12年働いたDeNAを退職し、カミナシに入社した話
こんにちは、かこもえ(@kakomoe3)です。
わたし自身は仕事に関する発信をほぼしてこなかったタイプの人間なので前職の人に見られると非常に恥ずかしいのだが、スタートアップは発信がすべて(現在も🌸春のnote祭り🌸というPJTが社内で開催されている)!ということらしいので入社エントリーを書くことにした。
2022年4月、丸12年(産休育休含む)勤めたDeNAを退職し、現場DXプラットフォームを運営する株式会社カミナシに転職した。
これは、わたしにとって初の転職。
🐐 なぜDeNAに入ったのか、そしてなぜ12年もいたのか
わたしのことを知らない人がほとんどだと思うので補足すると、
2010年、ちょうど怪盗ロワイヤルが全盛期を迎えていた時代にDeNAに入社。
12年間の間に2人の子どもも生まれ、ワーママとして働いている。
大学時代は農学の研究をしていたのでまさかIT業界入るなんて思いもしなかったが、
「ホテルでビュッフェを食べられるからYOU来ちゃいなYO!」
という当時の人事の方の誘いにホイホイとのってホテルビュッフェ付き新卒採用説明会に行ったところでDeNA創業者の南場さんに出会い、こんな人が世の中にはいるのか!と(いい意味で)衝撃を受けた。
当時人生をかけてやりたいことなどなかった自分にとって、やりたいことが見つかったときに、それができる自分になるために、最速で社会人としての価値をあげられるのはここだ!と思って入社を決めた。
そしてそれは本当で、新卒だからといって箱入りで育てられるわけではなく、人生で一番たくさんの失敗(仕事も、お酒も...)をしながらも、楽しく働いていた。
「コトに向かう」というシンプルで難しいことを、誰もが自然に体現している、素敵な人たちばかりの会社だった。
わたし自身、事業部も4つ経験させていただいた。
人事、ゲームプロデューサー、メディア編集、ヘルスケア領域でのPdM、bizdev、マネジメントも含め職種も役割も大きく変わっていったので、12年間飽きることなく働け、常にそれなりのストレッチ感もあった。
「できるかどうかの確率が50%の仕事や裁量を与えつづけることで、成長を促す」
という話を新卒で入ったときにされたのだが、まさにそういう会社だと思う。
今でも新卒で入る会社として、DeNAは心からおすすめしたい。
🐐 築き上げた関係値で仕事ができてしまう
心地よく働く。というのは、とてもいいことだと思う。
仕事をするにしても、趣味を楽しむにしても、全ては体が資本。
心身ともに健やかに働き続けられるということは、一番大事なことだ。
ただ、振り返ってみると、新卒1年目は決して心地よくはなかった。
それは自分の力が足りていないことに全ては帰結するのだが、常に心の中がざわざわしていたように思う。
そして12年目。わたしは、仕事が「心地よい」という状態になっていることに気づいた。
それは、もちろん色々な要因があると思うが、なにより、12年間で築き上げた関係値で一定うまいことやれてしまう、という事実が自分の中での引っかかりとなっていた。
🐐 そうだスタートアップ、いこう
入社当時、300人台だったDeNAは、2022年には2,000人規模の会社になっていた。
もう知らない人の方が多い。そんな会社規模だ。
そんなこともあり、自分自身、「自分が会社を背負う」という感覚も、徐々に薄れていったように思う。
自分の認識する範囲の外でさまざまな意思決定が行われることがほとんどで、他事業部で起きていることも、どこか他人事と思う自分がいて、自分にとって今のDeNAは大きすぎたのかもしれない、と感じた。
どうせ働くなら、自分が会社を背負っている感覚を持ちながら働きたい
そう考え、スタートアップに絞り本格的に転職活動をはじめた。
🐐 きっかけはヤギ
なんのこっちゃねんという話だが、カミナシとの出会いは「ヤギ」のロゴマーク🐐である。
👇この折り紙みたいなヤギのロゴ
👇さらにヤギのごーとんもいる(なんとロボットらしい)
結婚し本名が「八木」なので、ヤギの会社ってなにしてるんやろ?という
ごくごくかるーい気持ちでWantedlyの【話を聞きたい】ボタンをポチっと押したのがきっかけだ。
面談をすることになったのでカミナシが発信しているnoteなどを色々と漁ってみていたのだが、印象としては、すごい泥臭い領域で泥臭いことを本気でやっている会社。
あとCEOの諸岡さんが暑苦しそう笑
その印象は色々な方と面談や会話を何度か重ねても変わらず、みんな本気で、未踏の領域を変えていこうとしているんだな、と感じた。
そして、諸岡さんは思ったとおりアツ暑苦しい人だった。
🐐 ユーザーへの価値を高めるほど、事業が加速する世界
最終的にプロダクトマネージャーとしてカミナシに入社を決めたのだが、主だった理由が5つある。
ユーザーの課題が深く、そして広いこと。そしてそれをプロダクトの力で解決できる可能性を感じたこと
会社として遊びを大事にしていること。だからこそ、固い業界に提供しているプロダクトに遊びの要素を加えられそうだと思ったこと
ユーザーの課題を解決することが、まっすぐ事業成長に繋がるビジネスであること
CEOがすでに様々な困難を経験しており、多少のことではポキっと折れてしまわなさそうだったこと
リアルな現場に深く入り込むプロダクトマネジメントが純粋に楽しそうだったこと
※今までtoCの経験が多かったので、「toB×現場」という掛け合わせは未知の領域で純粋にワクワクした
5つあるといったが、最後の最後は、5の「楽しそう」で決めた。
社会科見学をしながら仕事ができるというと語弊があるが、「課題は現場にしかない。だから現場に行くんだ」というのは至極真っ当だし、エンジニアも含めてそれを大事にしているチームが素敵だと思った。
お客様の向き合っている課題に、パソコンの画面からではなく、リアルな世界の中で深く寄り添える、そんな手触り感をもちながらプロダクトを育てたいと思い、カミナシにjoinすることにした。
👇入社2週間で、現場デビュー🎉 with @toricls @matumado @nabetaro_san
南場さんの書籍『不恰好経営』の中にこんな一説がある。
今回は事業という文脈ではなく完全にパーソナルな転職活動の話だが、自分にとっても、家族にとっても、会社にとっても、顧客にとっても、選んだ選択肢が正しかったと言ってもらえるようになるとよいなと思っている。
🐐 3,900万人の仕事を、たのしく。
日本には、ノンデスクワーカーが3,900万人いるらしい。
そんな、まだデジタルサービスが浸透していない業界は、もっとクリエイティブにできるし、もっとたのしくすることができるはず。
とはいえ、「現場をたのしくする」前にやるべきことが死ぬほどあるというのも入社して1ヶ月ほどだがわかってきた。
急激に顧客が増え、組織が拡大していく中で、踏ん張ってきたチームのメンバーがもっと価値に集中できるよう、まずは土壌を耕し整えるところから始めたいな、と考えている。
3,900万人の仕事を今よりずっとたのしくすることができたら、日本はもっと元気になるのではなかろうか。
「ノンデスクワーカーの才能を解き放つ」 (※カミナシのミッション)ために、これからいろいろとトライしていこうと思う。
🐐 さいごに
カミナシは、月に1度の全員出社日が設けられているのだが、その日の冒頭の挨拶で、諸岡さんが「ザマース!ザマース!ザマーーーーッス!」という謎の呪文をいきなり大声で発したのには、正直驚いた。
これが、カミナシに入って一番のカルチャーギャップだったかもしれない。
やはりカミナシのCEOはアツ暑苦しい。
…ということで今カミナシは全方位で採用をしています。
とはいえ、何をやってるかようわからんという人も多いと思うし、実際noteに書いてへんあれやこれやあるやろ!という方も、現場DX!なにそれちょっとたのしそう!という方も、興味はないけどちょっとかこと話してみたいなーという方も、今なら転職したてのフレッシュなお気持ちでお話ができると思うのでカジュアルにおはなししましょう〜
最後にスキ♡をポチっとしてくれると、カミナシで最初で最後のnoteでなくなる確率が上がります。
みなさまよろしくお願いします🙇♀️