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夏の頑張りが秋の貧血の原因に

こんにちは。ランニングアドバイザーの角地です。

秋の大会のエントリーが始まっています。
やっと大会に出れるとワクワクされている方、コロナ禍で走り始めてちょっと大会に出てみようかなという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
みなさん秋の大会に向けて、夏の間にしっかり走りこもうという方も多いと思います。
そんな時に気を付けたいのは「隠れ貧血」です。

隠れ貧血の症状としては、息切れ(いつもの練習についていけない)、動機、頭痛、疲労感(何となく疲れている)、倦怠感(何となく調子が悪い)、心肺機能の低下などです。

隠れ貧血の原因は、大きく2つあります。
夏は発汗量が多いのですが、汗1リットルの中に0.5mgの鉄が含まれていて、鉄分不足になりやすいです。

もう一つは、暑さで食欲が減退し、鉄摂取不足が起こりやすくなっている事です。


夏の間にしっかりと走りこんだのに秋になったらなぜか調子が上がらない、普段通りの練習なのに思うように走れず、疲れやすくなっている。
そんな方は隠れ貧血になっているかもしれません。


気になる方は、健康診断や献血の結果を確認したり、病院で血液検査をしたりしてヘモグロビン値を調べてみましょう。
男性13g/㎗、女性12g/㎗未満だと貧血状態で10g/㎗未満だとかなりひどい状態だと思います。
お医者さんと相談して鉄剤を処方してもらうなど指導してもらってください。


貧血にならない為の予防策は、バランスの良い食事はもちろん、鉄分を十分にとる、良質なたんぱく質を摂る、造血効果のあるビタミン類を十分に摂ることです。

鉄分の吸収を良くするためにはビタミンCが必要です。
人間はビタミンCは自分で作り出すことができないので食事から補給することが必要です。


夏の間に隠れ貧血を予防しながら、しっかりと練習を重ねて、秋の大会を良い状態で楽しみましょう。

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