思いながらも、先生も他のママも笑顔で見守ってくれていて、息子が満足するまで自由に過ごさせてくれました。

『突進していくのは、まだ見通しが持てていないから。』

そう教えてもらいました。
その先に何があるのかが分かれば、落ち着く事があるのです。
絵本の先が分かれば、どんな運動かやってみて分かれば、いずれ「こんなもんだよな。」って理解して、行動が落ち着いていく。ということです。

でもね「2歳前の子って見通し持てるの??」
という疑問を私は持ちました。
それは、息子じゃないと分かりませんが、、、
それでも確かに、同じ行動を繰り返していくうちに、次の行動を理解していくんだな。と思いました。


もう一つの困りごとが、
興味がなければその場所から離れてしまう事。
そのために、療育に参加できない事も多々ありました。
そんな時息子はホールの狭い場所に入っていったり、壁についているねじのようなものをいじっていたり。あとは窓際の腰壁やロッカーなどの高いところに上るのはよくありました。見え方が変わるのが楽しかったのかもしれません。

どうしても参加できない時には諦めて、ひたすら代弁してましたね。。
あとは、代わりに私が遊んで見せました。
でも参加しない息子をみるとやっぱり悲しかったなぁ。。。

まぁ、どんなに楽しい療育でも、15分~30分もしたら段々子どもたちが飽きてくるので、その前に先生は新しいアイテムを投入します。
運動あそびでも、そのタイミングで次のステップに進みます。
時にはそのタイミングで息子が興味を示して参加できることもありました。

そうやって、息子の興味が先生にも向いていったと思います。

そして、「この人(先生)面白い!」って息子が思ってから、療育が楽しくなったんじゃないかな。と思います。


続き?はまた書きます。
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今は、よくしゃべる、どちらかというと落ち着きがない男の子。
お友達と遊ぶのが大好き。ゲームも大好き。外遊びも好き。
それでも、「定型発達」と言われる子たちよりは不安が強いかなと。
療育→幼稚園→発達支援を受けて、優しい子供に成長しました。

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