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看取る幸せ

2020年12月1日
大潮でお月様が綺麗な日でした

明け方、3時31分
私の腕の中で旅たちました
7歳10ヶ月の兎生でした

2020年6月8日

診察結果は、脾臓腫瘍
お腹の左半分が、石灰化していて
いつ破裂してもおかしくない状況でした

歩き方が変?足を引きずる?

そんな違和感から受診
お母さん、良く気がつかれましたね
獣医さんは、そうおっしゃってくれました
脾臓は、沈黙の臓器 
サイレントキラー

そして、治療方針
摘出手術 確率は、20%
輸血が必要‥…
うさぎの輸血は、現状難しい
摘出しても、生存率は厳しい

それ以前に、麻酔にたえられるか‥…

この子の身体は、キズつけたくない

この子をお迎えした時
心を閉ざしてて、自虐が見られたこと
手足の毛を、自分でむしってしまう
ペットコーナーで、何があったんだろう‥…スタッフの方は、この子を大事にしてくれてた
家族を見つけるために、見せられてる空間
むやみに手を出す、ケージを叩く‥…
神経質な子は、ケージの奥に背中を向けて寝てる

プラムは、3ヶ月生活した場所

私は素敵な家族をと見守ってきた
生後4ヶ月、お値段がさがって慌てました

スタッフの方にお願いして、プラムに手を差し出す
来てくれた✨抱っこさせてくれた
夫に電話して、連れて帰りたいことを相談すると、あの子だねって

一緒におうちに帰ろう

頭を、撫でながら
ふっと身体を預けてくれた

何時までも一緒だよ!

うさぎは、子宮の病気で命をおとす子も多い

早いうちに、とってしまう選択をすれば、より長く一緒にいられる確率が高くなる
麻酔のリスクとの掛けもある

私は、それも運命なんだ
生涯病気にならないかもしれない
子宮をとらなくても、病気にならない子もいる

健康診断も大変で、獣医さんや獣看護師さんに、うさキックにうさパンチで抵抗するプラム

そんな様子から、今を大切にすることに決めた

だから、脾臓腫瘍とわかった時、苦痛がないようにとお願いしました
シリンジに、1日2回投薬、ステロイド療法を行うことにしました

この時に誓ったこと

この子の命が続くかぎり、最善を考える


もっと早く気がついていたら‥…

日に日に下半身の麻痺がすすむ
体重の減少から、背中がゴツゴツしてくる
排泄は、そのままになってしまう

もっと早く気がついていたら‥…
麻痺の進行から『if』だらけ

毎日座浴
気持ちよさそうにしてくれる

床ずれのように、毛が抜けてただれる

食欲は幸いにもあった

好きなものを食べさせる

寝方も、お腹の腫瘍のせいか寝そべることがなくなる
横になってしまうと、起き上がれない 

半年、頑張ってくれました

顔洗が出来なくなると、リゲルが毛づくろいしてくれた
プラムの毛づくろいで、鬱滞起こしてしまい、点滴騒動もあった
一緒に頑張ってくれたリゲルが健気でした

2020年11月29日

最後の診察となってしまいました
2、3日おきに通院
29日、院長先生が身体が冷たい
点滴をして、自家製の湯たんぽをくれた

夜、金属音に近い歯ぎしりが気になる
腸を動かすための歯ぎしり

強制給餌してるものの、牧草を食べてないからなのか‥…

11月30日

24時までの勤務

待っててね

そう告げて出勤

時計を見ると、23時40分

ママ!

自然と涙が‥…

あと少し、待っててね

胸騒ぎ

早く帰りたい

定刻

車をだす

もう少し、もうすぐ帰るよ!
きっと間に合う
待っててくれてる
信号が全て青
大丈夫‥…自分に言い聞かせる!

待っててくれた

部屋に行くと、リゲルがベットから落ちてしまったプラムに寄り添うようにしてくれてた

慌てて、ベットに寝かせる

リゲル、ありがとう

ママ、すぐ来るからプラム頼むね

身支度して、1時間後

ベットで頭が落ちてく

抱っこする
力がない
だらんと身体が落ちる

目が空を見てる

排泄が‥…

お尻を綺麗にして、1番安定するように抱っこしなおす

シリンジで水分をとらせる

のんでくれた

さむくなぁい?
辛くなぁい?
いい子ね!

突然
私の胸を右手でトントントントン

口をパク、パク、パク‥…

下顎萼呼吸だ!

ふっ‥…


力が抜けて、旅立った

時計をみる
12月1日3時31分
目の前が涙で霞む

涙がとまらない‥…

リゲルが私の膝へ
プラムを覗き込む
頭を撫でる

ぷー、頑張ったね
りーくん、ありがとう


お迎えしたときからの思い

最期まで看取る

息をひきとるまでの2時間半
壮絶でした

闘病の半年
写真に残るプラムの表情は、
笑顔

instagramにアップすると、
友人に穏やかな顔
幸せそうな顔だよ

すごく励みになった言葉でした

私の帰りを待っていてくれた

ちゃんと、お別れさせてくれた


辛くても、最期を一緒に過ごせた


看取ることが出来た


幸せなことなんだ


まだまだ、泣きます
書いてて、泣けます

まだ、寄り添ってくれてるんだと思います

この記事書き上げるのに、一週間

思い出も蘇る
思い出に浸る

写真みて、ホロっと


12月1日

永遠のうさ娘の日

そしてリゲルも、しっかり看取ると決めてます
それには、自分を大事にしなくちゃとも思います

そして、私の1番伝えたいこと
ペット
家族としてお迎えすること

可愛いだけじゃなくて
お迎えするだけじゃなくて
最期まで

覚悟してお迎えしてほしいと思います

大切な命
人間も、動物も
この世に生をうけたから
生きる意味
生かされる意味

感慨深いはず

命とむきあってほしい
運命を、大事にしてほしい

切に願います

最後まで読んでくださり、ありがとうございました

心に響いてくれたら、幸せです。

思い出写真

お鼻がハート
プラムのチャムポイント

サンタクロースの帽子を被って、みんなで写真撮影した思い出

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チンチラの大ちゃんのキス

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