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〈my story〉仕事は自分の世界を広げる希望に満ちている②

入社当初、人見知りなことがコンプレックスだった。自分の居場所を模索したり、自分で全部抱え込んでしまったときもあった。それを乗り越えて働くうちに、今までの自分では想像できないような、新しい仕事への扉が開いた。そんな私が今仕事に対して思うこととは。

職業:ゑり善 店頭一般職リーダー

今回インタビューをさせていただいたのは、京都四条河原町にある「ゑり善」にて勤務されている、廣政陽子さん。
インタビューアー・編集は私、古津と野﨑が担当いたします。
私たちは現役大学生、現在実習生として、「京都ではたらくわたしのライフストーリー」メディア作りに参加しています。大学生の今だからこそ、気になったことも聞いてみましたので、ぜひご覧ください。


インタビュー中の廣政さん。

【今後のキャリアプラン】新しい扉が開いた

二年前からホームページの仕事に関わらせてもらっていて、
その仕事に携わってから私の中でちょっと新しい扉が開いたなって思ったんです。

今まではあくまで店頭の一般職として他部署とのプロジェクトチームに参加することが多かったんですけど。

このお話があって、店頭代表っていうよりは私一個人としてチームに選んでもらえたんだろうなっていう思いが、そのときすごくあって。

ちょっと人と考えが違ったり、変わった見方をすると言われることがあるんです。

でも普通と違うところも長所として受け入れてくれたのがすごく嬉しかった。

新しいホームページ作るのも成功して、その後もいろんな方にゑり善のホームページを見て知ってもらえるよう、今も続けてそのプロジェクトでやっているんですけど。

この仕事に関わって、私これでいいんだっていう扉が開いたタイミングで、新しく広報の仕事を担当してみないかというお話が来たので、今結構視界はクリアって感じですね。
まだそんなに表立っての活動は始まってないですけど、すごくわくわくしている。

広報担当になることで、全く業種の違う他社さんとの関わりができるとなると、また自分の世界とか見る目も広がるんじゃないかなっていう
希望に満ち溢れている感じですね。

Q.生き方や考え方に影響した本や言葉を教えて下さい。

渡辺和子さんの「自分にしか咲かせられない花を美しく咲かせよう」という言葉です。

いつも心の中で意識してるわけじゃないんですけど振り返ってみると、やっぱり根底にはこの言葉があります。

渡辺和子さんがおっしゃってるのは、花の種類で優劣をつけるわけでもなく、置かれた場所がどこであっても、自分の花を咲かせましょうっていうお話なので、これはみんなにも当てはまることなのかなって。

やっぱりつらいときにこの言葉が浮かびます。

なんかしんどいなって思ったり、毎日平坦なことをしてたら駄目だなって思ったときに、自分の花は今どうかなって。

何年か前の入社式で先輩の代表として挨拶したときにこの言葉を送ったことがあって、そのときにうちの筆耕の人がすごく感動してくださって。

絵はがきにそれを書いてプレゼントしてくれたんですね。それを嬉しくて今も部屋に飾ってます。

Q.あなたにとって「仕事」とは?

私の形を作るものだと思います。

お客様や社員、取引先の方たちと日々接しているなかで、いろんな考えやいろんな人生に触れさせてもらって、自分が持ってないものを吸収できる学びの場所です。

接客でよかったなって。

割とまっすぐっていうか頑固で、「他人は他人、自分は自分」ってなっちゃうタイプなので、
日常生活から受け取る他人の価値観や思考も柔軟な自分を作る大きな要素だっていうのは思いますね。


お話して下さった廣政さん。商品の振袖と共に。

編集後記

実際にお仕事をしていらっしゃる方のお話を伺えて、自分の将来を具体的にイメージする良いきっかけになりました。インタビュー中、自分の経験も重ねながら、つい個人的に気になったことを質問させて頂いたりもしました。その度に快くお答え頂き、大変参考になりました。
特に誰にも負けないものを見つけるというお話が印象的でした。
私も「任せてください!」と断言できるようなことを身に着けたいなと思いました。(古津)

株式会社 ゑり善
天正12年(1584年)創業。創業当時は京染屋であったが、現在は半襟をはじめとする和装小物から、着物や帯が主流となっている。現在3店舗を展開し、「ゑり善好み」と呼ばれる品々を取り揃え、販売している。
京ごふく ゑり善 [創業天正12年] | 京都老舗呉服きもの (erizen.co.jp)

その①はこちら

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