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結婚前に同棲してよかった3つの理由

夫にプロポーズしてもらったのは去年の6月だけど、その前に7か月の同棲期間があった。

当時、わたしは関西のクライアント先に常駐しており、月曜日から金曜日までビジネスホテルに泊まる生活で、夫は月の半分をヨーロッパ出張で不在にしていた。
そんな状況で、「ふたりで過ごす時間を確保するなら一緒に住んだほうがいいね」と、「お互い東京にいない日が多すぎて、一人で住むには家賃もったいないよね」ということで同棲するに至った。

アニヴェルセル総研の調査によると、既婚男女のうち、結婚前に同棲していたのは33.8%。徐々に増えてきてはいるが、まだ多数派ではない。
が、わたしたちは、結婚前に同棲しておいて本当によかったと思うので、その理由をまとめておく。

1.共同生活が可能な相手かを知れる

以前Twitterで、「同棲前チェックリスト」が話題になった。

一緒にデートできる相手と、一緒に暮らせる相手は違う。

・食器は使ったらすぐ洗うか、シンクにある程度ためるか?
・お風呂は毎日お湯ためるか、シャワーか?
・バスタオル週に何回洗うか?
・洗濯が終わったらすぐに畳むか?

みたいな生活スタイルの違いが、積もり積もって大きなストレスになる。
特に部屋がどれくらい汚くても耐えられるか、掃除に求めるクオリティはもめがち。

お互いのやり方に慣れて、妥協点を探ったり、双方納得の上で分担を決めるための時間は確保したほうがよい。

2.意思決定プロセスを経験しておける

同棲が決まったら、どちらかが元々よほど広い部屋に住んでいたのでない限り、あらたに賃貸の部屋を契約する。

今日行くレストランや泊まるホテルの選択は、日によって相手に譲ったり、多少妥協できるかもしれないけど、これから数か月・数年単位で暮らす部屋は簡単に妥協できないはずだ。お互いのこだわりをぶつけあう必要がある。

また、大きな投資の意思決定でもある。CHINTAIで検索したら、中野区の築20年以内の1LDKの相場が12万円だったので、2年契約で計算すると、288万円。結婚式並みだ。

結婚したら、家を買うにしろ、子供の教育にしろ、話し合って決めていくことの連続なので、物件選びによって意思決定プロセスを前もって経験しておくに越したことはない。

わたしたちの場合、
見学前にスプレッドシートで物件候補の比較表を作ったり、

物件比較表

物件が決まったら、間取り図上で家具のレイアウトを検討したり、

レイアウト検討

この物件選びで、工夫しながら一緒に意思決定していくプロセスがめちゃくちゃ楽しかったので、「今後結婚式やったりするのも楽しいだろうなー」と思えた。

あと、不動産屋対応において、夫の仕事デキるぶりが垣間見えた。
・予約などの連絡がとにかく早い
・物件見学当日の車での移動中など、沈黙が気まずくなりそうなシーンで、フランクな雑談ができる
・仲介料をちゃっかり値切ってくれた
など。
一緒に働いたことないけど、「この人同僚や上司だったとしても最高じゃん!(拍手)」とポイントが上がった。

3.結婚タスク繁忙期のピークを下げられる

上記2つは結婚相手としての見極めの話だけど、最後は「結婚」に伴うストレスを減らす話。

男性側がそれなりに長く付き合っている彼女との結婚を先延ばしにする理由として、「今は仕事が忙しいから」というのを挙げるのをよく聞く。この気持ちはわからなくもない。一般的な「結婚」って忙しすぎると思う。

結婚を決めたカップルは、以下を1年~1年半の間に一気にやることが多い。

・親族に結婚を認めてもらう :双方の実家への訪問、両家顔合わせ
・法律的な手続きをする :入籍、苗字変更
・一緒に住み始める :家探し、引っ越し、お金のインフラ整備
・結婚を祝うイベントをやる :結婚式場を探し、結婚式準備、新婚旅行

この中の一つやるだけでも十分大変だ。苗字変えるだけでも特別休暇欲しかったし、共益費をどうやって管理するのかも結構工夫と準備がいるし、結婚式場選ぶのも時間かけたい。
結婚を機に転職・退職する人や、妊娠・出産が同時期にある人の忙しさは計り知れない。頭が下がる。

あまりに急に忙しくなるとストレスになり、不仲の原因になりうる。

同棲を先にしておけば、この繁忙期のピークを下げることができる。

また、一緒に住んでいたほうが、両家顔合わせの日程調整だとか、そういう細かいタスクが格段に進めやすくなる。

◇◇◇

個人的には3が一番のメリットだと感じた。
「結婚のタイミング逃しそう」「新鮮味がなくなりそう」という懸念もよく耳にするし、「順序が違う」と親に反対されるケースも聞くけど、ストレスフリーな結婚生活を手に入れるためにメリットは多いと思う。

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