時間の経過が構造を変化させる)クリエーター編)
バブルが弾けて、広告費に使われる予算が激減しまた世界的な視点で言えば、国内出稿予算が世界に振り分けられ、広告制作費が減ったまま暗黒のひゅがき30年が経った。
震災後の被災地を例にすると分かりやすいが、時間と共に「一時避難」でなくなり新たな生活拠点が生まれ、元に戻らない。
さて、クリエーターはどうだろう?
いわゆる、制作費、企画費が削られ(例えばマンションパンフであれば、豪華なほど受けたし、ギミック(飛び出す絵本のような)があればあるほど良いとされたピークは過ぎA4定型でどのメーカーもどの価格帯のマンション販売でも同じ規格となった(その中でのコンペ)。TVCMも同じく・・・。
それが1~2年でなく30年(生まれて大人になるまで、3世代分)も続き予算が無ければ、予算を使った豪華で仕掛けの多い広告クリエートは光背に伝える術もなくなる。(アイデア勝負の世界だが、アイデアをカタチにするのには予算が掛かる場合が多い。たまに現れる低予算のアイデアCMは全体の中では異例だからこそ目立つ)
かくして、東京のプロジェクションマッピングはあのクォリティとなった。電通ともあろう企業でさえこれだ。
他は推して知るべし。(これに拍車をかけたのがコロナ騒動・・・広告でなく「vaccine予約システム」を構築したり人材派遣と化したものも)
コロナ禍の3年で失ったもの(社内飲み会)、消えたサービス(手渡しレジ)、伝統(新入生応援団)を思い出しても同じだ。
個人的に衝撃だったのは小池都知事がプロジェクションマッピングの件で自ら発した事例ノートルダム寺院のそれを観た時だった。
と、つくづく思う。
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