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「ジェンダー平等」をいうマスコミにムカつく

「1日1回マスコミへの悪口」を言わないと寝覚めが悪い私である。

立民の女幹事長とか、選挙に落ちたくせにまだ顔をさらす辻元清美とかがまた「ジェンダー平等」を声高に叫んでいるようだ。

いや、ジェンダー平等はいいことです。どんどんやってください。

ムカつくのはそれを平気な顔で報道するマスコミ、特に新聞社だ。新聞社くらい「ジェンダー平等」が遅れた業種があっただろうか。

私がマスコミに入った30年くらい前、新聞社はまだ景気が良くて給料が高いので人気があったが、男女差別をすることでも有名だった。

入社試験の成績では女の方が優秀なのだが、女は入れたくないので大量に落とす、と噂されていた。特に記者職で、実際に入社するのは男8:女2くらいだったから、それは本当だったのではないか。

一つの説明としては、新入社員は必ず支局に配置されるのだが、その支局に女用の宿泊設備その他がないことが挙げられていたように思う。

また、「夜討ち朝駆け」の過酷な仕事だから、女に向いていない、という、「ブラック労働を性差別の理由にする」2重に問題ある業界だった。

最近になって、これ見よがしに、女を役員や部長に上げて「平等」に見せかけているが、ほんの10年前くらいからの間に合わせ、付け焼き刃、帳尻合わせだ。新聞社ほど女差別的であった業種はそうはない。某新聞社の社長は夜のクラブで「役員会」を開いていたと言われたほど、完全な「男の世界」であった。

昔はどの業種もそんな感じだったと思われるかもしれないが、私は出版界も知っている。出版界は昔からわりに男女平等な業界だった。女の役員や編集長も普通にいた。講談社の野間社長は創業家だけど女だったしね(今はその息子が社長)。

私が新聞社の組合で、役職者の男女平等を目指すべきだと主張したときの皆の冷笑を忘れられない。組合も、新聞社の女も、紙面では勇ましいことを言うが、社内では完全に「男支配」に屈していた。

他業種と比べても、新聞業界は女差別業種の最たるものであった。

私がムカつくのは、朝日新聞に育ててもらったような辻元清美は、それを30年前から知っているくせに、まったく言わない。

「政治は男社会。半分は女にせよ」と言うなら、「新聞社も半分は女にせよ」と言うべきだろう。しかし、そんなことは口が裂けても言わない。なぜならマスコミ、特に左派マスコミは味方だから、批判しないのである。

私は、同じ女議員だったら、小渕優子の方がまだ印象いいですよ。彼女はテレビ局出身だが、少子化相のとき、テレビ局の過重労働を批判していたからね。

辻元清美って、女に人気あるのだろうか。私の知る限り、サヨクのおじさんに人気がある。おじさんが「女はこういうのが好きだろう」と思うような女なのではないだろうか。

だから、与野党を問わず、おじさん層に一定の人気がある。辻元も、そういう贔屓筋のおじさんの悪口は言わない。

そういえばかつて亀井静香、今回は山崎拓という、(ジェンダー問題的にも)うさん臭さ全開の保守政治家が辻元の選挙応援をしたが、そうなるともう彼らは辻元から批判されない。辻本を応援した山崎拓は自民党除名処分が取りざたされたが(あれもうやむやで終わりそうだ)、そういう連中とズブズブの関係の辻元も問題なのに、朝日からも毎日からも批判されないのである。

一方、辻元に憧れて政治家を目指したという女は聞いたことがない。そういう点でも、辻元清美は私には「男支配」の一象徴に見える。辻本は「女、女」と言いすぎたから落ちたとか、維新の落選運動が汚かったとか、いろいろ言うが、本当に女に支持されていたら当選したはずであろう。女の有権者の方が多いのである。この手合いはすぐに被害者づらしてポリコレに訴えるから油断ならない。

マジで言えば、辻元が落ちたのは、ジェンダーでもイデオロギー云々でもなく、「世代交代」を人々が求めたからではないか。辻元も企業で言えば退職の時期なのだ。

田原総一朗が「立憲の代表は辻元がよかった」と言っていたが、このあたりの「老害」にはもうみんなうんざりなのである。辻元を復活させようという動きがオールドメディアを中心にあり、選挙民が選ぶならそれでもいいが、それだけメディアを含めた日本の若返りを阻害するだろう。

辻元も、前科をつけながらも、頑張ってきたのだろう。ご苦労様とは言いたい。しかし、30年で大したことはできなかったのだから、もうこれ以上若い人を妨害せず、引退すべきなのである。

マスコミへの悪口が辻元への悪口になってしまったが、とにかくマスコミとマスコミにくっついた奴らの偽善に、日に100回は腹が立つ。でも今日のノルマは達成したのでこれで終わる。


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