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発達凸凹の息子に向き合った日々⑪  ~言葉の代弁で自分の気持ちを知る~

私がこの5年弱、一番向き合ってきたのは間違いなく『息子』です。
息子は発達グレー。発達に凸凹があるタイプ。
今年の4月で小学生になります。
息子が療育に通い始めたのは1歳8か月の時でした。
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息子が療育に通い始めて少ししてから、
「ママ」とか、「あっち」みたいな発語が出てきました。

物の名前も少し出てきたような気がして、
療育に来てよかったな、と思ったのを覚えています。

でも、2歳前くらいの時に、それが無くなったんですね。

今まで出てきていた言葉が出てこなくなって。
療育に行っている間、私はずっと息子の気持ちを代弁していました。
「気持ちいいね」
「楽しいね」
「冷たいね」
「これ、かーしーて。だね。」
「ぐちゃぐちゃして気持ち悪いね。」
私ばかりが話しているから、息子は話さなくてもいいと思っちゃったのかな?!それとも、息子はもうしゃべることができないって事なのかな?!そんな風に思って、担任の先生に相談しました。

先生の回答は
「これからどんな風に成長していくのかは分かりません。話すかもしれないし、話さないかもしれない。でも、私たちは息子君の気持ちを代弁し続ける事は大切だと思っています。もしかしたら、息子君は今は言葉を貯めこんでいる時期なのかもしれませんし。満足するまで言葉をため込んだら、今度は言葉が爆発するかもしれません。」

不安になりつつも、私は話し続けるしかない。
それが私と息子にとっての最善なんだな。
先生の言葉を受けてそう思って、私は変わらずに言葉のシャワーを浴びせ続けました。
そうして1ヶ月がたち、2ヶ月が経った頃に、またぽつぽつと単語が出始めて、2歳半くらいには2語文、3歳前後には3語文でお話するようになりました。

息子がどうして泣いているのかが自分自身が理解できてない時、
「転んだよー。痛いよー!」
「お友達のおもちゃで遊びたいよー!」
「遊び終わったら僕に貸してー。」
まるで息子が話すだろう事を言葉にしました。

嬉しい表情の時も
「できた!」「やったー!」「わーい!」
「おいしい~!」「まて~!」

手遊び歌も歌ったし、絵本もまぁまぁ読みました。

一時期禁止にしたテレビも、再開しました。
自分がしんどいと思った時には、テレビと遊んでもらいました。
自分がしんどくなりすぎないように、療育先に預けたりもしました。

そんなことをつづけながら、沢山笑って沢山泣いて、
まずは、ママ→家族→先生→お友達 だれかと一緒に遊ぶのが楽しい!
という事を学んだんだなぁ。と思います。

なんだか支離滅裂になってしまいましたが、、
そんな風に、誰かと一緒に接しながら、息子は言葉を吸収したんだろうと思います。


続き?はまた書きます。
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今は、よくしゃべる、どちらかというと落ち着きがない男の子。
お友達と遊ぶのが大好き。ゲームも大好き。外遊びも好き。
それでも、「定型発達」と言われる子たちよりは不安が強いかなと。
療育→幼稚園→発達支援を受けて、優しい子供に成長しました。

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