今年の家計負担増「2万円」→「4万円」→「7万円」→「10万円」
もともと今年は「値上げの年」になると、昨年から言われていた。
エネルギー、食品、銀行手数料などのサービス料、が上がっていく、と。
そこに来て、ロシアのウクライナ侵攻だ。
年間の家計増試算も、2万円以上→4万円以上→7万円以上と、この1カ月で、試算のたびに上がっている。
そして、この負担は、低所得者ほど厳しい。
7万円以上の負担増となると、人によっては1カ月分の手取りがまるまる消える感じかもしれない。
私のような貧乏人は、途方にくれるばかりだ。
しかし、まだ独身だからいい。扶養者や子どもがいたりする家庭はもっと大変だろう。
昨日イオンに行ったら、もうトップバリュの安い食用油は売り切れていた。
すでに生活防衛のための「買い占め」が始まっている。
ウクライナでコロナの話題が後景にしりぞいた感じだが、そのマイナス効果も相変わらず効いてくる。
そして、コロナの改善があったとしても、それが所得増に結びつかず、外出や交際の増加で、むしろ支出増につながる可能性があるだろう。
貧乏だから、いいこともある。
節約が習慣化しているのは、この状況で助けになるだろう。
自炊が当たり前になった。安い食材がどこで買えるか知っている。
「習慣」は強い味方だ。自然に、「贅沢できなくなる」のだ。
退職してからの2年間が「助走」のようになって、有利なコンディションができている。
退職してヒマなのも有利だ。
仕事をしていて、時間がないと、どうしても外食になる。移動すると交通費もかかる。体裁を整えるため、服飾費、クリーニング代などがかかる。交際やストレス発散のための飲み代などもかかる。
所得があっても、それらの経費の値上がりで目減りする。
退職老人は、それら一切がかからない。
幸い、ヒマだからと、酒やタバコ、ギャンブルに走る習慣もない。
ただ、直接のエネルギー代、光熱費だけは、節約に限界がある。
今年度の冬は厳しく、家計にも厳しかった。
暖かくなると光熱費のうえでは助かるが、またどうせ冬が来る。次の冬の光熱費をいかに節約するか、今から考えておかなければならない。
暖かくなり、コロナが明けると、旅行に行きなくなるが、家計を考えると、しばらく自粛せざるを得ないだろう。
だが、私はまだ恵まれている。子どもがいて教育費がかかる家庭は大変だし、シングルマザーだったりするともっと大変だろう。
それぞれで防衛するしかないが、生活苦が治安の悪化など、社会不安につながらないことを祈る。
<3月12日 追記>
その後、負担10万円増の記事が出た。
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