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夏目漱石ってば、すごいよね、すご過ぎるんですけど。

いや気づいてたけど、私が深く知らなかっただけでした…

「表面を作る者を世人は偽善者という。偽善者でも何でもよい。表面を作るという事は内部を改良する一種の方法である」

150年以上前にこんな事言ってるんだよ。これってさー、物を売ったり作ったりにも繋がるよね、マーケティングに長けてたんだよなぁ、そりゃあベストセラーだって書いちゃうし、女の人にもモテるに違いない。

だから自分のプロデュースだってイケてるのは当たり前かもしれない。
写真の中のポーズとか見てもカッコ良いし、昔の写真にありがちな直立不動の姿勢じゃなくて、頬杖ついたポーズなんて垢抜けてる、
文豪感漂いまくり。

そもそも「我が輩は猫である名前はまだない」そんな始まりの文章を大正時代にサラサラと書いちゃう人だもの。
ネットもない昔にどうリサーチしてたんだろ漱石さん。文章能力に長けてるだけだと思ってたよ。

外見を変えれば内面も変わります。そんな事をうたった有料セミナー、今でもあちこちでゴロゴロ見かけるんですけど…
夏目さん家の漱石さんてば、江戸時代の終わりに産まれたんだぜ。どうしたらいいの。

良い物を作っても、手に取ってもらえるようなパッケージにしないとはじまらないし、
売れる為の努力は必要だ、
どこかのホストクラブの社長さんも、
「イケメンは入り口、そこから人間性や人となりを知ってもらう事が大切」
って書いてあった。

さすがお札に肖像画が描かれてる人って、
ただもんじゃないと改めて思う年の瀬の夜。

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