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未知との遭遇:昭和の洋式トイレ

(元号が令和に変わった時に旧ブログ http://pandes.jugem.jp に書いたものです。)

昭和、平成、令和…思えば、生きてる間に3つの元号を体験したことになるナ…なんてボンヤリ思ってたら、昭和時代のあるエピソードを思い出した。

30年ばかりの平成の間にも、あれよあれよとPCメールが普及し、ケータイが出てビックリ…と思ってたらそれが2つ折りになり、それもやがて i-phone /スマホ…とやらに化け、それからほんの10年も経たないうちに i-pad やらタブレットやら…そしてTVは液晶が当たり前…と…いや凄まじいこと目まぐるしいこと。

さらに昭和に遡れば、白黒TVがカラーになっては喜び、ビデオデッキが自宅にあるクラスメートを羨望の眼差しでみつめ、カセットやレコードに替わるCDという画期的なものが登場というニュースを見ては驚愕し…そうだそうだそうだった…。

今でこそ当たり前のモノも、最初からそうだったわけではないことを、忘れちゃいかんのだ…。

…前置きが長くなったが、あれは確か小2か小3の頃。忘れもしない、初めて「洋式トイレ」に遭遇した衝撃…。当時「自宅のトイレがやっと水洗式になった」だけで鼻高々だった私…母に連れられ兄と2人、(ちょっと遠い所にある)ピアノ先生宅でのレッスンを終え、母と先生が雑談してる間に、トイレを拝借することになった。

…が、トイレの扉を開けるなり目に飛び込んだ前代未聞のソレに思わず凝固し、用を足すどころではなくなった。鍵をかけるのも忘れ、ソレの周りをグルグルウロウロしながら、正しい使用法を判明しようと子供ながらに懸命に頭を巡らせた。

…いつも床に埋め込まれてるモノが、なぜ突出してる??…何の為に???…蓋はまぁわかるが、このU字の中蓋は何?(開けたり閉めたり)…一体どっちが前?…それとも意表をついて横向きに座るとか?…いや待てよ、サイズ的に無理がある。そもそも座るのではなく、このU字の上に乗っかってしゃがめってことか?…いやいや不安定極まりないし、そんなはずはない…。…etc…実際、着衣のまま「あぁでもない、こぅでもない」と試してみたのを覚えている。

あまりに私が戻ってこないので、兄が心配して扉を開けた(鍵かけなかったものだから…)時に、私が最終的に自信満々でとっていた体勢(行き着いた結論に自分なりに確信があった)はとても公表できるものではないが、別の意味で凝固した兄を、一瞬で抱腹絶倒させたのは言うまでもない。(なぜか彼は正統法を既に知っていた。流石お兄ちゃん???)…いやはや、鍵かけてなくて良かったんだか悪かったんだか…。

今考えれば、なぜ扉を開けて凝固した後すぐにでも正気を取り戻し、先生、母、兄…のうち誰かを呼んで尋ねなかったのか?…今とあまり性格変わってないな………て、こんなハナシでごめんなさい………滅多に無いので御容赦を!(冷や汗。。。)

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