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読んで感じた『エッセンシャル思考』

こんにちはkalikaliです。
 さぁ、2022年が始まったと思えば、もう4月になるんですね。
年始のスピード感には年々増してく感覚しかなくて。分かってはいても、もう少しゆっくり時間が進んでくれないかと、何事にものろのろペースの私は願うばかりです。

 年始に心を落ち着かせ書き出した今年のやりたい事たちも、今もうすでに危うい状況のものがあったり、、、
完璧は目指さないと決めてはいるものの、中々どうして要領の悪さを感じてしまうので気を取り直して頑張っていきたいところです。

 今回の読んで感じたは、グレッグ・マキューン著『エッセンシャル思考』(かんき出版 2014/11/17)です。
時間は有限。分かっていても変えられない。
以前から書店で見かけては気になってはいたものの、めくるまでには至らなかったのですが、年明けという事もあり(今はもう4月ですが。。)いざ!という気持ちで読んでみました。かなり多くの人に読まれているかと思いますが、内容に関しては分かり易く読みやすい印象でした。


1.エッセンシャル思考とは


 本書に書かれているエッセンシャル思考とはどういったものなのか?
日常的な仕事や決めなければいけない状況などにおいての、考え方や行動の指針に関することが書かれている。

対比として挙げられているのが「非エッセンシャル思考」。
思考的な部分で行くと
すべてが大事
・やらなければいけない、など

そこから繋がる行動では
やることをでたらめに増やす
・差し迫ったものから取り組み、期限が迫ると根性で乗り切る など

その行動の結果として
・何もかもが中途半端に
・振り回され、疲れ切っている

こういった状態にどんどん陥っていく。

これに対して「エッセンシャル思考」だと、
まずそもそもの考え方として
より少なく、しかしより良く
・大事なことは少なく、何を捨てるべきかを考える

そこから繋がる行動として
やることを計画的に減らす
・本当に重要なことを見極める
・大事なこと以外は断る
・障害をあらかじめ取り除いておく

そして結果として
質の高いものが出来る
・コントロール出来る実感
充実感、楽しさを感じる

なるほど。
私はもう完全に「非エッセンシャル思考」。考えるのが好きなだけなんじゃないかと思う位、頭の中は常にごちゃごちゃ。そして気付けば先送りにするばかりで、何一つ一向に進められていない。
腑に落ちすぎて逆に衝撃的なくらいの感覚。


2.どうすれば


では実際にどうすれば良いのか?
「非エッセンシャル思考」の自覚があったとして、
このごちゃごちゃとして纏まりのない世界から足一本からでも抜け出すには?

「エッセンシャル思考」にするのは技術であることが多い。

様々なノイズから本質的な正しいものを見極める

すべてを選ばない

自分で選択する

大まかにいうとこの大きな流れで、それに至るための考え方や選択基準を持つ。といったところに感じた。

時間は間違いなく有限である。
今という時間は二度と訪れない。
大切なものは本当はとても少ない。
雑多な情報が蔓延る社会で、自分で選ぶことを放棄している人が多い。

”選択する” という時間をまず計画的に作る。
完璧主義は目指さずに、本質的なものを選び取る力を持つ。
自分(身体)という資産を大切に扱う。
過去・未来ではなく、「今、何が重要か」を考える。

これらが内容の全てでは無いが、総じて言えるのは
落ち着いて考え(見極め)、本当に大切だと思うものを選び続けること

この技術を身に付ける事が大切なのかと思う。


3.感想


 なるほどと思う内容ばかりでした。
本当に情報過多な現代だと思います。私自身は選び取る力がまだまだ無いと思っていて、右にも左にも気になるものばかり。

でも時間が有限というのは正にその通りなんですよね。
持っているエネルギーだけで出来ることは更に少なくなるのに、あれもこれも考えて手を出そうとすると、結局は何も得られずに終わってしまう。
これは私にとっては教訓だなぁと、しみじみ感じました。

実用書として為になる本だと読んでみた感想です。
断捨離的な思考に通じるものなのかと私は感じたのですが、そういったものに興味がありまだ未読の方は、ぜひ一読してみて頂きたいなと思える内容でした。

小さなワンステップから、私も踏み出そう。




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