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アートめぐり 私の楽しみ方③

 よく展覧会に行くと、始めのごあいさつや展示品の解説に人だかりができて、そこだけ混雑していることがあります。
 解説を読むと作品についてよくわかり、鑑賞する手助けになることは事実です。

 でも、もしそういった文章を読むのは今日は疲れるかもと思われる日やすべて読まなければいけないということが負担に感じられるのならば、一切読まなくてもいいと考えています。

 大学の授業で、展覧会に行った感想のレポートを書く授業があり、先生同行で美術館へ行きました。
レポートを書くために必死だった私たちは、解説にかじりついてメモを取っていたところ、先生からちゃんと作品を見なさいと指導されました。

 作品については、後からいくらでも調べることができます。カメラなどを通さず、自分で見て作品の色合い、構図などの美しさを知ることが大切だと気付かされたのです。

 それ以来しっかり見たい時は、解説を読みますが、気分がのらない時は、作品しか見ないことにしています。

 また、混んでいる時は、比較的空いている作品から見るようにし、混雑緩和や人ごみによるストレスを回避するようにしています。

 よく警備員の方が、順番はありませんので、空いている作品からご覧くださいというようなアナウンスをしていただいている場合は、素直に従うことにしています。

 そして可能であれば、一番お気に入りの作品は、戻って最後にもう一度見て終わるということもします。もう二度見ることができないかもしれないので、目に焼き付けようとするのです。

 飲食をしたり、足音を響かせたり、大きな声でおしゃべりするというような、作品保護や周りの迷惑になることでなければ、自由に楽しむことができます。


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