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『わたしの偏愛ガラス道』イロトリドリのガラスの世界に迷い込む

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ある物や人だけをかたよって愛すること、偏愛。
とことん愛し、全力で情熱を注ぐ、「何か」も「愛で方」も十人十色、みんな違ってみんな面白い。

他の人の偏愛は分からないこと多いけれど、その熱量になんだか自分の芯に火を灯されたような心地になりませんか。

今月から全4回に渡って、kakkoスタッフにそれぞれの「偏愛道」について聞いてました。
第4回目は店主高橋の「偏愛道」について探っていきます。

挿絵

小さい頃から透き通っているものに心惹かれ今に至ります。
ビーズで作ったネックレスは透明のものだけ選んで繋げていたのを思い出します。

好きな物の軸の部分は小さな頃からあんまり変わってないんです。
変わっていくもことも素敵だけど、変わらないものがあるっていうのも素敵なことだなと思います。

私の好きなガラス。
透明でキラキラでいつでも澄んだ気持ちにさせてくれる大切なもの。


01. 収集癖を刺激する魅力

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●小さめの素朴でかわいいグラスたち

始まりはもう何年も前。
香川に遊びに行った際に立ち寄った中東の雑貨を販売している面白いお店で見つけた、美しい青色が印象的なグラス。

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その美しさに魅了されるとともに、一般的にイメージする高貴でシュッとしたワイングラスとはちがう素朴さを感じ虜になりました。

それ以降、小さなサイズのグラスを見かける度に収集癖を刺激され買い集めています。

グラスをは大体2つずつ購入しています。友人を自宅に招いた際に好きな種類のグラスを選んでもらったり、何点かミックスさせて食卓に置くのが好きです。

グラスを選んでいいよと伝えるとみんな嬉しそうに選んでくれるのが密かな楽しみだったりします。
人の好みを知るって面白いですよね。

グラスは沢山あるけれど、お酒には詳しくないのでそれぞれのグラスにぴったりなお酒をチョイスできるように、詳しくなりたいなと思う今日この頃です。


02. 一生の宝物

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造詣が美しい鳥のオブジェたち

フィンランドのガラスデザイナー[ Oiva Toikka ]の作品で一番有名なバードシリーズ。

いつか手に入れたいなと思っていたけれど、簡単にぽんぽんと買えるお値段でもないので、一目惚れしたら絶対に買おう心に誓っていました。
その瞬間はフィンランドのイッタラショップに行った時に訪れました。

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赤紫やピンク色が好きな私の好みにぴったりなバード[ Rosalinda ]
残り1点、しかもキャンペーン中で割引もあるとのこと。持ち帰る際に割れると怖いなと思いつつ、即決しました。

飛行機では手荷物に入れ、大切に大切に持ち帰りました。今でもこのバードを見ると色んな感情が蘇ります。お守りの様なファーストバードは私の一生の宝物です。

他のバードも全て一目惚れ。
そしてoivaのバード以外の鳥さんのガラスのオブジェもちょこちょこ集めています。


03. どちらも好きだっていいじゃない

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●個性あふれる友達の様な花瓶たち

どちらかが好きだからどちらかを好きになっているということでもなく、お花も花瓶も好き。

花瓶は北欧のものからヴィンテージのものまで色々持っているのですが、形状が面白いもの、色が美しいもの、他の花瓶とのバランスなどを考えながらお店で出会った時に少しも迷いがなくこれをお家にもって帰ろう!と思うものだけを連れて帰ることにしています。

シンプルなものから個性的なものまで、人間みたいでおもしろい花瓶の世界が好きです。

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沢山ある花瓶の中でも思い入れが深いのは、今年の誕生日に父と兄からのプレゼントしてもらったiittalaの [ Aalto vase]

うねうねとしたフォルムが花を生けるのに難易度高そうだなと思っていましたが、使っていくうちに、何も考えずに思うがままに花を生けるのがいいんだなと気が付きました。

この花瓶の様にあまりルールが無い方が伸びやかに素敵な発想がでてきそうですよね。


04. 太陽に愛されるキャンディー

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●パリのヴァンヴ蚤の市で見つけたガラスのキャンディーたち

蚤の市をうろちょろしていると、大好きなガラスにばかり目が行く中で、このガラスでできたキャンディーの色とりどりでキラキラと可愛らしいその佇まいに魅了されました。

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ガラスは太陽の光ととても相性が良く、キラキラと光輝いているところを見る度に、これが一番美しい状態なんじゃないかな?と胸がトキメキます。蚤の市は外での開催が多いのでガラスの美しさを垣間見れるのが良いなと思います。

この写真のキャンディーの中からお気に入りを6つ購入して日本に連れて帰りました。


05. かつて少女だった大人の女性へ

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北欧ヴィンテージのガラスのオブジェからインスパイヤ―されたペンダントライト[ karamelli ]

kakkoで販売する照明のデザインに携わっているのですが、以前はスチール製の照明ばかりデザインしていました。

しかし、ガラスや色があるものが好きなので、今まで見たことがない自分の部屋に飾りたくなる様なペンダントライトを作ってみたい!という思いを出発点にこのペンダントライト[ karamelli ]は誕生しました。

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ドーム型のガラスシェードと外国のキャンディーの様な色とりどりのアクリルボール。
それぞれが連なった様子は小さな頃に遊んだキラキラしたビーズを思い出します。
その佇まいは、かつて少女だった大人の女性の心にトキメキを与えてくれるはず。

自分でデザインしておいてなんですが、可愛すぎてずっと見つめていたくなる照明です。

挿絵2

「偏愛ガラス道」、いかがだったでしょうか。
紹介しながら改めて自分の好きを見つめ直し、「やっぱり好きだなぁ」と実感。
まっすぐな時もあれば、蛇行していていたり、歩きにくかったりする、私の偏愛道。こちらもどんどん道を作っていきたいと思います。

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