花器内ほたる

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最近の記事

漫画家・アニメ屋・思想家としての安彦良和リンク集

◇まえがき半年ほどかけて安彦良和を追ったが、ネット上に有益な情報がたくさんあった。 リンク集を作ってみた。 ◇全般ファンサイトに大いに依拠 Last-updata 2018-10-03 last update : '05/02/27 ◇その他

    • 「響け! ユーフォニアム3」の、高久ちえりさんを探してみた

      ■まえがき第3期が終わり、賛否両論毀誉褒貶甲論乙駁議論百出の状態だが、ある界隈は非常にザワついた。 そう、我が高久ちえりさんに注目する視聴者界隈である。 最終話直後、ツイッターの盛り上がりは凄まじかった。 よって、我が、ではなく、我らが高久ちえりさん、と言い直さなければならない。 この記事は、 の続きである。 今回は時刻まではメモしなかった。 一度見てメモしただけなので、見逃しはありそう。 記事の性質上ネタバレ注意。 ■1話・3年になって、久美子と同じクラス。アイコンタ

      • 黒澤明ユニバースを転生する俳優101人

        ■まえがき黒澤明全作品を見て、黒澤は映像的技巧派だと判ったと同時に、同程度に結構な割合で役者の演技任せだと感じた。 監督のコントロールフリーク具合と、役者の演技指導からの「はみ出し」のバランスこそが、黒澤明監督作品群の魅力だと思った。 平易にいえば、役者の顔を見るのが愉しかった。 志村喬や三船敏郎が常連だとは知っていたが、もう少し丁寧に、黒澤組の役者陣を把握したいと考えた。 ■方針・wikipediaの出演者情報をいったんtxtファイルにコピペし、手作業で改行を繰り返した

        • ちあきなおみ楽曲配信開始

          ■まえがきちあきなおみデビュー55周年記念として、デビュー日の2024年6月10日に、全シングルタイトル曲・全オリジナルアルバム曲332曲にライブ音源を合わせたのべ425曲の、デジタル配信が開始された。 私は友川カズキ経由で知った歌手で、代表曲を動画で追っていた程度だが、次に聴き込むのはこの人だと思い定めていた矢先の僥倖。 wikipedia情報をコピペして、Spotifyの配信状況を確認してみた。 配信されているものは太字で強調。 ■シングル ・日本コロムビア 雨に濡れ

        漫画家・アニメ屋・思想家としての安彦良和リンク集

          黒澤明監督30作品リスト

          ■前書き大学生のころにほとんど見たつもりでいたが、その備忘録を振り返ったら12作しか見ていないことが判った。 小津より黒澤派とか標榜していたくせに何という体たらく。 せっかくなので再鑑賞も含めて全作見てみた。 ※ヘッダー画像は「デルス・ウザーラ」より。 月と太陽は「明」を分解した図像でもある。 ■監督作タイトル、暗記用語呂合わせ俳句01 姿三四郎 02 一番美しく 03 續姿三四郎 04 虎の尾を踏む男達 05 わが青春に悔なし 06 素晴らしき日曜日 07 醉いどれ天

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          「フリップフラッパーズ」鑑賞メモ

          ■まえがき2024年2月14日、6月28日に藤本タツキ原作「ルックバック」が劇場アニメとして公開予定、と発表されたが、監督脚本キャラクターデザインを務めるのが押山清高と知って、「フリップフラッパーズ」を見返すなら今だと考えた。 2016年秋のテレビ放送で見て以来、数ヶ月おきに思い出してはいたのだが。 ただ見るだけだと、流し見になりがちなので、思ったこと連想したことを箇条書きでメモしてみた。 鑑賞自体二度目だし、ネット上の感想や考察も追記している(※部分)ので、ネタバレ。 タ

          「フリップフラッパーズ」鑑賞メモ

          「響け! ユーフォニアム」映画5作の、高久ちえりさんを探してみた

          ■まえがき2024年春アニメとして、「響け! ユーフォニアム」3期が始まる。 1期と2期は見たが、総集編劇場版、新作劇場版ともに未鑑賞だった。 3期予習のために総集編1作目を見ていると、人生最大級に惹かれた「リズと青い鳥」の鎧塚みぞれと傘木希美がちらほら映っていて、あー2期であんなふうになるのに一緒にいるー! と胸がざわついた。 で、「リズと青い鳥」を初めて見たときのことを思い出した。 みぞれが高く高く飛翔するようなオーボエを吹くのを聞いて、希美がぽろっと涙を流した少し後、話

          「響け! ユーフォニアム」映画5作の、高久ちえりさんを探してみた

          宮﨑駿「スタジオジブリ絵コンテ全集23 君たちはどう生きるか」メモ

          ■まえがき 「君たちはどう生きるか」の絵コンテを読んだ。 次に本編を見るときのために、目を引いた箇所をメモしておく。 以下、〈 〉は引用。  ■Aパート(カット1~220)007p ●カット112 064p 〈ドアをしめ部屋をよこぎり ここにヒザをおり サイドテーブルにお盆ごとおやつをおき お茶と貴重なカリントウ〉 夏子、眠る眞人のベッドサイドに。 本編ではシベリアに変更されていた。「風立ちぬ」で印象的だった。 ●カット170 088p 〈絶対に行ってみようとマヒトは思

          宮﨑駿「スタジオジブリ絵コンテ全集23 君たちはどう生きるか」メモ

          映画ドラえもん 42作 振り返り

          ■まえがきドラ映画を1期から3期に分けて、鑑賞した。 その都度活躍度や好みをメモしてみた。 以下に42作まとめた表を示す。 自分で言っておきながら、活躍度って何よ。 と思わないでもないが、せっかくなのでいくつか所感を書いてみる。 今回は以下のような表記をする(「のび太」を省略)。 ○1期 01 の恐竜 02 の宇宙開拓史 03 の大魔境 04 の海底鬼岩城 05 の魔界大冒険 06 の宇宙小戦争 07 と鉄人兵団 08 と竜の騎士 09 のパラレル西遊記 10 の日本誕

          映画ドラえもん 42作 振り返り

          映画ドラえもん 3期(26~42)活躍度

          ■まえがき2024年3月公開の「映画ドラえもん のび太の地球交響楽」までに全作見ておこうという個人的目標を、ギリギリで達成できた。 声優総交代というイベントで、あるいは単にドラえもんを必要としない年齢になったので、遠ざけていたわさドラ。 中年になって総覧できてよかった。 【注意】 以下、ひねくれた大山ドラ好きによる、多少口汚い表現あり。 ■凡例項目は8分類。  ドラ:  のび:  しず:  ジャイ:  スネ:  ゲスト:  メモ:  好み: 活躍度の採点は3段階。  2 

          映画ドラえもん 3期(26~42)活躍度

          熊倉献「ブランクスペース」の引用、連想

          ◇まえがき 熊倉献「ブランクスペース」にはたくさんの本が登場する。 単に雰囲気や目配せとして選択されているのではなく、内容と結びついている。 1巻の帯に、〈これは、想像力についての物語。〉とあるように、ただのいい漫画というに留まらず、過去の文芸作品を、源泉にしたり、仲間にしたりしている。 その上選ばれた作品が、どれも素敵。 備忘録も兼ねてまとめてみた。 たとえば「ボルヘス」で検索してみた人が、この漫画にふらっと辿り着いたらいいなと思う。 記事の性質上ネタバレご注意。 ◇方

          熊倉献「ブランクスペース」の引用、連想

          ダリオ・アルジェント監督が関わった、27作品の題名について

          ■まえがき・Dario Argento ・2022年、宮崎駿と同じく約十年ぶりに「ダークグラス」を公開した。生年もだいたい同じ。 ・江戸川乱歩に「残虐への郷愁」という言葉がある。 ・全部見たわけではなく8割程度だが、断然好き。 ・四半世紀前、行ける限りのレンタルビデオ屋で、VHSで漁っていたころは、インターネットを活用しきれていなかったので、 動物三部作って何のこと? とか、 魔女三部作ってどれ? とか、 なんでサスペリアの2と1とが逆なの? とか、 ゾンビとかデモンズとか

          ダリオ・アルジェント監督が関わった、27作品の題名について

          相米慎二監督13作の「引用」(主に劇中歌謡曲)などまとめ

          ■まえがき相米慎二が監督した長編映画は全13作。 所謂アイドル映画という企画なのに、役者虐め的な演出。 また妙にアングラな要素を盛り込む。 企画や映画文法からはみ出すところが面白い映画作家だ。 見るうちに気づいたのだが、やけに登場人物が歌を口ずさむ。 また全然必要なさそうな挿入曲が結構な頻度で差し挟まれて、その劇中における意味がわかりづらい。 さらにいえば、劇中で昔の映画をプロジェクタで投影していたりして、妙な感じがする。 ともかくも「引用する」ということに意識的な監督だ

          相米慎二監督13作の「引用」(主に劇中歌謡曲)などまとめ

          映画ドラえもん 2期(19~25)活躍度

          ■まえがき1期が我が少年期ドラだった。 2期はF先生没後の作品群で、遠ざけていた。 約20年を経てようやく大山ドラを全部見ることができた。 ■凡例項目は8分類。  ドラ:  のび:  しず:  ジャイ:  スネ:  ゲスト:  メモ:  好み: 活躍度の採点は3段階。  2 強烈  1 まずまず  0 言っちゃ悪いがいるだけ 好みの採点は、  A 大好き  B 好き  C まずまず ■19 1998 のび太の南海大冒険 ドラ:0 ポケット紛失(のための、とってつけたよう

          映画ドラえもん 2期(19~25)活躍度

          シアーシャ・ローナン出演作27本

          ■まえがき 唐突に癖(ヘキ)を語り出すことの気持ち悪さは判っているが、まあ自分のための備忘録なので自由にさせてもらう。 俳優を追うよりも監督を追う派で、強いて俳優追いを挙げるなら、ジャック・ニコルソンとかアル・パチーノとか、男優だった。 女優は二の次で、女性像はむしろ二次元で足りていた。 そりゃ思春期には三次元の、椎名へきる、中谷美紀、池脇千鶴に眷恋していた時期がないではないが、こと映画女優については、満遍なく。 三次元の女優ってスキャンダルで幻滅の可能性あるっしょ。 嫌いに

          シアーシャ・ローナン出演作27本

          映画ドラえもん 1期(01~18)活躍度

          ■まえがき当方、藤子不二雄ド真ん中世代、というには、少し遅れてきた者。 1983年生まれで、F先生ご逝去が1996年なので、F勃興期ではなくF爛熟期に幼年時代を過ごした。 小学生当時は「オバQ」「パーマン」には疎く、テレビアニメ「ドラえもん」一色で、ついでに「キテレツ大百科」「21エモン」も少し見ていたくらい。 もちろん原作漫画も好きになった。 当時ドラのてんとう虫コミックスは、40巻くらい刊行されていて、書店にて既刊を月一くらいでバラバラと集める途中、41から45巻が出版

          映画ドラえもん 1期(01~18)活躍度