【部外厳禁】クラスの決め方②
僕は、現役中学校教師です🧑🏫
新学期を迎える時期になると気になるのはクラス替え。意外と知られていないクラス替えの意味や、メリット・デメリット、誰がどのように決めているのか、中学校編について紹介します。
このクラス替えについては、noteを分けてシリーズ化をし、紹介していきます!!
パート1ではリーダーシップに重きを置いて説明してきました。
次に、クラスを決める際必須になってくるのが
ピアノが弾ける生徒の分散!!!
中学校の二大行事といえば、体育大会と合唱コンクール。
その合宿の際、必須になってくるのが、ピアノ伴奏者です。
ですので、私たち教員はリーダーシップが取れる生徒と、ピアノが弾ける生徒をまず、分散させます。
一年生の頭に、どんな楽器を演奏できるか、ピアノなどの楽器は何年やっているか、など聞かれませんでしたか?
それと、一年を通して音楽の授業を行ってきた様子を見て、ピアノ演奏の可否を判断し、クラス編成の要素のひとつとして盛り込まれます。
ここで、ピアノ伴奏者を決める際実際にあったトラブルを紹介します、、、汗💦
これは、僕が、中2の担任をしていた時のことです。
クラスにはピアノを弾ける子が2人いました。
しかも、2人ともコンクールに出るほどの実力者!2人ともこの合宿コンクールに命をかけていました。
もちろんのこと、2人とも伴奏者に立候補してきました。
その時、音楽家の先生とも話をし、どうやって伴奏者を決めたかというと、クラスの多数決です。
音楽室で、全員がピアノを背にし、どちらが弾いているのかをわからなくした上で、最終的に良かった方に手を挙げるというシステムです。
ここで問題が起こりました。
伴奏者に立候補した生徒のうち1人が弾く前に軽く2秒くらい軽く鍵盤をタッチしてからスタートしました。
僕ら教員は何の違和感もありませんでしたが、実は、これが合図だったのです。
裏で仲の良い友達に、伴奏する前、軽く音を出すと言い、自分がどちらであるかを分からせたのです。
これは、決まった後にクラス内の生徒が僕に報告をしてくれ、発覚しました。
これに関して、僕はその伴奏者を指導しましたが、同時に自分自身も反省をしました。
もっと、いい方法は無かったのか、、、
結果的に、僕と専門家である音楽家の先生で判断をし、伴奏者を決めました。
子供達の執念深さにも驚きましたが、リスクマネージメントの必要性を改めて実感する出来事でした。