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「フリップフラッパーズ」鑑賞メモ


■まえがき

2024年2月14日、6月28日に藤本タツキ原作「ルックバック」が劇場アニメとして公開予定、と発表されたが、監督脚本キャラクターデザインを務めるのが押山清高と知って、「フリップフラッパーズ」を見返すなら今だと考えた。
2016年秋のテレビ放送で見て以来、数ヶ月おきに思い出してはいたのだが。
ただ見るだけだと、流し見になりがちなので、思ったこと連想したことを箇条書きでメモしてみた。
鑑賞自体二度目だし、ネット上の感想や考察も追記している(※部分)ので、ネタバレ。
タイトル下のあらすじは公式HPより。

■第01話 ピュアインプット

進路に悩む中学2年生のココナは、志望校を提出できずにいた。そんな憂鬱な気持ちの中、謎の少女パピカと出会う。ココナの気持ちとは裏腹にピュアイリュージョンの冒険へと連れ出すパピカ。今までに見たことのない真っ白な世界に圧倒されるココナだったが、帰り方がわからず途方に暮れてしまう。そんなとき、突然巨大な樹氷が動き出した!?

・オープニング。
・少女と老婆の錯視の絵。首輪部分が口。
・町並み。
・ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」。
・ヤーコプ・フォン・ユクスキュル。環世界。→ココナの認識、知覚、感覚のズレのような。周囲とのディスコミュニケーション?
・授業。夏目漱石「文鳥」「夢十夜」。(確かにこのアニメ自体「夢十夜」っぽい)
※時計が「ルビンの壺」モチーフ。というか、パピカがココナに顔をぐーっと寄せたのを横から見た図、でもある。
・土管から、スタンリー・キューブリック「2001年宇宙の旅」みたいな、トリップ。
・種を目印に。すぐに食べられる。童話の。
・サーフィンで崖沿いチェイス。宮崎駿「ルパン三世カリオストロの城」。
・「風の谷のナウシカ」の、王蟲が次々海に入るところ。
・手を伸ばして、捕まらず、覚醒。庵野秀明「エヴァンゲリヲン:破」ばりに、髪色変わる。
・雪原の感触。作画とSE。川端康成「雪国」。
・樹氷。
・割れたメガネを手のひらに。碇ゲンドウ。
※眼鏡=主観的な世界の見え方。それが割れた。または、氷を砕く。
・ドクターソルトの容貌。ゲンドウもそうだが、「トップをねらえ!」とか「ゾンビランド・サガ」とか。
・エンディング。「プリンセス・プリンシパル」っぽい。もちろん「ヘンゼルとグレーテル」。歌詞「こっそりそっちを覗いたら、そっちもこっちを覗いてた」→ニーチェ「怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ 」
・雪のカマクラ。→C. Allan Gilbert「All Is Vanity」という騙し絵がモチーフ(二人の女性が、髑髏に見える)。
・夕方の光の感じ。
※ブーチャンことTT-392は、SF小説「ジェイムスン教授シリーズ」に登場する21MM-392が元ネタらしい。(ジェイムソン教授の脳を移植した機械人。円錐と立方体を組合わせたボディ。8本の触手。)
※錯視←あらすじ紹介〈あなたには、世界はどう見えているんだろう〉がそのままテーマ。

■第02話 ピュアコンバータ

目を覚ますとココナはいつもの自分の部屋に戻っていた。変な夢をみていたのだろうといつも通りに登校するが、パピカがクラスの転校生として現れる。幼馴染のヤヤカにかばってもらうも、しつこくピュアイリュージョンの冒険に誘い続けてくるパピカ。そんなパピカに驚いてペットのユクスキュルまでもが逃げ出してしまう。ユクスキュルを探して辿り着いた先は、耳や尻尾が生える不思議な世界だった!!

・本棚、見えそうで見えない。ちくま文庫はある。
・パピカ、なんちゅー服で転校生なのよ。
・保健室とか、学校内に差し込む光の表現。岩井俊二っぽい抒情……。
・掃除機から地下に落ちて、ポップカラー。主線も薄くなって(昔ならトレスの工夫)。ケモ耳シッポ。
・「ヨッシーアイランド」みたい。いや、「ゆめにっき」か。
※ユクスキュルのピュアイリュージョン。主体から見えている世界。→兎。
・歯が生えてカジカジ。
・檻で変身したユクスキュルと、マグマへ。
・エレベーターのボタンの順番。都市伝説。
・トマソン。押し入れの上下? 古田足日・田畑精一「おしいれのぼうけん」! あるいは藤子・F・不二雄「ドラえもん」感覚か。
※ロダン「考える人」(←ダンテ「神曲」)→赤瀬川源平「超芸術トマソン」(ex.無用階段)
※ドクターヒダカ→日高敏隆。「生物から見た世界」「動物と人間の世界認識─イリュージョンなしに世界は見えない」

■第03話 ピュアXLR

フリップフラップの基地でソルト、ヒダカ、サユリに言われるまま、ピュアイリュージョンへのホールを開く二人。だがたどり着いた先は、砂漠が一面に広がる荒野の世界。離ればなれになったココナを探し彷徨うパピカは不思議な住民達に助けられるが、その村も突如現れた無法者達に襲撃をうけてしまう。そして村人達を助けようとしたパピカの前に、謎の鉄仮面が立ちはだかるのだった!

・砂漠と石の町。
・ジョージ・ミラー「マッドマックス」か武論尊・原哲夫「北斗の拳」みたいな悪者たち。
・鉄仮面のここな(スケバン刑事)と、鳥山明「ドラゴンボール」なみの空中格闘。
・幼女の中身は。というびっくり。
・ますます「ドラゴンボール」っぽいキャラデザ。で、剛速球なレズハーレム。
※彼女の名前はウェルウィッチアというそう。植物の名前。和名はキソウテンガイ。
・ぶーちゃんダウジング。
・空腹から芋で復活って、やっぱり孫悟空。
・変身バンク。「プリキュア」? 「セーラームーン」? 「少女革命ウテナ」? クラシックバレエ?
・怪物と大砲で、エネルギー押し合い。気合い表現。「ドラゴンボール」のかめはめ波ぶつけ合い。
・助っ人3?人。「必殺仕事人」っぽい、ワイヤー。
・ヤヤカ。
・邪教。
※アスクレピオス。ギリシャ神話の名医アスクレーピオス。蛇杖は世界保健機関WHOのロゴマークになっている。

■第04話 ピュアイコライゼーション

ホールや変身が安定しないのはインピーダンスが合っていないからだと指摘され、お互いのことをもっと理解するためにパピカとの共同生活を命じられるココナ。しかし パピカの家と案内された先は初めてピュアイリュージョンへのホールを開いた土管を改築した土管ハウス?! こうして始まった二人の奇妙な共同生活だったが、果たして……。

・共同生活せよ、って、「エヴァ」9話「瞬間、心、重ねて」? インピーダンスってシンクロ率? 気持ち?
・夢。ホラー。川にボートで、少女。檻の形の木って面白い。
・パピカ制服で、お泊まりが楽しみ。もちろん鞄など持ってない。
・「マリア様がみてる」の「タイが曲がっていてよ」。
・美術室の、彩いろは先輩。唐突に、「魔女の宅急便」のウルスラみたいな。
・昼食。凸凹なのに平面っぽい中庭。棚田みたいな?
・土管の中にお泊まり。すごい生活感。クッションもりもり。
・夜。穴あき缶詰シャワー! ブリコラージュ! 子供の夢! からの身体作画……。
・朝。波に飲まれるホバーサーフの作画。無人島。海洋冒険もの。
・夕方。展開早い。空模様がズンズン。
・黄昏時の森の暗さ。
・夜空を見上げて、横並びで会話。初めてゆっくり話している? 家族の話。蓮の葉が枕なのがいい。
・筏で出発するも、ブラックホールに。呑まれながらも、イチャイチャ。
・強烈なアクションはない回だが、つなぎ回の中でも見所多い。
※この回は、togetterによれば、ピュアイリュージョン内を描かなくとも〈フリップフラッパーズ自体も物語類型によって駆動するピュアイリュージョンですよ〉と示す回なんだとか。

■第05話 ピュアエコー

“ごきげんよう”そこは女学生達が優雅な学園生活を送る秘密の花園。“ごきげんよう”それは永遠に続くリバイバルの呪文。今日起きなかったことが明日起こるはずも無く、世界は繰り返されていく。そして、ふとした思いがパピカとココナの胸をかすめたとき、時計塔の鐘の音が鳴り響いた─!

・校舎。真夜中。嵐。ホラー。鏡の手の跡。キューブリック「シャイニング」。ホラー三大要素ビックリ、オバケ、ループてんこ盛り。
・清楚系ヤヤカ!? 三つ編み。
・女学生らの闇の顔。Jホラー。逃げる二人の手が上向きでちょっと面白い。既視感があるが何だろう。
・屋上で、突然の血塗れ。ぶっ倒れ。
・顔は怖いまま、ご機嫌ようとお嬢様仕草。怖さにも可愛さを見出してしまう、見る側のリテラシー。
・激怖な球体関節人形。ループ。どちらも押井守「イノセンス」だ。
・ループ、「涼宮ハルヒ」の「エンドレスエイト」もこれくらい手際良くしてくれたら。
・窓の水滴の作画の凄さ! ランダムに雫が落ちていく。外からの光。
・と、感心していたら、窓にびっしり顔。一瞬。
・壁のどんでん返し。
・時計台の内側ってロマンよね。背景が伸縮する中(「まどかマギカ」の劇団イヌカレー空間)、駆け上りながらヤヤカに妨害で蹴られる、という凄い作画。激しく上下を移動。
・木の枝で変身って、幼児の感性よ。いい。
・エンドロールによれば、女子学生の声は押山監督!
※このピュアアイリュージョン世界は、紺野キタの漫画「ひみつの階段」が元ネタらしい。

■第06話 ピュアプレイ

敵の組織アスクレピオスの一員として“アモルファス”を狙うヤヤカ・トト・ユユ。一方、パピカとココナもフリップフラップとして対抗するが、奪い合いの最中にピュアイリュージョンの中で新たな”入口”を発見する!その奥へと進んだ二人だが、彼女たちは自分ではない別の誰かの追体験をし始めてしまい─!?

・祖母の眼鏡、ちゃんと顔の輪郭が小さくなっている。にしても毎回不穏。
・美術部先輩、絵にマニキュア使ったけど、自分の爪に塗る資格はない、と。
・「エヴァ」の使徒ふう蜘蛛型の敵。
・石の鳥居。「マインクラフト」のネザーの入り口みたい。
・あれ。昔の祖母?の眼鏡は輪郭を大きくしてるぞ。
・てか、普段の近未来感の舞台ではなく、家屋調度品にいたるまで昭和の日本な感じ(ファンタジー要素なし)。
・いや、ココナではなくイロちゃんと呼ばれているし、おばちゃんと読んでいる。(イロちゃんのご近所さんってこと。ミスリード。)
・パピカ?イロ?入れ替わり?
・という幻? 幽霊? 痴呆?……つらい。
・部屋の中で絵を描いている子と、外から来る子。少し藤本タツキ「ルックバック」っぽい。
・おばちゃんとマニキュア。序盤の美術部の先輩との関係は?
・「いろどりいろは先輩!」とふたりで名乗る。
・脈絡はわからないながらなんとなくわかって感動。他者の過去を追体験? いろは少女の自己逃避を、ココナとパピカに分けている? 他者の過去に干渉して名乗ったから、いろどり先輩の現実が変わった(マニキュアできるようになった)?
・石に縄……固く閉ざしている記憶、みたいなことか? 「止め石」というものがあるらしい。
・ミミのカケラを集めて、ピュアイリュージョンを解放して、トラウマや後悔を解消するって……どんな人類補完計画?
※学校に飾っている絵。ジョン・エヴァレット・ミレー「オフィーリア」。
※白雪姫のモチーフも。

■第07話 ピュアコンポーネント

ピュアイリュージョンの深部で体験したことは先輩の過去なのか?二人は真相を確かめようとするが、先輩の様子はいつもとどこか違っていて……。ピュアイリュージョンでの行いが、他の人に何らかの影響を与えてしまうのではと感じたココナは、ピュアイリュージョンに行くことを迷い始める。パピカはそんなココナを元気づけようとするのだが……。

・先輩が変わっちゃった。変えちゃった。いい話だなーと思っていたのに。後悔を昇華して創作意欲にしていたので、元がなくなった、ということ。その人をその人たらしめていた記憶に介入してしまった。
・摩擦。
・ヤヤカ忠告。地獄のイメージ!
・家。パピカそっくりの妹!?さすけねえ?(方言の東北弁で、「さすけねえ」 は東北弁の方言。「差し支えない」や「心配ない 」や「大丈夫ですよ」という意味。ごめんなさい・失礼しましたと言われたときに返す言葉)(町並みは郡山駅前スクランブル交差点)
・お風呂。毎回律儀に裸出すな。
・学校。男子生徒ふうパピカ。声の演技。
・カオス……片目闇パピカ。引き出しの爪切り(マニキュアを塗った爪の否定?元の先輩に戻ってほしいという願望?)。お嬢様パピカ。砂の城を破壊。しまむら。ツッパリパピカ。いちゃいちゃ。ぶりっこパピカ。現実が浸食。神社。少年パピカ。イケメンかよ。デビルパピカ。ホテルのキングサイズのベッドで添い寝。
・探す。エヴァっぽい駅(本宮駅跨線橋)と、電車。土手。夕方。地面に穴。
・手を掴まれる。お互い心配し合ってたことを表現する一話。
・ヤヤカの組織。
・ミミの記憶? ソルトの妻子?
・エンドロールの遊び。
※ココナ「ピュアイリュージョンって異世界だと思ってた…」ソルト「ピュアイリュージョンも全て世界はなめらかに存在している。しかし、実際にはそうではない。摩擦のないユートピアなど存在しない。摩擦は世界の真理だ」の、「なめらか」「摩擦」「ユートピア(理想郷)」などの単語や論理展開が、哲学者ウィトゲンシュタインを連想。人生の前半と後半で思想が変化。

■第08話 ピュアブレーカー

街は怪物たちのオンパレード!? 破壊され続けているこの街を守る一人のオッサン 彼はヒーローか、それともただのオッサンか? 2つのメカが一つになって、見ろよ生まれる無敵のロボだ 恐れるな、乱逆の力!発進せよ、ヴェルメリオン!!突貫だ、ブラウアズール!!! その時、敵か味方か、巨大トレーラーが爆走する フリップフラッピング!

・プール。水着の、じゃなかった水の表現。
・ココナの足枷?
・未来都市の夜。黒い中にカラフルな線。影響関係など皆無とわかってただ連想を書くが、「ヒューマン フォール フラット」(ふにゃべえ)っぽい。
・インコ?が、はとヨメ(ハグキ「ハトのおとめさん」)っぽく火を吐いて、変身。
・爆炎の表現。
・小さいオッチャン。というにはイケメンだが。ゴーグル姿が「甲鉄城のカバネリ」生駒っぽい。
・カケラが「ナウシカ」の巨神兵サイズに。いや「エヴァ」か。
・水着でキツキツのコクピットという新たな性癖。……てことは「トップをねらえ!」か。やはり水着のボディラインの表現は、重要だったのだ。
・いや乗り物はガンダムでいうコアファイターっぽい。
・と思いきや、合体。挿入歌。うおー「SSSS.ダイナゼノン」じゃん。まあ、同じ元ネタがいくつもあるんだろうけれど。(検索してみたら、フラッシュキングとフラッシュタイタンだとか。演出はグレートタイタンそのままだとか。)(ヴェルメリオンはポルトガル語の「赤(ヴェルメリオ)」。ブラウアズールはドイツ語の「青(ブラウ)」+ポルトガル語の「青(アズゥ)」)
・ヤヤカ、トレーラーで助けに来て、ツンデレ発動。てか運転手が似合いそう。トレーラー特有のデカハンドルに身を預ける風情。(あー双子が見限った)
・三人体制のロボ……サイズ的には富野由悠季「伝説巨神イデオン」か。
・「なあに芸術は爆発だ」いきなり岡本太郎。「ドラゴンボール」ばりに星の地表をエグってますがいいんすか。
・オッチャン=ドクターヒダカのピュアイリュージョン。まあ、そうよね。夢や妄想の中。(いや、ぶーちゃんのPIという説もある。双子がどちらも女子スク水着てるし)
・Cパートで、ココナ、パピカにミミと呼ばれ。不穏。落差凄い。パピカ「すき」、実はココナ自身を見ていない?……私の知らないあなたの恐さ。

■第09話 ピュアミュート

3人目のアモルファスの子供"ニュニュ"の登場により、アスクレピオスの組織内にも困惑が広がる。 ヤヤカに迫る最後のチャンス……。一方、"ミミ"の記憶を口走るパピカと、それを不信に思うココナの間にも不穏な空気が流れていた。 欠片をめぐる争いも激しさを増し、ココナはトトとユユと共に防衛トラップにつかまってしまう!

・双子に加わる、3人目!?ニュ。
・ココナわだかまりのためツンケン。喧嘩。
・真っ白で何もない空間へ。「ドラえもん」の「地平線テープ」を連想する遥かさの表現。ヤヤカのピュアイリュージョン。
・パピカ対ヤヤカ。アクション作画。ヤキモチ。百合修羅場。
・ココナは双子と別空間へ。和洋室?(※狩野山雪による老梅図襖) 休戦。窓からパピヤヤが見える。
・ぶーちゃんの脳をツンツン双子。
・ココナの不安を言葉で煽るユユ。
・過去回想。少女期に病院での出会い。壁に窓から木漏れ日と作画。
・病院の床に、足の影の描写。凄い映り込み。リノリウムってこんなのよね。
・病院の庭の花畑はベゴニア……花言葉は「片想い」「愛の告白」「親切」「幸福な日々」……。
・あの少女の隣がお前の居場所だ、と大人たち(アスクレピオス)に。
・アモルファスを奪えと双子。
・ヤヤカ対ココナ。氷?水晶?に映る記憶の像が、動くたびに壊れてゆく。熱く、冷たく、つらい。(仕組まれた関係だとしても、積み重ねてきた時間のほうが大事)(キャラデザ上本来は好みじゃないはずなのに、今一番ぐっときている。「まどかマギカ」の佐倉杏子に対しても、そうだった。役割と情の板挟みになる人を、つい好きになってしまうのかな)
・内腿にナイフを。できず。
・双子によるヤヤカ粛清。爆炎表現。
・Cパート、ミミは私のパートナー、というパピカ。ココナはクローン的な? 周囲の人が全員仕込まれた関係って、つらい。今がどん底であってほしい。

■第10話 ピュアジッター

負傷により治療を受けるヤヤカ、”ミミ”をパートナーだと語るパピカ、度重なる出来事に混乱を隠し切れないココナ……。 かつてより行われていたピュアイリュージョン研究の実態が徐々に明らかとなり始める。 さらに、フリップフラップの基地にアスクレピオスの襲撃が発生! 各自が脱出を試みるのだが、パピカとココナは途中ではぐれてしまい―!?

・ミミを挟んでココナとパピカ。繋いだ手を離す。
・パピカナ!? 時間を止められている!?
・ヤヤカのお見舞い。眼帯とか痛々しい。にしてもフランケンシュタイン花瓶ってセンス。
・ヤヤカが語る、人体実験。
・本部が襲撃される悲劇は「旧エヴァ」彷彿だが、さすがにそこまでではない。
・双子が明かす、ヤヤカ=スパイ。
・パピカが連れ去るココナ、初めてヤヤカが双子を足止め。眼帯で足止めって、もうアスカ。(ちゃんと花瓶持って逃げてる!いじらしい)
・パピカの過去回想。ミミ。大友克洋「アキラ」みたいな、見張られた関係。
・ショタソルト!
・パピカミミソルトで湖のピクニック。
・ココナにとっては、私は代わり!?誰でもよかった!?
・ココナ帰宅。祖母が立っている。ごめんなさいね、捕まえて。あんまり怪我はさせないでね。全部嘘だったんだよ。ココナはとてもいい子だから、全部許してくれるよね。ロボットだとは。
・そりゃ闇落ちするわ。家壊滅。祖母も。次々裏切られてもう、居場所なし。あー2話くらいの幸せに戻りたい。
・家庭も友人もすべて仕組まれているあたり、「serial experiments lain」終盤の絶望(世界崩壊感)も連想。

■第11話 ピュアストレージ

欠片が集まりココナの元へ―。現れたのはココナを守るというミミだった!? ミミの復活に感嘆の声をあげるアスクレピオスの面々は彼女を捕えようとするが、ミミの力はとても強大なものだった。 過去のパピカとミミそしてソルトたちの選択が、ココナの未来へと繋がって……。 ココナの姿で暴走するミミを目の前にして、パピカは決断を迫られるのだった!

・ココナ真の力発動? てかミミになってる。
・魔法力はシロツメクサがモチーフ。パピカとの幸せの記憶が。(花言葉は「幸運」「約束」。「私のものになって」叶わなかったら「復讐」)
・三人目にゅにゅの股の下からのカメラアングル。こりゃ「ストライクウィッチーズ」並みだわ。
・ヤヤカ復活。素晴らし。
・ソルトと、娘の姿を借りて蘇ったミミ、の会話。湖にて。
・「エヴァ」の碇ゲンドウとユイの逆?
・ソルト視点で追憶。大人研究者パピカ。マッドサイエンティスト父の実験装置エルピス(古代ギリシャ語で、パンドラの箱に残されたもの。希望の女神。転じて、予兆・予見の意)。(※カセットテープを巻き付けるリールが元ネタらしい。人間の記憶→カセットテープ、記憶の再現→プレーヤーでの再生、ピュアアイリュージョンへの干渉→イヤホンでの試聴、という対応関係らしい)
・女性ふたり逃亡。一年後に連行。足首に枷。「エヴァQ」の首輪を連想。
・ミミの赤ん坊。ソルト、4人で逃げよう。
・なんでパピカは若返ったのか。
・ミミ、娘への愛ゆえ暴走。あーユイ。
・円形に並ぶ板。ゼーレのモノリス。(リボンツイーターという高音用スピーカーらしい。)
・パピカ追いつく。が、もう一度、大っ嫌い。
・ココナの夢の舟の女は、母ミミだった。
・愛ゆえの搾取。所謂毒親。
・街が雪に覆われていく。「アナと雪の女王」? いや、確か第01話でも雪景色だった。ココナのまっさらな状態を表すピュアイリュージョン? あのときの王蟲はミミの防衛本能? 免疫反応?
・真相が続々と判明する回。
・やる気をなくしたパピカを、ヤヤカが叱咤。まるで「シン・エヴァ」のアスカとシンジ。
・新しい相棒関係。熱い。というか恋敵の背を押す。

■第12話 ピュアハウリング

ピュアイリュージョンの世界に閉じ籠ってしまったミミ。 パピカとヤヤカはココナを連れ戻すためにピュアイリュージョンへと向かうが、ミミの防衛トラップにより近づくことすら許されない。 次々と現れるトラップに苦戦する彼女たち。揺れる想いの狭間でそれぞれがみる世界とは―!?

・オープニングの、ソルトやミミの絵がようやくわかった。
・新しいアジトに、にゅにゅ(いつの間にこちら側に)、ヒダカ、女性、ソルト。
・ソルト、あとを任せる、アスクレピオスの箱を使う、と言い残して。まるでゲンドウ。
・ミミ魔女化。ますます「まどマギ」っぽく。
・来たことのある異世界に、順々に。今までのボスが強化して再登場。「ファイナルファンタジー4」の四天王とか、「5」のギルガメッシュとか。
・双子が教団員に「うるせえ。ヤヤカならそういう」。
・ヤヤカがフリップフラッピングで変身!! 素晴らしい。もう迷いはないのだろう。がんばれヤヤカ…お前がナンバー1だ!!(ベジータに倣って)
・ブーちゃんも変身!?マッスル!
・自分を取り戻そうと奮戦するふたりを、見ているココナ。
・ミミの精神攻撃。が、ミミもまた、分裂して、ココナを激励。というかそのミミ像は、ココナ自身なのかも。毒親の内面の分裂。
・ミミの声は茅野愛衣ママか。
・ココナとパピカの新変身。ウェディングドレスっぽいですありがとうございます。今まではアモルファスの欠片(ミミの力)で変身していたが、初めてココナ自身の力で変身。
・ミミ巨人化を、風船に穴を開けるようにして飛ばして、ラスト。さああと一話。あとは親を救うか??
・次回予告は絵コンテや設定画のコラージュ。「エヴァ」テレビ版終盤を意識か?

■第13話 ピュアオーディオ

(あらすじなし)

・幼かったころの、檻の中のパピカと、ココナの出会い。手を重ねたら檻が消えた。
・現在。ミミが怪物化。蛇ってことは楽園喪失とかもかかっているのか。お仕置き。ドクロのクリーチャーは使徒モチーフっぽい。
・世界の方も生命進化のタガがはずれかけている? 五十嵐大介「海獣の子供」を連想。というか環世界を題材としている「ウムヴェルト」「ディザインズ」もあるし。(※ダリやマグリット)いや、行われていることは「エヴァ」でいう人類補完計画。
・ソルト、装置エルピスを使って参加。ソルト裸体を、サユリさんが覆った手の隙間から見てる!
・ミミ、悪のフリップフラッピング変身。「ひろがるスカイ!プリキュア」における闇堕ちソラちゃんを思い出す。発表時期は逆だけど。いや、まあ「まどマギ」のほむらが同じ着想元か。
・ふたりで外を目指す、という「少女革命ウテナ」映画版のラスト。
・ミミ、ミレー(というかシェイクスピア「ハムレット」)「オフィーリア」。
・ココナを送り出して、パピカとミミが残って。
・目覚めたらサユリの部屋。「美少女戦セーラールーン」(セーラームーン)、「ma6 max」?(マッドマックス)、「砂と惑星」、「スクール刑事」(スケバン刑事)。ベン・ハー。
・学校へ。いろどり先輩!
・もう一度とびだして元の世界へ。もうピュアイリュージョンに行けないと思わせておいて、実はここがピュアイリュージョンだった。フリフラの現実世界もピュアイリュージョンなのではと思わせておいて。入れ子構造。ピュアイリュージョン=それぞれの環世界。荘子のいう胡蝶の夢でもあるか。
・母は自ら残る。母公認なんだナ。
・手を繋いで上昇。これはもろに宮崎駿「千と千尋の神隠し」。
・見送るヤヤカ。羨望と、諦めと、喜びと。ユクスキュル=うさぎ、ぶーちゃん=ショベルカー。ヒダカはデンパな人。学校はただの平地に。
・真っ白い雪にふたりの足跡。今までもエンディングの最後に出ていたが、自分の意思で踏み出したという表現なんだろうな。見方で世界は変わる。

■参照サイト

公式HP

wikipedia

押山監督による「フリップフラッパーズ」画像素材ツイートまとめ+後夜祭

フリフラ学園 ……いい感じのファンサイト

ぽんぽこニュース ……3話からだが設定資料のまとめあり

フリップフラッパーズ学概論・応用 まとめ ……理路整然とした考察

『フリップフラッパーズ』の学術的な元ネタまとめ!だまし絵、ユクスキュルの環世界説など


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